三楽の仕事日記
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2011年09月28日(水) 模擬授業から学ぶ

 今日は、課長とともに出かけて、ある相談事から仕事開始。1時間ほどで戻り、いつものように業務。ある構想案づくりに時間がかかる。いつもの基礎データづくり。予想外のことが発生。しばらくは待つしかないと判断。

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 蟹江小へ。来年2月の品川フォーラムでは、3つの授業提案がメインとなる。その授業の一つを蟹江小で10月に行っていただく。今日はほぼ出来上がった指導案に基づいての模擬授業実施。そこに参加させてもらった。というか、主催者側として模擬授業の実施をお願いしたというわけだ。

 品川フォーラムに向けて、野口芳宏先生の追試を一宮地区、有田和正先生の追試を海部地区、志水廣先生の追試を知多地区で準備を進めてもらっている。

 海部地区でも特別チームを組んでいただき、有田和正先生の超有名な授業「バスの運転手」の追試、「コンビニの店員」の授業構想が出来上がった。事前に送られてきた指導案を見て、詳細な検討の跡がよく分かって感激。楽しみにして、蟹江小へ出かけた。

 17時から教室で模擬授業開始。まったくインフォーマルな会なので、授業者の西山先生、特別チームリーダーの浅野校長先生、大西さんと僕、そして2,3人の先生方…と思って教室に入ったらびっくり。校長先生、教頭先生をはじめ、20人近くの先生方が子ども役としてご着席。大感激。模擬授業を仕掛けた責任の重さをズシリと感じながら説明。

 模擬授業について説明をします。先生方は子ども役です。子どもになりきって、西山先生の授業を受けてください。ただし、子どもにとって質問が分からないぞとか、ここではこういう一言があった方がよいとか、この投げかけはとてもいいなど、授業の進行を止めてもけっこうですので、自由にご発言ください。大西さんには時々授業解説をしていただきます。

 このように話して始まった模擬授業。まずは僕からツッコミ。「西山先生、今、子どもの発言を黒板に順次書かれましたね。その時の先生のアクションなのですが…」といった具合。大西さんが僕の意図を受けて解説。

 これでほぼ模擬授業のねらいを理解していただいたようで、驚きの状況が始まる。
 皆さん、次から次へ発言。

 「一言褒めてもらったら、もっと発言しようと思ったのに」
 「店の名前は意図的にその位置に書いたの」
 「もっと限定して聞かないと…」
 など、次から次へ。
 授業者の工夫には「おお!」という声を出していただき、
 子ども役でも、その価値をしっかり認められる先生方。
 「?」という発問には、急に無反応となる先生方。
 このあたりは容赦ない(笑)。
 
 これほど皆さんが協力的&積極的にかかわっていただけるなんて!感激が続く。
 若い授業者を育てようという先生方の気持ちも伝わってくる。
 とてもエネルギーが高い先生方の集まりに、大西さんともども感心しきり。

 ピタリ1時間30分で終了。十二分な模擬授業の成果あり、提案授業に手ごたえあり。
 僕の頭の中では、すでに品川フォーラムの絵が浮かぶ。
 有田先生が、この「コンビニの店員」授業を見て、
 にこにこされながら、つぶやかれている様子が目に浮かぶ

 さらに授業の楽しみが増した模擬授業。その後、30分間、校長先生らも加わっていただいて、本番に向けての作戦タイム。この内容は秘密(笑)。

 近鉄蟹江駅から自宅までの1時間余。頭に浮かんでくるのは、今日の模擬授業のことばかり。ちょっと興奮状態。授業づくりの面白さ&教師集団のエネルギーで、あのような時間が生まれたのだよな、と振り返り。今日も皆さんのおかげでとても良い時間をいただけた。大感謝。


 


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