再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 記憶力を維持するガム。

少し緩むはずが、
何故だか緩めない日々。
緊急対応が続き、
そんな中、サロンの諸々も動き出し、
飛び回りながら、オスニオシテいた来年の打合せも。…わかるのは、大変だなぁこのスケジュール〜とゆうことで、諸々が絡み合いすぎて、時間、捻出できるのかなぁ…
そんな中で、
中止予定になった親八会、
会場を換えて行うことになりました。
と言っても、群馬県桐生市の酒蔵二日間4月7日と8日←先日「父と暮せば」をやった処。の二日間のみ。モチロンいずれの東京公演を目指すわけだけれど。これはいいニュース。
…しかし、打合せだけってやっぱり不良、不漁、
現場のヒトなんだよなぁと改めて。
読まなくちゃいけない台本、よりも、横道に逸れるのは気のせいかしら。
九月の忙しさの最中、クストリッツァ祭と、新作(ご本人監督主演…)と、「アンダーグラウンド完全版」と、ご本人所属のバンドのライブがあった事に、今更のように気がつき直して愕然とする。
観たいものは観ないと、枯れる。
観たいものが観られる機会なんて、そんなにないし貴重。
しかも九月の中頃の段階で、一度その情報に触れてもいたのに(結果、行けなかったとは思うのだけれど)…白いページに書き込むように忘れているとゆう…
思わず、駅のキオスクで「記憶力を維持するガム」を買ってしまった。←小市民
養成所は座学終えて、あるルールの中で台本わ書かせつつ、修了公演に向けた作品選定の時期、少しずつ複数の作品全容見せながら、まだ一つ作品に決めてはいない。
でも、その前のショートストーリーの読解と、演技をもっと時間を使ってやりたかった。最近、掘り込んで行くこと、台詞を手段として選んで使うことが、慣れれば慣れるほど困難である事態を思うと、まだスポンジのうちにもっと触れとかないとなぁとも思っているのだが、これは、全体に実際台詞を書いてみるのも一つのアプローチとして必要だから、書かれる台詞に対してのこだわりの中に入れこもうか。。。
本番があってこその部分と、
本番がなくてこその部分と、
どちらも大切なのである。

記憶力を高めるのではなく、せめて維持すること、
そこに意味があるのである。

この日曜日を過ぎて、日本総記憶喪失としか言いようがないし。。。
そして謙虚に謙虚に言ってる人たちも聞いてる人たちも台風一過のよに、からっと忘れ、支持も指示も上がってしまうのだろう。

2017年10月23日(月)



 ドキドキしたい。。。

やっと渡仏してから休みなく続いた日々が終わった。(とはいえ、直前の案件のせいで後ろに追いやってしまった打合せなどてんこ盛り過ぎて整理不能(汗)、大学も養成所もとうに始まっているのだが)
この3ヶ月半で、
五本の初日(「父と暮せば」は重なってしまって、観られなかったけれど)を出し、
背中、腰をバリバリにして、痩せましたねぇと逢う人毎に言われ、
思うのは、
それでも、
なんか、丸く収まろう、
体良くまとめよう、
これくらいでいいか、
感があるような気がして、現場に合わせるのが信条、とはいえ、それだけではやはりダメだ。求めるモノはあくまで求め続けなければ。
偶々手にした雑誌に、師の「学生とモノづくりして」、その中で、「やっぱりこちらはいかにワガママでいられるかだと思う。でも、ワガママでい続けるには体力がいる。その体力がなくなって来た」のインタビュー記事を見つけ、「ワガママにかぁ……、体力は、まだ、あるな」と思ったりした。

私はただ、もっとドキドキしたいのだ。
たとえ自分達で立ち上げた物語であっても、
このあとどうなるの?
って、創り手であることを忘れてしまうくらいに思いたいのだ、

「オールライト」初日子供劇場を観に来た女優さんが会場で、
「あなたのこないだの(「アトリエ」のことですね)より、ずっと、いいわよ」
とか嬉しそうに言うので、
「そうですか、どちらも稽古で求めていることは同じです。」と答えて、
「あの若い子…、おばあちゃん…」とまた反対意見なのに俳優に対して嬉しそうに言うので、
「ええ、出てましたから、アトリエ」と答えたので、不思議な顔をなさっていた。
そりゃね、オールライト、分かりやすいもの(笑)
それは作品への好み、だ。
そして、公演と、シビアな稽古を積み重ねているのだ、初演よりも肉厚で奥行あるのは当然、創り手なら当たり前に感じる事だ。
とゆうか、好みでない作品だったのなら、どうしてアトリエ初日の打上げの席にいたのだろう。。。
帰ればいいのに(笑)さぞストレス溜まるでしょうに。

でも、観てもらったものに言い訳無用なこの世界。
サロン劇場、
修了公演、
とモノづくりは終わることなく続いていく。
この頃思う。
やらない言い訳を並べても仕方ない、
向き合うしかない、
そして、苦しくても向き合っていれば、時間はかかっても、光が見える瞬間がある。
そして大体、苦しみから逃げて、言い訳して、次に同じ処に出会った時に、嗚呼……と嘆く。
光が見える瞬間を逃さないこと。
全ては繋がっている。
今日の自分が、一年後の自分を創るのだ。





