2008年04月28日(月)  鈍行Windowsから快速Macに乗り換えた

ここのところ日記の後進が滞ったのは(この日記を書いているのは15日後の5月13日)、以前から調子が悪かったパソコンがますます手に負えなくなったから。立ち上がるのに早くて15分。ボタンに反応するまでにさらに10分。インターネット画面を開いて、そこに情報が現れるまでに(それまでは真っ白)下手するとあと30分。送られて来たファイルのプリントアウトが間に合わず、打ち合わせ先で出力してもらう事態になる。

ワード文書を開くと、半分以上の確率で一面グレーの画面が出る。運良く開けても、変換が異様に遅い。一行変換すると、昔のスコアボードがスローモーションでひっくり返るみたいに、ひらがながパタリパタリと漢字に変わる。機嫌が悪いときには、変換までに5分ほど待たされ、忘れた頃に漢字が現れる。こんな具合なので、携帯電話に打ち込んだものをメールで送ってコピー&ペーストするという面倒なことをやる羽目になった。スピードが命の執筆活動で、商売道具に職務妨害をされてしまうとは、命取り。パソコンを買い替えることにした。

ビックカメラで向かったのはAppleコーナー。パソコンの調子が悪いんです、と相談すると、何人もの人から「Macにしたら?」と勧められていた。ウイルスが圧倒的に少なく(ほぼ、ないらしい)、XPやVISTAのような重装備ではないので身軽ゆえに機敏なのだとか。それでもわからないことだからけで、売り場のおじさんを独り占めして質問攻めにしたけれど、機械音痴なのでやはりよくわからない。「速いんですね」というところだけはしつこく確認して、緊急値下げで14万9000円になっていたMacBookを購入。ソフトが別売になっていて、ワード、エクセル、パワーポイントのセットが5万ちょっともする。半額ぐらいの学生やファミリー用ソフトもあったのだけど、「仕事で使いますか」と聞かれたので、はいと答えると、高いほうを買わされた。違いがなになのか、わからない。「Windowsも使えますがソフトをMacと同時に立ち上げることになり、スピードが若干遅くなります」と説明され、Windowsと互換性があるというMac用のソフトを購入する。でも、パッケージにはWindowsと書かれてあり、結局なんだかよくわからない。

わからないままに買って帰り、つないでみて、驚いた。電源ボタンを押して立ち上がるまで、一分もかからない。恐竜が飛行機に進化したよう。前のパソコンで苦労したインターネット接続の設定は不要で、いきなり使える。しかもワイヤをつなぎ忘れていたのにつながった。これが無線LANかあと感動。

速さは桁違いだけれど、使い慣れたパソコンとは勝手が違うので、パソコンの動作に比べて、わたしの動きがたどたどしくなってしまった。表示文字がやたらと小さかったり、W前のパソコンで表示されていた文字が化けていたり(その逆も今後発生するのだろう)。完全に乗り換えるよりは、用途によって二台を使い分けてもいいのかも。重いデータをMacに移し替えたら、鈍行パソコンも少しは機敏になってくれるだろうか。

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