2005年12月07日(水)  『陽気なギャングが地球を回す』試写

今井雅子の脚本映画デビュー作『パコダテ人』を撮った前田哲監督の最新作『陽気なギャングが地球を回す』(公式サイト近日オープン)の試写を観る。パコダテ人関係者や前田さんつながりの知り合いが多かったせいもあるけど、試写に行くと見知った顔の人を見つけやすくなってきて、少しは顔が広くなってきたのかなと思ったりする。

5月に撮影所にお邪魔して見たのは、『ロマン』というカフェバーのシーン。その内装のあまりのかわいさに悲鳴を上げ、「わ、わ、これ欲しい。これどこで買うの?」と大騒ぎしてしまったが、銀行強盗の話だと聞いていたので、最初バーカウンターを見たときに「銀行のカウンターじゃないみたい」とボケたことを言ってしまった。隣のスタジオで準備中の銀行のセットも見せてもらったら、そっちはちゃんと銀行に見えた。

美術も凝り凝りで楽しいのだけど、衣装(『子ぎつねヘレン』の大沢たかおさんのスタイリストだった小林純子さんが担当)もとてもわたし好み。撮影所で見たときは一着だったけど、映画の中では次々と変わってファッションチェックにも大忙し。

美術と衣装は見学したときにある程度イメージが出来ていたけど、役者さんの演技、編集、音楽は本編を観て、「おおっ」の連続。オープニングからとてもスピーディで、ノリのいい音楽とともに映像が駆けていく。空撮もやってるし、カーアクション派手だし、前田監督がこんなゴージャスな映画撮ってるなんてすごい、と感心しているうちに物語はポンポンと展開。他人の嘘を見抜いてしまう男(大沢たかお)、超正確な体内時計を持つ女(鈴木京香)、演説の達人(佐藤浩一)、若き天才スリ(松田翔平)のキャラクターもはじけてるし、彼らが組んで「ショー」のような銀行強盗を働くという発想もぶっ飛んでる。映像も大いに遊んでいて(しかもよくできていて)、徹底的にエンターテイメントに徹して突っ走る。この疾走感が気持ちよくて、まさに痛快娯楽ムービーという感じ。木下ほうか、田中要次、粟田麗、大蔵省とパコダテ人出演者もあちこち出没。原作(伊坂幸太郎)はまだ読んでないけど、読んでない人にも楽しめるし、観てしまうと、原作はどんなことになってるのかとても気になる。松竹系で2006年5月公開予定。主題歌はSkoop On Somebodyの「How We Do It!!!」。

2004年12月07日(火)  俳優座劇場『十二人の怒れる男たち』
2003年12月07日(日)  どうにも止まらぬ『剣客商売』

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