再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 近道は遠い。

近道は、遠回り。
急ぐほどに、
足をとられる。 始まりと終わりを
直線で結べない道が、
この世にはあります。 迷った道が、
私の道です。


ラジオから流れてきたこの言葉達。

…なんだかとっても深いのです。
哲学です、近道は遠回り。
始まりと終わりを直線で結べない道。
…でも結びたくなるのが人の性ってもので…


しかし、これ、なんだかわかります?
「大分むぎ焼酎 二階堂」のCM
しかも、「消えた足跡」編です(2008)
気になって検索すると、ありました、色んな編があるのです。

http://www.nikaido-shuzo.co.jp/

近道は遠回り。
確かに私は近近で、酒を飲んで、急いで帰宅しようとして、千葉まで爆睡する、というウルトラC(古い)を体験済みだけど…

記念すべき第一作は「自然編」(1987)

いつ、来れますか・・・。
いつ、逢えますか・・・。
いつ、話せますか・・・。
自然も、街も、人も、みんな、ゆっくり、もっと、ゆっくり・・・。
大分むぎ焼酎、二階堂。

第二作「水の旅編」(1988)
人知れず、彷徨いながら、揺い(たゆたい)ながら、水はおいしく磨かれていく。
大分の、おいしい水と出会って、私は麦だけの焼酎になる。
大分むぎ焼酎、二階堂。

と、なんとかここまではわかるのです。
特に二作目は大分の水と出会って、だし。
しかしこの後が…
遂には、わたしは麦とまで言い切るけど、別に麦じゃなくていいよね?

なんのCMだ…
って、思いっきり術中にはまっている気がするのだ。



2009年06月30日(火)



 人として

B学座「結婚」を観て、
中の打ち上げみたいなものに参加させてもらい、
その後久し振りで、お世話になりっぱなしの照明家K沢さんと近くの中華であーでもないこーでもないしているうちに程よい時間。
そこに「どこにいる?」と某師から連絡、
こちらも久方ぶりの四谷三丁目のこれまた「中華」(爆)へ三人で。
四ツ三で熱いトークって、かれこれ十年ぶりのことである。
なにしろ、わたし、芝居観てテンション上がってます。
大勢にはしらんが、わたしは好きだ。
もうわたくし完全に帰れない時間すらとうに超え、
師宅に収容してもらう(笑)
というか、そこでも呑む。。。

で、せっかく寝具など用意してもらっていたのだが、すっかり朝。
師はもうとうに寝ているのに、奥様(わざわざ起きてきてくれた)とまだ呑む。
電車もすっかり動いている時刻。
やらねばならないこともあるのでと、←その状態で何を言う、である。
宅からタクシーで阿佐ヶ谷駅まで、
で、来た三鷹行きに乗りこんで、、、、

気がつくと、撃沈爆睡。
多分、一度三鷹に着き、そこから千葉を経由して(こういう場合経由とは言わないのだが)また三鷹という寸前に覚醒。←そういう時間…

人としてどうよ。
である。
おとなしく、寝かしてもらえばよかった。。。
あれ、帽子が…行方不明
メガネは曲がっている…
もう今年も半分を過ぎるというのに、
テンションあがりまくるのもどうかと思う。。。




2009年06月28日(日)



 芝居三昧か何三昧か

昨日は秋田公演3ステージ目、落ち着いたスタート、最初からの盛り上がりはなく、(あくまで前日のイメージがあると)でも、しっかり地に足のついた本番。
本番後、ばらし前に当たりを2か所。
チェックは今旅わたしが見れるのがおそらく最後なので、丁寧に。
その後、公演班はバラシ→仙台に移動→宿泊→帰郷なので
わたしは、先においとま。
一度、駅まで行って、電車の乗り継ぎを確認して、
周りをちょっとだけ探索。
温泉入って、「きりたんぽ」が売りの店で、無理に「稲庭うどん」を食べ、
大舘の駅弁当を片手に帰京。(これが美味い!感動。)

今日養成所、キャスティング後2度目の読み合わせ。
途端に自由度が低くなるのはなぜだろう(笑)←責任が生まれるから?
ま、うごきだすのは来週くらいか?

