2003年08月27日(水) |
呼吸の五つの訓練(4,5) |
昨日の続きでしゅ
:::::::::::::::::::::::::::: 4、元気がでる呼吸 背筋を伸ばして楽に座り 目を閉じる
下をヨーガの定位置に つまり、舌先を前歯の裏側に軽くつけ そのままやや上方にずらして 前歯のつけ根のくぼみ(歯槽隆線)におさめる
練習のあいだ 舌はずっとその位置にとどめる (ヨーガの思想によれば そうすることでからだのエネルギー回路が閉ざされ 呼吸訓練中にプラーナが四散するのをふせげるという)
そして、大きく息を吸って 口を軽く閉じたまま 鼻から息を勢いよく吐きだす
呼気と吸気は同じ長さで短く行う
首のつけ根(鎖骨上部)の筋肉の動きは速く ふいごのように機械的に行う
実際、この方法のサンスクリット名は 「ふいごの呼吸」 を意味することばなのだ
呼気も吸気も 周囲の呼吸音が聞こえるはど勢いよくし 無理がなければ一秒間に三呼吸の速さで行う
最初の練習のときは 一五秒だけこの呼吸をつづけ あとはふつうの呼吸にもどっていい
練習をするたびにこの呼吸を五秒ずつのばしていき 一分になるまでやめないこと
一分でもかなりの運動になり 使う筋肉の疲れを感じるかもしれない
だが、感じるのは筋肉の疲れだけではない
ふつうの呼吸に戻ったときに 微妙だがたしかなエネルギーの動きが からだを駆けめぐるのを感じるだろう
私の場合はそれを とくに両腕に伝わる波動として またほてりとして感じ 同時に意識が変容し 疲労が解消することが多い
これは過呼吸 (二酸化炭素を過剰に吐きだすために起こる生理現象) ではないが 中枢神経系を活性化させる方法のひとである
ふいごの呼吸一分間できるようになったら 午後の一服として カフェイン飲料のかわりに使ってみたらどうだろうか
ハイウェイを運転中に眠くなったときなどは とくに役に立つ
やればやるほど それがつくりだすエネルギーを感じるようになる 呼吸法である
5、くつろぐ呼吸 背筋をのばした座位でも 仰臥位でもいいし 立位でも歩行中でもできる呼吸法である
舌をヨーガの所定の位置おさめて 練習が終わるまでそのままにしておく
まず 思い切り口から息を吐ききる
ため息のような吐く息が聞こえる程度に長く吐く
それから口を閉じて 鼻から静かに息を吸いながら こころのなかで四つ数える
つぎに息をとめたまま七つ数える
そしてため息のような音をたてながら 八つ数えるあいだに口から息を吐く
これを四回くり返し ふつうの呼吸にもどる
舌先を所定の位置につけたまま 口から息を吐くのがむずかしければ 唇をすぼめるといい
すぐにコツがつかめるようになる
呼吸の速さ・遅さは重要ではない
重要なのは呼気・保持・吸気の 4対7対8の比率である
無理なく息がとめられる時間を基準にして 吸気と呼気の時間を調整すればいい
練習を重ねていくと自然に ゆっくりした理想的な呼吸ができるようになる
一日にこれを二回行う
この呼吸法と相性がいいと感じた人は 一ヶ月後には一回のサイクルを四回から八回にふやし やはり一日二回行うといい ::::::::::::::::::::::::::::
息を長く吐くコツですが・・・ わたしの場合は
舌を前歯の裏につけ 歯の間から息をもらすように 「スーーーーーッ」 っと吐いていきます
不安や感情的な動揺を感じそうになったら 「くつろぐ呼吸」 を思い出したらよいそうです(*^.^*)
|
|