2017年10月10日(火)



 親八会「マッチ売りの少女」@SPACE雑遊・中止→日程+会場変更@群馬県桐生市有鄰館

以下の中止が、その後会場の変更になりました。
お目見えできることを嬉しく思いますが、何しろ群馬県、観に来ていただけるかしら。
群馬県桐生市の有鄰館、日程もぐっと短くなって4月7日8日です。

東京・SPACE雑遊およびSPACE梟門が、来年2018年1月より改修工事のため一時閉鎖することが明らかになった。

これは、昨日10月3日に公式サイトにて発表されたもの。去る9月に観客が客席内の梁で頭を打ったことを受けて、10月2日に監督官庁の指導が入り、一時閉鎖することが決定した。かねてより改修工事を予定しており、2018年以降の新規利用予約を停止していた2会場。2018年以降に使用予定だった団体には、予約がキャンセルとなる旨をすでに伝えているほか、2017年内の利用団体に関しては個別に対応中とのこと。なお、営業再開については改めて発表される。

とゆうニュースが、先週演劇界駆け回り、
こちらで親八会18年4月に上演予定だった
「マッチ売りの少女」も中止(延期?)とならざるをえなくなりました。

私としても、別役さんの「海ゆかば水漬く屍」も雑遊だったのもあり、残念です、
また、人気者のキャスティングの為、他小屋を前後のスケジュールも含め再検討とはならず(空いていればどこでもいいとゆう訳にはいかず)、今、やるべき演目が出来ないとゆうことになってしまいました。

つらい…

なにより、仮チラシなどで楽しみにしていてくださった方、申し訳ありません。
また最適の時期がある、と思って精進します。

が、なんとかならんもんなのか…
と、こちらも割り切れることではなく、
とりいそぎのご報告でした。



2017年10月09日(月)



 親八会朗読劇「父と暮せば」@桐生

PPP45°プロデュース公演
親八会 朗読劇「父と暮せば」
作:井上ひさし 演出:藤井ごう
出演:辻 親八/渋谷 はるか(文学座)/大竹 沙知
日時:2017年10月8日(日)14:00開演
会場:有鄰館 酒蔵 チケット:2000円(中学生以上/前売当日共)※小学生無料

約一年九ヶ月ぶりの「父と暮せば」。
ト書き読みが今回は代わって、
でも、辻氏、渋谷嬢の中で熟成された人物の立ち上がりが面白い。
もちろん、朗読劇なので井上さんの文体、筆致あってのものだけれど、
「アトリエ」が、終わってこっち、「オールライト」といい、
兎に角再演とされるものの稽古が豊かである。
(とはいえ、そこに宿題を課題を認めてちゃんと育ててきたかどうかは各々にかかっているわけだけれど)
再演=マンネリ
いやいや、
もっと深度深く、
もっと奥行豊かに、
求められるものへの費やした時間もモチロンあるだろう、
作品への確信もあるだろう、
更に発展した世界、どうぞご覧下さい。
桐生は遠いですが、
趣ある空間での、新たな出逢いです。


2017年10月08日(日)



 結果。。。

某打ち上げにて、
あり得ないけれど、打ち上げらしくないことをのたまわさせてもらった。
そして、次の日から某作、
色んなことが起こるので、
こちらも、越権して意見を言わせてもらった。
何かが起きるだろうと予測できるのに、言わないのが嫌だから。
皆さまお忙しい。
私も忙しい。
だから仕方ない。
その後、明日のゲネプロまでの九日間の稽古。
覗きに来た人。
ちゃんと通しでいた人、1人。
ダメ出し終わり30分聞いていた人、1人。

因みに、桐生の前の「父と暮せば」(こちらも、次回公演「マッチ売りの少女」来年予約していた小屋の不備により、はっきりとどうなるかわからないのだけれど)、
母versionのト書き読みから、孫世代versionト書き読みに大きくシフトチェンジした今回、仕込み、本番と私が行けないので稽古場ラスト通し。
関係者でない人たち5人観に来てくれる。
孫世代versionト書き読みの人物は、本番想定の緊張感の中できて、早口になる癖も出て、それは良かった。
やっぱり芝居は、見るー見られるの関係からしか発展はしない。

その似つかわぬ席でのたまわったのは、
稽古場を観られるのは、劇団員の特権、その特権があるのに観ないのほ、才能がない、とゆうこと。
これは、世界のN川さんの言葉である。
ここ最近、新劇畑に来て演出した子が言っていた。
新劇は死んでいる…
くくっちゃいかんし、くくるものではないし、さして現在差があるわけじゃないし、
結果動かなければこちらのせいか、または、言ってるんですけどねぇ
とゆう言い訳を生むしかないわけだが、しかし、
さもありなん。そう思えてしまう悲しさよ。

さぁ、人の振り見てもっと豊かで面白い世界を目指すのだ。

2017年10月05日(木)
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