2008年11月01日(土)  「恋愛地理学」の朴教授

昨日、『ぼくとママの黄色い自転車』の初号試写の反応に気を良くして、新宿で電車を降りて一人でワインを飲み、『P.S.アイラブユー』を観た後、偶然新宿で飲んでいたダンナと合流した。京都時代の共通の知人でチベットやネパールのことを研究しているツキハラさんが上京したので囲もうという飲み会で、セピー君や同級生だったウヅカ君がいた。もう一人、初めて会う男性を「ほら、この間話した韓国の」とダンナが紹介してくれ、思い出した。

以前、『韓国人を愛せますか?』という本を出した面白い人と会ったよ、と言って、インタビュー記事のコピーを見せてくれたことがあった。「えっと、『韓国人が好きですか』を書いた人でしたっけ?」とわたしが言い、ダンナが訂正しかけると、「『韓国人は好きですか? 』という本も出してます」。「それ、タイトル似すぎてて紛らわしくないですか?」「そうなのよ。それで、もう持ってると思って二冊目買ってくれない人が多くて。タイトル失敗しちゃったかなあ」。

ノリのいいこの韓国人男性は、朴(パク)チョンヒョンさんといい、日本に留学して、そのまま地理学の大学教授になってしまった。年を聞けば同い年。わたしが会った教授では最年少で、「ほんとに教授? あだ名とか自称じゃなくて?」、そんな冗談を初対面で言えるほど、話しやすく距離を感じさせない人。「好きですか」「愛せますか」と問いかける本の著者が愛せないキャラクターでなくて良かった。

「この人はね、恋愛地理学の権威なんですよ」とツキハラさん。パクさんとツキハラさんは研究者仲間なのだという。落ち着いた大人のツキハラさんとハイテンションのパクさん、対照的な二人だけど、ウマは合うらしい。「恋愛地理学って言葉、キャッチーですねー。それを本のタイトルにすればいいのに」とわたし。「じゃあ今度出す2冊のうちどっちかをそうしようかな」とパクさん。

すごい勢いで飲み、しゃべる人なのだけど、その勢いでガンガン書いて売り込んでいるらしい。ちなみに恋愛地理学とは、恋愛を地理学的に分析するようなものらしく、「東男に京女」のようなものかと勝手に理解した。学術的データの裏付けの上に「群馬の彼を射止めるなら富士山デートが吉」のような法則を打ち出せたら、血液型占いより流行る気がする。

「恋愛地理学、これは当たる!」と一同が盛り上がったのは、パクさん行きつけのMARUGO(マルゴ)IIというワインバー。ワインのおいしさと値段のギャップに驚き、パクさんとはすっかり顔なじみのやり手ママが手がける系列のヴィオレットというバーへ。洋梨や柿やブドウといった秋の味覚を使ったカクテルがおいしかったけど、時計は2時を回り、わたしは半分寝てた。パクさん、タフだなあ。

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