2017年02月07日(火)  本日情報解禁。映画「嘘八百」

本日情報解禁。堺が舞台のオリジナル脚本を『百円の恋』の足立紳さんと。

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「堺で映画を」は長年の夢でした。いろんな方にも言っていただきました。
でも、作って、町の人たちが満足しておしまいの閉じた映画にはしたくなかった。
せっかく作るなら、堺から全国に、世界に飛び出して、面白がってもらえる作品にしたいなと。

その願いが、願った以上の形でかないつつあります。

『百円の恋』の武正晴監督と脚本の足立紳さんとの出会いがあり、一緒に堺を舞台にしたオリジナル脚本作りがはじまったのは2年前の1月。
堺での取材を重ね、じっくり脚本を育て、堺でなければ生まれなかった物語ができました。

『百円の恋』コンビが堺と出会って、八百倍に!

タイトルは『嘘八百』ですが、本物を追い求める男たちの熱くて愛おしい物語。
「もののはじまりなんでも堺」と言いますが、縁あって堺で出会った男二人が新たな何を生み出し、自分たちも再生する、その悪戦苦闘を人間臭くチャーミングに描きます。

作品を送り出す作り手たちの生みの苦しみ、心意気、悔しさ、喜び、支えてくれる家族への感謝と意地……そんなさまざまな想いもこもっています。

その脚本を面白がっていただき、主役の中井貴一さん、佐々木蔵之介さんをはじめ、夢のようなキャストの方々が集結しました。

堺で取材させていただいた方々には、脚本にたくさんの知恵と愛と時間を注いでいただきました。

また、堺フィルムオフィスさんの協力を得て、ほぼオール堺ロケが実現しました。
堺に絵になる場所がこんなにあるのかとうれしい驚きでした。

その昔、「東洋のベニス」と謳われた堺。
水のある風景はとくに絵になります。




大坂夏の陣と太平洋戦争の空襲で堺の中心地は焼き尽くされてしまい、
歴史の名残を留める建物はあまり残っていません。
かつて「京都の着倒れ、大阪の食い倒れ、堺の建て倒れ」と言われるほど
ユニークな建造物が競い合ったという街並みも、残念ながら残っていません。
そんな堺を武監督は、あれがないこれがないという引き算ではなく、
これ面白い、こう撮ったらもっと面白い、と足し算でとらえて、
アイデアをどんどん出してくれました。

堺出身ということで、人の紹介やエキストラ集めもお手伝いさせていただいていますが、
堺の人たちの面白がり精神とあたたかさをあらためて知ることができ、感激しています。
脚本の一行一行が一人一人の力を持ち寄って形になることのありがたみを噛みしめ、
感謝しながら製作を進めています。

写真をもう一枚。堺市博物館の大きな窓から見える風景。
「この池は、利休の頃からあったんとちゃうかな」と学芸員さん。
あの頃と今がつながっていることを感じさせてくれる、お気に入りの場所です。



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