2008年01月04日(金)  マタニティオレンジ217 三枚目路線

保育園に新年初登園。暮れは29日が最終登園だったので、5日しか休んでいない。急性胃腸炎のときは6日休んだから、あっという間に感じた。娘のたまがいる0歳児クラスでは、今日登園したのはたま一人で、「保育士独り占め、お年玉ですね」と保育士さん。休みの間に変化はありましたかと聞かれ、「一緒に過ごす時間が長かったからか、よくしゃべるようになりました。意味はわかんないんですけど、ずーっとべらべら独り言を言ってます」と答えると、「流暢な喃(ナン)語ってやつですね」と的確なネーミング。たぶん、たまにとっては意味のあることをしゃべっていて、意味がわかったら楽しいだろうなあと思う。ちょうど外国語のような感じ。意味不明ながらも話しぶりに性格は現れる。たまのしゃべりっぷりを見ていると、わたしに負けない話好きである様子。株式の決算報告書

話すことが本当に楽しそうなので、話芸の道に進むのかもと将来を想像したりする。

携帯やリモコンや体温計を使った電話ごっこもお気に入り。「もしもし? 元気? たまちゃんに代わるね」と仮想の相手との電話をたまにつなぐと、べらべらとしゃべり、またわたしに受話器を戻す。話しながらちらちらとわたしの顔を見て反応をうかがったりもするのだが、「ふーん」と相槌を打ったり、「へええ」と感心したりすると、とても満足そう。とくに「ええっ」とのけぞると大喜びする。意味はわからなくても意思は通いあっている気がする。

親は子どもに喜ばれて道化になってみせるものだが、子どものほうも負けてなくて、たまは何かと笑わせてくれる。以前は偶然の失敗が微笑ましさを伴う笑いを誘っていたのだけれど、最近は自分から受けを狙っているのが見え見えのことをやる。年末の食事中に突然口と鼻の間にスプーンを挟んで「見て見て」と得意げな顔になったので、「保育園で覚えたのでしょうか」と連絡帳に書いたら「園では見たことがありません」の返事。自分であみ出したのだろうか。同じく食事中に椅子の上で立ち上がり、わたしをはらはらさせて喜ぶという悪趣味ないたずらもする。まともにとりあっては敵の思うつぼなので、あまり心配しないフリをするようにしたら、「これは受けないのだな」と悟ったのか、受け狙いではやらなくなった。

お笑いの基本といえば、かぶりもの。シーツやらブラウスやらワンピースやら、かぶれるものは何でもかぶる。靴下を狸の木の葉みたいに頭の上にちょこんとのっけたのにも笑ったが、クリアファイルをかぶったのを見たときは笑いが止まらなかった。あれをかぶるという発想をしたことがなかったけれど、かぶると頭のてっぺんがとんがり、左右に「たれ」が来て、頭巾のようになかなかサマになることを知った。そういえば、二辺が空いているあの形、耳まですっぽりの防寒帽にも似ている。

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