再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 八月終り。

島、
稽古場残り2日。

足並みを揃えて、大きく一歩、踏み出したいところだ。
その前はなんだかんだで右往左往する。
ま、それもそれでしかたがないのだ。

ある確信、をちゃんと持って作品と相対すること。
そんなことを自分に思ったりして。

ともあれ、多くの方に観ていただきたい作品。
5日(日)は売り切れのようです、
お早めに。

2010年08月31日(火)



 連日の通し。

島。
佳境です。

この芝居は、もしや、とてもすごくなる。
という、予感、ではなく、実感がある。

なんだろうなこれ…

現場から生まれてくるもの、
その強さと説得力。
そういうものがないまぜになって、
昔の本の骨太さを借りて、
現在に大きく、動くお芝居。

どうしても、とりあげている題材も含め、
メッセージ性、テーマ性ばかりが先走り、先行しがちながら、
そういうことじゃない、

舞台って、すごいでしょ。

これにつきる。
是非に、足をお運びください。
苦しいながら、楽しい稽古場…

2010年08月28日(土)



 一周忌。

いずみ一周忌記念公演があった。
早いもので、もう一年が経とうとしている。

会場も満杯、
よい企画でした。
よかったね、という思い。
しかし、最後、
父上が書かれた詩を黙読、とゆう趣向があって。
(それまでは詩の朗読、パフォーマンスを見て、最後は、皆さんがその詩を読む、という形で終わらせたい、という企画側の意図)
ま、意図はわかるし、
父上の詩人なる所以なる言葉、重みも手伝って、会場は、涙…
ま、これは良いとして、わたしは、昨年ご実家に伺った際の御礼で、すでにいただき、その時号泣した文章。(汗)
わたしは、知っていた、かう、今その文章の真理にふれるのも嫌で、開いてすぐ封筒に戻す、
思いを大事にしているのは読んでる人も、わたしも一緒。
ところをビデオが撮っている、なんだこれ
客席を撮っている。
一言まず、撮ると言え、だけでなく、これはもう冒涜じゃない?
ビデオに残る映像としては、すぐ手紙を閉じた人(わたしの場合)だろうし、ま、わたしはいい。
なにより他の方の感動は、
両親に対する同調になってしまいやすまいか…

イライラする

でもって、
父上の感動的文章によって涙に濡れる人たちを、
面白おかしくとられちゃいないか
なんて思いながら、
そういう日ではないし、
なにせ、悪意をもってそんなことをしているはずもなく、
さらにはそんなことを思っているのも、会場に一人だけ、だろうから、
終演後、とりあえず早々に外に出て、
同期も何人か来ていたので、
頭を冷静にしてから、
ご挨拶に戻る。

しかし、表現を記録する。
って、なんなんだろうかなぁ…

少なくとも、客の一人であったわたしは、事実としてイラッとしたのである。
安らかに…の日に。
…いずみさんごめんなさいね(笑)

その後、お久しぶりの同期とファミレスでくっしゃべって、
有志で沖縄料理屋へ。
この十年で皆生きる方向性も変わった。
色んなハナシをする。
そういうことが、
稽古後の居酒屋のテーブルで演劇論、
ではなくて、
結局居酒屋であることは変わりないのだが、
嬉しい。
明日からも稽古、しっかりやろう。

2010年08月08日(日)



 見られる会

稽古場にて、なんか、みんながこちら向き(演出席)にいっぱいいる読み合わせ会(笑)が終了。
つまりは、九月公演に向け、劇団員一同が介して、「今、なにが行われようとしているのか」「この文字面だけだった芝居がどう聞こえてくるのか」「演出はどういう風にしたいのか」「作品の魅力を」ETC
コンセンサスをとって、一丸に、の日。かな?

もう、ホンをモチナガラだが立っている(普通の稽古)のだが、改めて、ぐるりを囲んでの読み、プラス、どういう風に、作り手サイドが考えているのかを伝える会、

他の劇団さんの場合もレパートリー入り(この言い方も様々ある。ま、そんなに知ってるわけじゃありませんが)などで似たような会はあるけど、大体、ご列席の方々の居所は演出席のうしろが多いのだが、
ここではこちら向き。
出演者・スタッフを遙かに凌ぐ人数が
こちら向き。
なんだか、圧力を感じるのである。←どうだか
元来、人前で喋るのは苦手である。←どうだか
というか、好きではないのである。←どうだか
緊張するし。←どうだか
だから、アフタートークで自分の演出について声高に主張する方々が信じられないし。←作品が顔であって、それでよいのだと思う。伝わらなかったらそれはもう、それでしかないのだ。(今思っていること)
それを「苦手」と言われたことがあるので、じゃあ、「苦手」でいいや、って思っていたりするし。←悪意。ただ、まあ、この場合は結果で見てよ、という趣旨のことではないですからね…

とそんな事いいつつ、結果喋るし。←当たり前である
どうしても体裁を整えてしまうし。←そりゃそうである。
そういう自分が、好きでないのだ。←職業上仕方ないと思われる。

結果、好きでない自分と向き合う会、とでもゆうのだな(呆)

閑話休題。
新たな発見は、
こういう、ある時期を経てから(漠然とだけど、動き始めていて、役の奥行きについての話はもうとっくに終わっていて、作品の問題点についてのコンセンサスは取れている)、改めて読みに戻ると面白い。
現状、覚えたてのセリフに四苦八苦しているところ、その不安はなくなるし、
改めて、他の俳優が何をしているのかもよくわかるし、
さんざん話に出る「役の立ち位置」(舞台上のじゃないよ)が腑に落ちるようだ。
聞くほうにとっても、
それは「リーディング」としているわけではないので、
聞きにくいところは多々あるとして、
つい先ごろ渡された本を手探りで読んでいる状況ではないので、
新たな発見を持って聞いていることができる。

しかし、長かったな(笑)
途中一幕終りで休憩をとって、
二幕三幕は上演も一気にいくつもりなので、
無理やり、
しかも、人数過多による酸欠気味の稽古場…

とはいえ、方向性をあらためて確認できたこと、
後半の流れの確認がわたしとしてもできたこと。

これは各セクトにとって、よかったかも。

明日からは仮道具も入ってきて、頭からじっくり(予定)

2010年08月04日(水)
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