夜は、照明の永氏の招待で桟敷童子を見せてもらう。
以前R−viveでご一緒した竹内さんもいらっしゃっていた。
終演後、当該永氏としずおかおでんを食べながらあーでもないこーでもない。
明日は文学座アトリエに師の芝居を。

2009年06月26日(金)



 秋田

朝一で弘前を出発。
南へ。
普段いかに自分が、何分かおき電車に慣れてしまっていることを痛感する、一時間か二時間に一本の電車。
こちら乗り過ごさないように命がけである(笑)
大舘までは三十分強、そこからさらに乗り換えて東大舘まで、
自分で押して開ける電車の扉は久し振り。
寒いからだよなぁ。

東大舘の駅の周りをちょっと散策してから、会館へ。
まわりには、朝パラなにもありません。
駅の裏手にあるのは、
「しのぶ」とか「ゆき」とか「下の名前」の看板だらけの一区画。
いやぁ、おそろしい。
深夜だけ活気のある…

ふらふらと会館まで。
開場時間に着く予定なので、徒歩の学生さんと一緒になる。
言葉がちがうので、なんだかほっとする。

午前、十時開演。
まあ、会場内、女子高生の大盛り上がり。。。
「大体静か」という前情報、崩壊(笑)
盛り上がりすぎで話が全体のどこまで伝わったのか…
午後、十三時半開演。
まあ、会場内、男子学生の「うぇーい!」の大合唱。。。
「大体静か」という東北情報、破滅(笑)
大盛り上がりというより、ちょっとどんちゃん祭である。(←どんちゃん祭なんて言葉はない)
この感じ、定時制高校公演以来である。
芝居全体として、
あと、こういう状況の場合、
をふまえてチェック。
明日も同じ場所で観れるので、◎

大舘、秋田犬発生のお土地柄。
会館に行って、秋田犬と戯れ(わたしは嘗て秋田犬を飼っていた)、夜は比内地鶏のお店でかなり一杯。ちょいと高めだが、親子丼が絶品。秋田のお酒も。その後、有志で牛タンを食べようと言ってみたものの、目当ての牛たんが売り切れという悲しさの中、就寝。

ああ、秋田犬飼いたい。

初の秋田は、だめーな雰囲気満点の秋田犬会館だけで終わるな…

2009年06月24日(水)



 ささやか

養成所、最初からアップなしで読み、
未だ完成をみない台本(オムニバスのうちの一本)を先日かなり切った貼ったで方向付けをしたので、先に確認。
その後、芝居(オムニバスの)とは別の箇所←大枠だったり、途中途中、語りやなんかが入る。を何人かに読んでもらいながら、香盤と照らし合わせてキャスティングを決定。
その後、頭から幕切れまで一気に読み合わせ。
なんとなく音楽をいれながら。

ま、面白いキャスティングではないだろうか。

しかし気がつくと中間発表も残すところ、あと一月。
(ちなみに…

「日常ってのはこんなもんです」
作:俳優クラス 構成・演出:藤井ごう
於:スターダス・21アトリエ(小竹向原駅下車徒歩十五分)
7月26日(日)15:30〜  18:30〜
7月27日(月)15:30〜  18:30〜
入場無料

なんやかやとこんな方向でやって三年目、また新しい物語がいくつかうまれようとしています、今回のテーマは「嬉しい―悲しい」)

