三楽の仕事日記
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2010年09月05日(日) ネタは「つる」と「食道アカラシア手術」

 今日は地元・東田中三ッ山会で依頼を受けて落語口演。50分の高座。

 これで何度目だろうか。記憶があるだけで3度目の訪問。同じネタでは申し訳ないと思い、新ネタに挑戦。といっても、まずはここのところ喋り慣れた「食道アカラシア手術日記」。高座では初披露。どこまで笑っていただけるものかと思い、話し始めたが、期待以上に皆さん真剣に、ギャグでは大爆笑。おかげさまでメリハリのある高座となった。このネタでも受けると自信を持つ(笑)。

 いつものようにまくらを40分ほどして、最後は古典落語。「つる」のネタ卸。昨晩、噺の流れをちょっと確認した程度。一度もネタ繰りもせず、みなさんに聞いていただくのだから失礼極まりない。ネタに入る時に少々躊躇したが「食道アカラシア手術日記」があれだけ受けたのだから、「つる」が人情噺になってもいい(笑)と語り始める。

 今日の「つる」は、楽屋で30分ほど待ち時間があって、その時にふと思いついた展開を試してみる。桂米朝師匠は、「つる」には落語を演じる時のすべての基本がつまっていて、とてもよい噺だと言っているが、噺の流れには納得できないところがある。

 博学という設定のおやっさんが、「つる」の謂われを「オンがツーと飛んできて・・・、次にメンがルーと飛んできて・・・、つる(ツル)となったのじゃ」と言うのは納得できない。そこで、おやっさんがアホに煽てられ、知らないと言えなくなってしまって、無理から思いついた話という状況をもっと鮮明にしたらどうかと、楽屋でふと思いついた。

 このことを腹に据えて、その場で噺を作っていくという乱暴なことをしたが、期待以上に笑っていただけて、この「つる」の解釈もありだな、と妙な自信を持つことができた。もっとも、いつものようにお客様に助けられての高座。「気持ちよい時間を与えていただきました」と感謝して楽屋へ。

 すぐにお一人の方が訪問。親戚の方が僕と同じような症状で長年苦しんでおられるとのこと。詳しくお聞きする。どうも「食道アカラシア」とは違うように思ったが、僕の話をお聞きになりたいのなら、どうぞご連絡くださいとお伝え。ひょっとしたら人助けになるような話をしたのかもしれないと思うと、これもうれしいこと。


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