三楽の仕事日記
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2010年01月24日(日) 事前GC研究会に参加

 「香山リカ的学力論」(香山リカ著、フォーラムA)を読む。ご存じの精神科医が語る学力論は(僕の予想に反して)現場のことをよくとらえた上での論だった。香山氏は子どもにつけたい力を3つ示している。

1 真理・真実への信頼(ニセ科学、悪徳商法などだまされやすい人が多い。得なものや役立つもの、わかりやすいものにすぐ飛びつかないで、疑う、つっこみを入れる、検証をする、そういうクセをつけてほしい)

2 想像力(自己中心性と万能感の修正が適度にできない。想像力を高め、共感することを習性としたい)

3 自己肯定感(教育全体を通してもっとも大切なこと。想像力、他人への共感の基礎)

 僕は、以前から「想像力の欠如が世の中の様々な問題を引き起こしている」と思っているので、香山さんの主張には大賛成。自己肯定感は、本課が不登校防止において重要視している要素。今年度は名古屋大学の協力を得て、自己肯定感の変化を測定するアンケートを提案できる運びになっている。我々の取組を後押ししてもらっている気持ちになり、一気に読めた本。

 愛知県美術館に出かけ「大ローマ展」を鑑賞。壁画・彫刻・工芸などの古代コーマ帝国の遺産を見る。まさに「ローマは一日にしてならず」。人類の偉大さを感じる。

 明日は愛教大附属名古屋中学校でGC研究会。残念だが参加できず。せめて事前研究会?懇親会?には参加しようと会場へ向かう。

 宮崎、佐賀、静岡からの皆さん、飯島先生+ゼミ生、附属中のメンバーで、明日の授業について論議。当然、アルコール量に比例して話は盛り上がる。気の毒なのは授業者。明日は「授業A→協議→授業A’→協議」という展開。つまり授業Aを行った後、ただちに協議。それを受けて、同じ授業者が授業Aと同じ内容の授業を他のクラスで行い、再び協議をする。授業者のプレッシャーは相当なもの。このような研究会を行っているのは、知る限りではGC研究会のみ。堂々と受けて立つ附属名古屋中数学科も立派。


2009年01月24日(土) こまきみらい塾「落語に親しむ」第2講
2008年01月24日(木) 分析プログラム問い合わせあり
2007年01月24日(水) 立命館小学校のすごさを見る
2006年01月24日(火) 年休の1日
2005年01月24日(月) モデル事業の在り方について考える
2004年01月24日(土) 落語から学ぶエコライフ
2003年01月24日(金) 今週視察三つ目