2009年01月12日(月)  陶芸家・檀上尚亮さんの個展

ダンナの小学校時代の同級生で陶芸家のダンちゃんこと檀上尚亮さんが京王百貨店の美術工芸サロンで個展をやるというので、一家ででかけることに。昨年ダンナが焼き鳥屋のカウンターで偶然の再会を果たして以来、鎌倉にあるダンちゃんの工房で体験陶芸教室を受けたりして、おつきあいが続いている。

一緒に陶芸教室を体験したセピー君にも声をかけて、現地で合流しようと話していたら、ご近所さんのK家から昼食のお誘い。ちょうどセピー君を引き合わせたいと思っていたので、これはいい機会。いつ行ってもおいしさとリーズナブルさと商売っ気のなさで驚かせてくれる飯田橋の中国料理『馥』で落ち合う。セピー君とK氏は予想通り意気投合し、経済や歴史の話に花を咲かせた。わたしとK夫人は、椅子にじっとしていない娘たちの散歩に付き合いながら、近況報告。店が入っている日中友好会館は、広々としたロビーと廊下と階段があり、休日はあまり人がいないので、子どもを遊ばせるには打ってつけ。

K家とは店で別れて、京王百貨店へ。陶芸家の個展には縁がなく、壺が並んでいる光景を想像していたら、普段使いにも良さそうな食器もあり、ちょうど欲しかった深めのボウルとミルクピッチャーに使えそうなソース入れを買い求める。ガラスを組み合わせた花器は、ほぼ完売。「チューリップを活けたらきれいかな」などと使い方を思い描いていると、「僕だったら、この器の美しさをどう活かすか、まわりの空間を考えますね」とセピー君。何を活けるかと考える実用派と、どう活かすかと考える芸術派の違いが見えて、おかしかった。

京王百貨店でのダンちゃんの個展は、売り込みで始まって、今回で10回目。売り上げが悪いと次はないそうだけど、毎回声をかけてもらっているとのこと。来年、さ来年もお邪魔して、少しずつ買いそろえていけたらいいなと思う。知っている人の作った器が生活にあるのはうれしいし、「これ、知り合いの陶芸家が作ったの」とテーブルの話題のきっかけができるのも楽しい。友人ミヤケマイの作品のように、あれよあれよと人気が出て、そのうち手が出ない高嶺の花になるかもしれないけれど、それはそれで楽しみ。

2008年01月12日(土)  boofoowooの服
2007年01月12日(金)  『半島を出よ』(村上龍)
2002年01月12日(土)  アボルファズル・ジャリリ 

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