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2003年10月09日(木)

塩害

あーーーっ
今、ゴミ回収車が来て気付いた。
今日は缶・ビンの日じゃないかっ!出し忘れたっ!ショックだ・・・

さて。オヤツを食べるという習慣が無い私。
空腹時に買物をする事が多い為、時々チョコパイとか生クリーム類とかゼリー・ヨーグルト・プリン類を買ってくるが。
御飯を食べてしまうと、一旦冷蔵庫に仕舞われたそれらを、なかなか食べようと思わなくなる。
よって、私がデザートやオヤツと称する物を食べるとしたら。
休日の昼御飯代わりもしくは、寝る前の小腹が空いたときになる。
いつも賞味期限ギリギリ。ヘタすると1-2日過ぎて食べる事も多々ある。
お菓子類になると賞味期限を気にしないが為に、一ヶ月とか平気で放置してしまう。

そんな私が最近、珍しく嵌っているお菓子がある。
岩塚製菓の「ふわっと」。ドデカい空気パンパンの袋に入ったせんべいだ。
検索してみると、「ふわっとこむ」というサイトまであった。
袋の大きさも3種類で、味も3種類あるらしいが、私は一番デカいのしか知らない。
味も「やわらかえび味」のみだ。

もう、今の一番のお気に入りだ。大好物だ。食べ出すと止まらない。
いけないと思いつつも、ベッドの上にティッシュを引き、映画を観ながら食べつづけてしまう。
それは、大概、夜中だったりもする。風呂に入って歯を磨いた後ってことだ。
以前、テレビで「美味しい物を食べるとハッピネスホルモンが出る」から歯に良いと聞いて以来、私はそのまま眠っても良しとしている。
(解釈間違ってたりしてという不安が無きにしもあらずだが)
よって、塩で汚れた手を洗っても、ハッピネスホルモンを流すような事はしない。
するとどうなるか。
寝て起きた時には唇がガサガサ。
ましてこの季節だ。そりゃそうだ。

先日、母上から電話があった時に、以下のような小ネタを披露された。

「洋服の入れ替えをしていて、何気にお臍に触ったのよ。」

と彼女は言った。
なんで服を入れ替えてる最中に臍に触るのかは聞かない事にした。

「そしたらね、なんかグチュグチュってするの。取りあえずティッシュで拭いたのよ。」

唇ガサガサの娘に対し、18歳年上の母上は臍がしっとりしすぎだと申す。

「なんか、拭いたら血が出ちゃって。思わず、私のヘソ、腐ってきたって思ったのよ」

・・・・・・・ヘソが腐っただと?
だとしたら、一大事じゃないのか?普通、慌てるんじゃないのか?
何をそんな冷静に面白おかしそうに語っているのだ?

「でもね。しばらく経ったらまたダメで、お父さんの何か薬を塗ってみたのよ」

父上が残した薬という所から、きっと期限が怪しいものだと分かる。
それに、それ。ほんとに皮膚の薬なわけ?という疑問も。

「擦り傷とかって書いてあったから塗ったんだけど。夕方になっても直らなくてね。」

そこまでバカじゃない。ちゃんと皮膚の薬だと主張したいらしい。
まぁ、多分。効くかどうかはともかく。塗って問題の無い薬なんだろう。
っつーか、腐ってたら大変だから病院に行けってっ

「でね。○○さん(古い知人)に電話で話したら、「貴女それ、赤ん坊がおむつかぶれと一緒よ。シッカロールの方がいいわよ」って言われたのよ。」

シッカロールは汗腺を塞ぐとかで一時期良くないと言われてた記憶があるが。
っつーか、赤ん坊なんてん十年前から居ない家にシッカロールがある訳ないだろ?

「ちょっと捜したら、何故かシッカロールがあったから塗っておいのよ」

何故かあったって・・・ケロっと。。。ほんと、何であるんだ?
それこそ、それ。何年前の?大丈夫?

「そしたら、直ったの。」

直ったんかっ!

「考えてみたら、その前の日に○○湯にヒロコと行ったのよね。」

ヒロコとは、母上の姪っ子だ。確か20代前半だったような気がする。

「ほら、お風呂だから見ようと思わなくても裸が見えちゃうじゃない?あの子、お腹の横ら辺になんかアザみたいなのがあって。タオルで隠してるのよ」

母上・・・ちょっと変でないかい?
見ようと思わなきゃ、隠してるんだから見えなかろう?

「あたしったら、あら、キスマークかしら?とか思っちゃってさ〜ハハハハ」

笑ってるよ・・・

「でも、聞くに聞けないし、彼氏は居ないって言ってるからさぁ」

彼氏が居ないとキスマークはつかないと。なるほど。

「そしたらね、あの子から言い出して。会社の制服がなんだかキツくて汗疹が出来たって言うのよ」

ああ、そういう事はあるよね。私も気付いたら痒くて跡が残った事があるし。

「確かに、お腹ら辺にはポツポツそれらしいのがあったんだけどねぇ・・・」

疑いは晴れてないらしい。
っつーか、ヘソの話からいきなり何の話だよ?

「あ、そうそう。それでね。そこって死海風呂とかって塩が一杯入ってるお風呂があるのよ。そこで散々ぷかぷか浮いた後にサウナにも入ってね。結構いいわよぉ」

私はサウナは好かん。空気で具合が悪くなりそうだ。

「そんなに高温のサウナじゃないのよ?」

いや、どっちにしても、どうも私は裸で入る大浴場系は神経質で苦手なんだ。

「でね、夕方に入ってきたもんだから、その晩はもういいだろうと思ってお風呂に入らないで寝たのよ」

歳とると、あまり石鹸とか使わない方が皮膚に良いって言うしね。いいんじゃない?

「それがいけなかったのね。」

ん?何がいけなかったって?

「塩がすごかったじゃない?」

じゃない?って言われても知らないが。死海風呂のことか?

「どうも、その塩がお臍に残ってて。それ知らないで擦って血が出たみたいなのよ」

相当奥深いヘソをお持ちのようで。
子供の頃、出っ張ってはいないが中味が浅く見える私のヘソを、「しじみだ」と我姉妹が言ってたことは、言わずにおこう。
それが、大人になるに連れて凹んできたのは、腹の脂肪かもしれないことも言わずにおこう。

つまりはだ。
身体についた塩は、どこであれ。
ちゃんと洗い流さないと酷い目に合うということなのであった。

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