三楽の仕事日記
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2005年04月01日(金) 新年度が始まる

 8:20市役所にて着任式。教育長訓辞。学校組織がいかに力が発揮できているか問われていること、セブンイレブンの最高経営責任者の鈴木敏文さんの話から「子どもの立場で考える」ことが大切であるという2点について。

 10:00転任者挨拶。第1回職員会議。教育目標から始まって、組織、担当などを一気に提案。ここ数ヶ月考えてきたことを一気に話した。

1 教育目標の中で、特にこれを!
 ・ 学び続ける生徒 → 授業の中で、個に応じた背伸びとジャンプの設定を!
 ・ 自主自立 → どこまでやらせて、どこで指導するかの明確化を。
 ・ 何と言っても信頼が基盤  欲しい「義理と人情」の世界。
 ・ 生徒も教師も保護者も地域も、共に学び成長する仕掛けをつくろう。

2 エネルギーを高めあう職員同士の明るい挨拶を。心のオープン化から学び合う集団はできる。

3 元気な挨拶ができる明るい子どもにしたい。
  校門を通る子どもたちは、まるでリストラになりそうな会社員の出勤風景。視察者が廊下を歩いていても、へっちゃらでぶつかる不届き者。状況把握力は重要な社会力。

4 IT、エディコムマネジャーの積極的な活用を。
  9月には担任用にノートコンピュータ配当。来年度には全職員に配当予定。通知表、名簿等の一元化、朝の打ち合わせの短縮化。ITを気軽に使って豊かな授業づくり。
 
5 なんとしても無駄なものを省きたい。より良い授業づくりに時間がさける、考えることができる余裕を生み出したい。

6 外圧ではなく、内部改革で学校は変わる。制度改革はあくまでも外からの変革。本物の力のつく公立学校としての存在を目指したい。これまでの慣習にとらわれない学校改革。

7 研修体制=不平等宣言。経験、力量に応じた一律でない校内研修。いつでもどこでも現職教育。

 さすがに疲れた。そして運営委員会でここ1週間の動きを検討。

 午後はネットの設定や文書決裁などで、あっという間に時間が過ぎる。学校HPに3つの記事投稿。携帯サイトオープンPRも。学びの場com原稿チェックでファックス。校長会の教育研究担当が決まる。今年も音楽。やるしかないね。さっそく諸連絡。

 夕刻から通夜のお手伝い。帰宅。真夜中に原稿書きをしたため体のリズム変調。若くないとあらためて自覚。ウトウト状態。重いメールが届き、目が覚める。熟考。


2004年04月01日(木) 校長1日目
2003年04月01日(火) 明るく元気よく、そして厳しく