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2003年09月19日(金)
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| 赤の他人に「特別に」って言われてもね |
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いや〜、朝っぱらから非通知のセールス電話取っちまった。 非通知拒否を仕事上出来ないが為に、こんな事はたまにあるのだけれど。 久々に、「なんじゃ?この会社?」と頭にきた次第。 おかげで、次に非通知でかけてきた電話会社の方は、あまりにも不機嫌な声で出た私にビビっておられた。 申し訳無い。いや、申し訳無くないか。 その内容も「ご連絡が遅れて申し訳ございません」だったからなぁ。
メールでも最近、「おめでとうございますっ!商品券が当たりましたっ!」みたいなのが送られてくる。 こっちが望んでも居ないのに、勝手にメール送ってきて「貴方は選ばれました」と書かれても、正直、物凄い不信感を持つだけで嬉しさのカケラも無い。 これはまだ、どっかの懸賞に応募した際に購読を希望してしまったどこかだと分かるからいいのだけれど。
問題は、今朝の電話だ。 会社名が分からない電話だった。 最初に言ったような気がするので、言ってないとはいいきれない。 ただ、それが社名かどうか分からない早口で、聞いた瞬間にはリサーチ会社の一種だと思えたのだ。 記憶に残った出だしの言葉を、ネットで早速検索してみた。
「ダイチマオ」&「イメージキャラクター」 (実際には、当然漢字だが、ファンの人が検索して来ると申し訳無いので、あえてカタカナにしとく。)
最初会社名が知りたいだけだったのでYAHOOで検索。 引っかかった会社はただ一つ。ステなんとか化粧品。 でも、もしかしたら違うかもしれないので、今度はGoogleにて社名で検索。
出ました出ました。幾つものBBSでの被害報告が。 私と全く一緒のトークだったので大笑い。 更に徘徊してみたら、元カウンセラーの方の書き込みに大笑い。 一字一句マニュアルがあるだけじゃなく、
「間をあけず息継ぎも出来るだけ少なくと指導されているのです」
ってさぁ。採用試験で肺活量も測られそうな会社だ。
ちなみに、記憶の限り、その流れはこうだった。 相手は、ヤマシタと名乗ったので「山」とすると・・・
山:「ヤマシタと申しますが、○○さん(私の下の名前)いらっしゃいますか?」
私:「はい。私ですが。」
山:「こちら・・・・・で、勧誘やセースルの類ではありませんので、少しお話を聞いていただけますでしょうか?お時間は取らせません」
私:「はぁ・・・」
山:「只今、お電話が繋がった方にだけ特別にご紹介をさせていただいているのですが・・・」
こっから、多分、商品の説明が始まった。 多分というのは、あまりにも息継ぎしないから何を言ってるか分からないのだ。 句読点の無い、平仮名だけの文章を読んでいるようなものだ。 秒数は測ってないが、受話器から耳外してもいいだろうと思わせるほどに長かった。 現に、一度耳を外しかけたのだが、その瞬間に相手が息継ぎをしたらしく黙ったので、一応、「はぁ・・」と相槌を打つと、また始まり。 再び受話器を置いてしまおうと思った瞬間に、
山:「・・で、今回お電話が繋がった方にだけ特別に無料サンプルを送らせていただいているのですが」
と言われた。ここで、やっと結局勧誘じゃん?と気付いた私。 まともに話を聞いてなかったので、それが化粧品かすら分からずに尋ねた。
私:「あの、一体、何の会社なんですか?内容がよく分からないんですけど」
山:「化粧品のご紹介でして、今回お電話が繋がった方だけに特別に・・・」
(話の途中でさえぎり)
私:「いや、っていうか、どこで私の電話番号を知ったんですか?」
山:「それは、リストがありまして。お電話が繋がった方にだけ・・・」
(また、さえぎって)
私:「リストって、どっから電話番号を入手したんですか?」
山:「ですから、それはリスト会社から」
私:「リスト会社ですか?」
山:「そうです。お電話が繋がった方に特別にサンプルを送らせていただいて・・・」
(三度さえぎって)
私:「送らないで下さい」
プープープー・・・・・
無言のまま電話を切られ終わり。
非常に不愉快きまわりないどころか、電話番号を他から入手した事を平気で言うところに恐怖感さえ覚えた。
某巨大掲示板に書いてあったのだけれど、人によっては「通販を利用された方の中から」と言われるケースもあるらしい。 通販なんて、私はしばらく利用していない。 最初は無料で送られてきたカタログも、もう届かなくなっているぐらい前だ。 恐ろしいったらありぁしない。
物自体の評判は悪く無いみたいだけど、どうやら乾燥肌向け? だったら、乾燥しないのでますます要らない。
しかも、気に入ってる人でも高すぎて続かないと嘆かれておる。 余計にいらない。っていうか、無理。
更に、場合によっては断っても勝手にサンプルとビデオを送ってくるらしい。 私は最後まで聞かなかったのだが、「無料」と言いつつも最後の最後に「送料は自腹」と言われるのだそうだ。 振込用紙も勝手に入ってくるという。 全く持って、いらな過ぎる。
「特別に」という言葉は、人の優越感みたいな心理をくすぐるのもしれんが。 どうしても私は、夜の町でオジサンに「アナタ、トクベツネ」と片言の日本語で言う人々を連想してしまう。 私にとって、知りもしない赤の他人に「アナタ特別」と言われる事ほど、不気味な事は無い。
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