2006年11月30日(木)  マタニティオレンジ34 六本木ヒルズで『プラダを着た悪魔』

3週間前に『7月24日通りのクリスマス』を観て以来、六本木ヒルズでの2度目のママズクラブシアターは『プラダを着た悪魔』。上映5分前に劇場に着いた途端、目に飛び込んだのは、ベビーカーの列と赤ちゃん連れのママ軍団。ベビーパレードでも開催できそうな賑わいに呆気に取られていると、赤ちゃんを抱っこした方が近づいてきて、「ママ仲間9人で来る約束してたら一人来れなくなってチケットが余っちゃったんですけど」とチケットを譲ってくださる。一人減っても赤ちゃんを入れると16人の大集団。こりゃ遠足だ。

ファッションを題材にした作品に客席を埋め尽くすママが押し寄せたのは意外な気もしたけど、子育てでそれどころじゃなくなっているからこそ、映画で夢を見たい気持ちは強いのかしれない。ママ仲間と話していると、「産後の引き締め下着を買ったはいいけど着るヒマないわ」「最後に買った自分の服はマタニティ服」「鏡を見なくなった」「美容院もなかなか行けなくて」という話になる。自分のことは後回し、なりふりかまっちゃいられない。けれど、忙しさにオシャレを忘れても、オシャレ心を忘れたわけじゃない。わたしもひさしぶりに眉毛を描いて、ベイビージェーンキャシャレルのコートを羽織って出かけた。

今日で生後100日目のたまの首はすっかり据わったので、膝に座らせて観る。横抱きのときより、ずっとラク。このところテレビにも興味を示すようになったが、最後の15分に泣き出すまでは食い入るように目を見開いていた。圧倒的な赤ちゃんの数に対し、泣き声はほとんど聞こえない。カラフルでテンポが速い作品は、赤ちゃんも飽きないのかも。そういえば、『パコダテ人』をキンダーフィルムフェスティバルで上映したときも、赤ちゃんたちは大人しく観ていた。

『プラダを着た悪魔』は日本公開用につけた意訳タイトルかと思いきや、原題は『The Devil Wears Prada』。王道の成長ストーリーで、驚くような展開はないのだけれど、台詞の面白さと編集のテンポの良さで気持ちよく引き込まれる。ファッション業界のウンチクもふんだんにちりばめられ、舞台裏ものとしても楽しめた。カリスマ編集長を演じるメリル・ストリープの存在感に妙なリアリティがあり、「こういう人、いるいる」と思ってしまう。VOGUEの編集長がモデルという原作も読んでみたい。

昨年末に出産した元同僚のミユキちゃんがお母さんと、マタニティビクス仲間のトモミさんがマタニティクッキング友だちのユキさんと来ていた。トモミさんユキさんに合流させてもらい、ウェストウォーク5階のレストランフロアで遅めのランチ。おしゃべりしながら授乳して、ジョエル・ロブション(Joel Robuchon)でパンを買う。ベビーカーはレンタルして行き帰りは抱っこひも。お店の人たちもベビーカーに慣れているので、赤ちゃん連れでも気兼ねしなくていいのが快適。

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