2009年10月06日(火)  台風接近!打ち合わせの話題は「藤原効果」

「台風が近づいていますねえ」「なんか、すごい勢力らしいですね」「上陸しちゃうんでしょうか」そんな雑談から打ち合わせが始まり、「藤原効果」という言葉が出て来た。二つの台風が1000キロ以内に接近すると、渦巻く両者が作用し合って動きが変化する現象だそうで、今回、それが日本のはるか南で起こり、ひとつはフィリピンへ向かい、もうひとつが本州を目指しているのだとか。後で調べると、藤原さんという気象台の方が発見したので、この名称がついたらしい。

「藤原効果、よくご存知ですねえ」とひとりが食いつき、「実は気象予報士の資格を持っているんです」と告白したことから、今度は彼が質問攻めに遭った。「あれ難しいんでしょ」「一発合格ですか?」「どんな問題出るんですか?」「なんで受けようって思ったんですか?」……。「計算問題が出るんで、数1から勉強し直しましたよ」などという答えに、オオッとなる。「やっぱり理系なんですかー」「僕は文系なので、けっこう大変でした。今だったら解けないですね」。天気の話題は場を持たせると言うけれど、見事に場が盛り上がったのが面白かった。

それで思い出したのは、カンヌ国際広告祭で見た天気予報チャンネルのCM。スポーツバーをパロディにしたWeather Bar(お天気バー)に寒冷前線ファンと温暖前線ファンがそれぞれ青と赤のフェイスペイントをして集まり、贔屓のチームを応援するように天気予報を観ながら「行け!」「その調子!」と熱狂するシリーズCMで、上映会場も大いに沸いた。気まぐれで甚大な被害ももたらしかねない空模様には、たしかに目が離せない要素がある。

すごい勢力を持った藤原効果の片割れは8日には本州に上陸するかもしれないとのこと。通勤のある人は「電車が動くか?」「行きは行けても、帰りは帰れるか?」が心配の種で、わたしは「保育園へ連れて行けるのか? 行けても帰りは連れて帰れるのか?」が気がかり。話ほどは盛り上がらず、しぼんでくれるといいのだけど。

2008年10月06日(月)  『食いタン妻』と『百均探偵』
2007年10月06日(土)  マタニティオレンジ188 フミキリン
2006年10月06日(金)  マタニティオレンジ15 がんばれ母乳部
2005年10月06日(木)  行動する芸術家・林世宝さん
2004年10月06日(水)  ローマの一番よい三流のホテル
2002年10月06日(日)  餃子スタジアム

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