2006年01月28日(土)  映画関係者の『女正月』に初参加

昨年のシナリオ作家協会の忘年会で映画ライターの小張アキ子さんと脚本家の小松與志子に「次は『女正月』で会いましょう」と誘われ、今年で12回目という女性映画関係者の新年会『女正月』に参加。見渡す限り知らない人で戸惑うが、子ぎつねヘレンの取材で網走でお会いした共同通信の記者さんや、前田監督と川喜多記念映画文化財団を訪ねたときに応対してくださった方と再会し、少し居場所ができる。初参加者の挨拶で「三十分前までは、帰ろうかと思うぐらい孤独でした」と話したら、「帰らないでー。紹介するからー」と見知らぬ親切な方(カメラマンの金中愛子さん)が現れ、「まず、高野悦子さんとこ行く?」と連れて行ってくださる。

一方的に存知上げていた岩波ホール支配人の高野悦子さんは、気品と優しさにあふれる美しい方。『子ぎつねヘレン』のチラシを手渡し、「試写の案内は届いていますか」と聞くと、「劇場で拝見します」。「若い方が加わってくれて、うれしいわ」とご自分からやわらかな手で握手してくださる。「女で損したこともあったけど、女で得したことのほうが多いわね。女には精神の自由があるから」などと話す言葉も詩のよう。後で皆の前で披露されたスピーチもすばらしく、「今日でこそ女が映画に関わっていても珍しがられることは少なくなったけど、昔はなぜ女が映画をやるんだと言われた。でも、女は男のコピーではないから、女がやるんだと答えたの」「人生で一人目標となる人がいれば、灯台のように、迷わずに進んでいける。わたしにとってその人は、川喜多かしこさん。二年後に彼女の生誕百年を迎えます」といった言葉の重みに引き込まれる。ちょうど二年後は高野さんが映画に関わって60周年にあたる。昨年第18回を迎えた東京国際女性映画際の歩みにも触れられ、「女が集まって何やるんだ?」と訝しがられた苦労話をユーモラスに披露された。「この人、かわいいから、並ぶと困っちゃう」と高野さんに紹介された映画監督の羽田澄子さんは、本当にかわいらしい人。八十歳になられると聞いて驚く。女性映画際ディレクターの大竹洋子さんも素敵な方で、「子ぎつねヘレン、試写観ましたよ」と声をかけてくださった。

金中さんの紹介ツアーはまだまだ続き、『三池 終わらない炭鉱の物語』(4/1よりポレポレ東中野でモーニングショー)監督の熊谷博子さん、『ぼくらの七日間戦争2』監督・脚本の山崎博子さん、ピンク映画でデビューし、300本以上撮り続け、『女が映画を作るとき』(平凡社新書)を出された浜野佐知さんらに出会う。気になっていた作品『トントンギコギコ図工の時間』の監督・脚本・編集の野中真理子さんともお話しできた。それにしても、皆さん、元気がいい、顔がいい。映画に関わっている人は魅力的な人が多いなあとつくづく思う。結局、おひらきになっても一時間近く会場に残ってしまった。おしゃべりに夢中で写真を撮ることを忘れていたので、宴の後をパチリ。国立能楽堂という場所も、この会にふさわしい。

2005年01月28日(金)  G-upプロデュース公演『ブレインズ』
2004年01月28日(水)  舞台『クレオパトラの鼻』(作・演出:上杉祥三)
2002年01月28日(月)  心意気

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