東京地方、朝から雨である。 雨なのに。本日はのんの参観日。とほほ。 むつの荷物は以前と比べると数倍も少なくなったものの、 参観日にはやはり上履きやらビデオやら持っていくので、荷物が多い。 傘がある。
悶々と考えていると、近所のお友達、Mちゃんのママさんからメールが。 「車に一緒にのっていく?」 ありがたい、ありがたい。 大きな車だそうで、近所のお友達4組くらいを一斉に乗せてくれるという。 ありがたく、ご厚意に甘えさせていただく。
さて、この時期の参観日は、年度最後の参観になる。
去年は晴れていたので、参観の前半部分は園庭で、朝礼や体を動かすものを、 後半部分はお部屋で「劇あそび」の様子を参観したのだが、 ……去年の様子…… 今日はあいにくの天気なので、時間の最初から部屋にはいるように指示がある。
子どもたちはかたまって並んでいて、お遊戯を見せてくれるという。 「ホ!ホ!ホ!」や、「青い空はポケットさ」、などなど、 いつものんがむつに教えてる歌とお遊戯ばかり、5曲ほど。 保護者と一緒に見ている弟や妹(未就園児)で、一緒に体を動かしている子もいる。
「むつも一緒に歌ったりして良いんだよ」 などと声をかけるのだが、むつはとてもつまらなさそう。 ビデオを撮る私にまとわりついてきて、モニター画面を触ってみたり、 なんだかんだうにゃうにゃ言ってくる。
どうも、のんと一緒に並んでするのでなければ、イヤみたいだ。 ・・・って、そんな生意気な。そんなことできるかい。
無事、お遊戯が終わり、少しの間ビデオ鑑賞。 実は先日、地元ケーブルTVが、幼稚園に取材に入った。 その放映をビデオに撮っていたのを見せてくれるという。
「はい、TVつけるよー、白い線のところに座ってねー」と先生が言うと、 のん達は一斉に自分たちの座布団を持って、キッチリ並んで待つ。 …いや、キッチリ、と言うよりもギッチリ。
「ここまでね」と仕切られているわけではないだろうに、 まるで小鳥屋で売られているヒナ鳥のように、ぴったり身を寄せて 1箇所に座る子どもたちって、面白い。
しかも「むつちゃん、こっちおいでー」などとのんが呼ぶから、 むつは喜んでその中に飛び込んでいき、堂々とのんの隣に座る。 隣の子が「なんじゃ、この狭いのに」という表情でむつのことを見る。 あははは。 (…って、笑ってていいのか、私は)
そんなわけで、むつがほどよく満足したところで、劇の始まり。 「大きなかぶ」の、音楽に合わせた劇で、のんは「おばあさん」役。 ちなみに、おばあさんは2人だった。 音楽と一緒に台詞が入っている、幼児の劇遊び用の教材を使っているのだが、 一応、台詞は自分たちで言うことになっているらしい。 大きな声でいう子もいるのだが、どうものんは声が小さい。
ふーん。 家では、あんなに大きな声でやってみせるのに、園だとこうなのか? それとも、参観だからなのか?? 様子を見ると、とても緊張しているようには見えないのだが、 やはり緊張しているのか?? いろいろ、考えながら見る。
10分も経たずに、みんなで並んでポーズをとって、劇は無事終了。 その後は制作の様子を参観して、参観終了。 ふー。 お疲れさまでした。
ああ、来年はのんは年長クラスなので、劇の参観ではなく、 剣道の参観になる。(年長クラスは月2回、「剣道」の時間ができるのだ) むつは劇。 ・・・どっちを、どう見ればいいんだろう?!
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