三楽の仕事日記
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2008年02月09日(土) 笑顔は無限力

 昨日のシンポジウム資料に同封されていた日本教育工学協会ニューズレター(2007、vol3)を読む。「堀田龍也先生の提言」は、まったくその通りだと思った。

 ICT活用が学力向上に効果があるということは、およそ世界的な合意である。単元や学習場面によってICT活用が学力向上に寄与する程度に違いがあることもまた自明である。したがって、ICT活用が学力向上に効果があるか、それはなぜかということを明らかにするためにさらに実証精度を上げることよりも、むしろ実際にICTを活用して学力向上ができていると「学校現場の教員が」感じる事例を多数集め、その事例を成立させていると考えられる情報を整理し、学力向上のためにICT活用しようと考えている学校現場の教員に提供することを優先すべきだと思う。地方自治体には、「活用するか怪しいから導入しない」のではなく、「導入し活用を促進する」ことを前提にしたビジョン主導の施策を期待したい。

 僕は、特に「その事例を成立させている情報」に期待したい。これは「授業力」そのものになると思う。

 「笑顔は無限力 仙人は今日も笑っています」(炭師・原伸介著・文屋)を読む。原さんは、1972年生まれ。現在は、専業で炭を焼く傍ら、「かっこいい大人が増えれば若者は夢を持てる」という持論のもと、職人・百姓のかっこよさを若者に伝える活動に命を燃やしている人。この書籍は、中学校で開かれた講演「若者よ、夢は必ず叶うのだ」がベースになっている。「教育は夢を与え、その実現に向けて力を与える仕事」と言った人がいたが、原さんは、己の生き様を語ることで、これを実現しようとしている。感化される子どもも多いことと思う。僕が校長なら、すぐにでもアポをとって、学校に招聘したい。

 久しぶりに市民センターにある図書室に行く。いくつかの本を検索して予約。「ガセネッタ&シモネッタ」(米原万里著)を借りてきて読む。米原さんは、ロシア語会議通訳者。「同時通訳の現場には喜劇の条件が揃っている」という本帯のとおり、面白いエピソード満載。プロの通訳者の凄さも知る。


2007年02月09日(金) すべての事業所を巡回して
2006年02月09日(木) コミュニティ・スクール推進フォーラム
2005年02月09日(水) あちこちからお声かけあり
2004年02月09日(月) 新しい学校づくりプレゼンテーション
2003年02月09日(日) 藤島団地での落語会