2004年01月28日(水)  舞台『クレオパトラの鼻』(作・演出:上杉祥三)

■俳優座にて、トレランス第3回公演『クレオパトラの鼻』を観る。FMシアター『夢の波間』で茂右衛門を演じた上杉祥三さんが作・演出・出演。太郎兵衛役の西凜太朗さんも出演。去年、若手公演の『BROKENロミオとジュリエット』を観たけれど、上杉さんが舞台に立つのを観るのは、はじめて。今回はクレオパトラと天照大神をつなげた発想から生まれたオリジナル。ストーリーはロミオとジュリエットに比べるとかなり難解だったけれど、日本神話やムー大陸伝説、1999年にあった富士山噴火説なども織り込み、学研の超常現象雑誌『ムー』にはまったことのあるわたしには興味深い世界だった。「平成」の「平」の中に「一と八と十」を見いだし、「イワト(岩戸)成る」と読んだり、神戸大震災を「神の戸を叩く」と表現したり、「涙は海に戻ると書く」と詩的な台詞があったり、言葉遊びも楽しい。娘は自分を恨んでいると思っている母親に「恨んでいない。あなたを選んで生まれてきた」と娘が言う。「うらんで」と「えらんで」は似ている。■上演後、西さんの案内で楽屋の上杉さんを訪ねる。「神様は本当にいると信じている」と言う上杉さんは、「何度も会う人っていうのは、そうなるように神様が仕向けているんや」とシンクロニシティについても熱く語っていた。それを見過ごすか大事にするかで運命は大きく変わる、と。上杉さんの書くものとわたしの書くものには重なる部分がある。前回のロミジュリでは「あいうえお あいうえお 愛に飢えたる男と女がおりて…」という台詞があったが、わたしのコンクール応募作に「あいうえお〜愛に飢えた男と女」という脚本がある。「涙は世界でいちばん小さな海」という話を書いたこともある。そんな話をしたら、「きっと前世でご近所やったんたろなあ」と笑っていた。また会うだろうし、また一緒に何かやりたいですねと話し、元気をいもらって俳優座を後にした。

2002年01月28日(月)  心意気

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