2014年11月18日(火)  「びりっかすの神さま」収録

「アクアリウムの夜」以来のNHK-FM青春アドベンチャーを書きました。

大阪の小学校で長らく図工の先生をされていた児童文学作家の岡田淳さんのロングセラー「びりっかすの神さま」を全5回で。



小学二年生の娘は、本の表紙を見て、「あ、学校の図書室にある!」と反応。図書室でも図書館でも熱く支持され、読書感想文で取り上げられることも多いようですが、現役小学生はもちろんのこと、かつて小学生だった大人たちにもずしりと響くメッセージを投げかけてくれます。

「なんのためにがんばるのか」という普遍的なテーマを、光の当て方を変えながら訴えかけるストーリーは、ページをめくる手がどんどん加速。人生のできるだけ早いうちに出会っておきたい一冊。

舞台は小学校の四年一組。

「不思議屋旅行代理店」(「エンゲルハンス島の謎」「過去に架ける虹」)でご一緒した演出の吉田努さんからお話をいただいたのが、ちょうど堺市の新浅香山小学校へ授業をしに行く頃。このタイミングもご縁でしょうか。

出演は、びりっかすの神さま役にオフロスキーの小林顕作さん、びりっかすの神さまが最初に見える転校生の木下始役に田村睦心さん。マグネティックな声の方々がセリフにいのちを吹き込んでくださいます。

こないだの日曜日の顔合わせ、本読み。
二次元の物語が三次元に立ち上る瞬間に立ち会えたようで、ワクワク、ゾクゾクしました。


そして、今日は収録。
台本の1ページ目から順録りで。
どんどん物語ができあがっていくさまに、やはりワクワク、ゾクゾク。
NHKオーディオドラマのサウンドデザインにも、いつもながら、ほう、となり。

これに効果音をつけて、音楽をつけて。
ドラマを完成させるのは、聴いてくださるみなさまの想像力。
12/15(月)-19(金) 22:45-23:00 ぜひ。
NHK-FMを受信できなくても、パソコン・スマホがあれば、ネットラジオ「らじるらじる」でも聴けます。

【出演者】
田村睦心 小林顕作 ザンヨウコ 中嶌聡 良田麻美 
久野美咲 渡辺明乃 薬丸夏子 川澄綾子
【原作】岡田淳
【脚色】今井雅子
【スタッフ】
演出:吉田努
技術:坂野伊和男
音響効果:畑奈穂子
選曲:黒田賢一
>>>青春アドベンチャー放送予定

ところで、小林顕作さんは、「小平市観光まちづくり大使」。
名刺を配られていたので、わたしも「実は……」と堺親善大使名刺を配らせていただきました。
小平市はブルーベリーの産地なのだそう。
「名刺、ドサッと送られてきませんか?」と聞いたら
「ぼく、もう500枚配りましたよ」。
なんと働き者の大使!
わたしもしっかり配らねば。

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