2007年12月07日(金)  ドーナツ化現象

社会科で習ったドーナツ化現象。名前を聞くたびにドーナツが頭に浮かび、おなかがすいて困ったが、昨日紹介した似顔絵に描かれている通り、いまわたしの食生活にも「ドーナツ化現象」が起こっている。甘いものも油っこいものも好きだけど、もともとは揚げ菓子よりは焼き菓子派ではあった。それがここのところ仕事の重さに比例して、脳のブドウ糖渇望度が上がり、にわかにドーナツ消費量が激増。

打ち合わせ帰り、スタバに立ち寄ると、以前はスコーンだったのに、シュガードーナツを買い求めていたりする。駅まで徒歩移動する間に口のまわりを砂糖だらけにしながら頬張る。ブレストは脳が全力疾走しているような状態。体力消耗した脳に甘さがしみる。スタバのシュガードーナツは残念ながらぱっとしなかったが、ブドウ糖の緊急補給には役立った。

砂糖と油の合わせ技で、ドーナツには中毒性がある。この一か月で通常の年間消費量にあたるドーナツを胃に納めた気がするが、以前は目につかなかったドーナツが目に飛び込み、誘いかけてくる。先日、近所の豆腐屋に豆乳おからドーナツなるものがあることを知ってしまった。五個入りパックを買い求め、どれどれと一つ口にしてみれば、外はしっとり、中はさっくり。気がつくと、パックが空になっていた。この部屋にはわたしの他に誰もいないが、だとすればここに存在したドーナツ五個はわたし一人で平らげたのかとしばし呆然となった。母乳育児中とはいえ、さすがにカロリー超過である。

プランタン銀座のmielドーナツも気になるが、行列がつくドーナツでなくても、ドーナツなら何でも来い、という万能受付体制になっている。今日の朝刊で「あ、ドーナツ!」と目に飛び込んだのは、朝青龍の稽古姿だった。インクが乗りすぎて肌がこんがりおいしそうな色になっているものの、お相撲さんを食べものと間違えるなんて! 思考回路の大事なところが抜け落ちてドーナツ化しているのでは、と心配。

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