ちょっと六時前まで時間がかかり、今日はとりあえず羽田からの最終便で青森空港まで行って、弘前に一泊させてもらう予定。
チケットはとったものの、ほんとにギリギリチェックイン間に合うかの時間。猛暑の中、荷物を抱えて汗だくで急ぐ姿は実に悲しく、読んで字の如く暑苦しい。浜松町まで行って、四十五分前自動チェックインに見事四十五分前ジャストに間に合い。ホッと喜ぶ。嬉しい。←ここでだめだと、空港カウンターに行ってから、係員と一緒に小走りしたりすることになり、+恥ずかしいが足されることになる。で、そうなるのを見越しながら、電車の中でいくら急いだところでどうしようもないのだが、(そりゃあ、速度は変わりませんからね)急ぎたくなる、あのどうにも仕様のない不毛な時間を過ごさなくて済むわけだから…
飛行機に乗り込んでから一時間十五分で青森空港へ。
そこからバスに揺られること一時間、弘前に到着。
ホテルの受付に、「ごはんを食べられるところ」を聞き、
ほやの刺身に、本マグロに、エンガワに…
と、弘前の地酒で(ごはんを食べられるところ←米はご飯、である)
とは言っても、本マグロ大トロで一貫三百円也(うにも、あわびも…)
中トロにいたっては、なんの祭りだか知らないが、百円。
なにしろ、回転の値段であった。嬉しい。
明日も早いので、早々に寄宿。
ささやかなりし在弘前。
明日は朝移動にて大館へ。。。

2009年06月23日(火)



 建物

昼過ぎから、今度十月にやるリーディングの内の一本を作家さん、総合演出と台本についうての打ち合わせ。新宿はトップス二階にて。
先日劇場は閉鎖されたのだが、この新宿打ち合わせどころ(長い時間いても全然追い出されない+演劇人がめちゃめちゃ多い(劇場があったこともあるし))としての喫茶店は未だ…
なんて思っていると、今週いっぱいでの営業終了の文字。
悲しい。。。
一体、どれだけの時間ここを使ったのだろうか…
その前によく打ち合わせにつかっていた、隣の元ロッテリアのあった建物の三階の喫茶店もとうになくなり、新宿はどんどんと風景が変わっていく。

二時間程の打ち合わせ、総合演出さんと三人でのすり合わせもあって、出口が見えたような…
アツさと、思いと、魅力のつまったホンに…
次の打ち合わせ日を決めて散会。
その後、プークさんにお邪魔。
いくつか資料映像なんかを見せてもらう。
しかし、プークさんはもう云十年、ビルを構えているわけで、
無くなってしまうものと、その歴史を思う。
帰途、スリランカ料理の店にフラッと入る。
ライオンラガー(地ビール)、さっぱりとして美味い。

帰って、明日のキャスティングに備え、
秋田行きの準備をせねば…

2009年06月22日(月)



 それでも

今週は、金曜日に板垣氏演出「グローリーデイズ」を観て、本日は昼にオフオフで西沢氏演出「楽屋」、夕方に昴の「となりで浮気?」を観る。
ミュージカルから、清水邦夫から笑劇(ファルス)、我ながら幅広い(笑)

明日は先の打ち合わせが二件あって、どちらも突破口を見つけられれば…
懸案事項、秋田行きは結局、前日に最終で弘前まで飛んでいって(会場は上からの方が電車移動が早いので)一泊させてもらい、朝移動することに。よく考えると、子供の頃の記憶が確かなら初秋田なのであるが、
思わぬところで初青森、かつ、通過である(悲しい)←嗚呼、竜飛岬、十和田湖、恐山…←だから遊びに行くのではない

最近、図書館通いもあって、アーカイブを探すように、昔の映画やなんかを見つけているのだが、
隙間をぬって、人形劇三国志を見直している。
改めて、よく作られている。
あれは、小学校の頃だったと思うが、「大草原の小さな家」のあとは、この番組だった。川本喜八郎の人形が格好よくて、かつ、諸葛孔明の声が森本レオだったりして、面白かったのだ。
わたしのその後の三国志好きのスタートでもある。
で、その頃にはよくわからんかったが、
番組ナビゲーターの
島田シンスケ(最初はこれでもかの棒読み、かつ、何を喋っているのかわからないのだが、途中から、とってもよくなる)松本リュウスケ(最初からはりきっているのだが、なんだかその後を知っているだけに、痛々しい…←余計なお世話)を人形化し、紳々、竜々として登場させ、重要な場所に、確実に絡んでくる構成、上手い。
前々からDVDBOXを買うか買うまいか悩んでいたのだが、
世の中がこう、ブルーレイに変わっている中、
それでも
欲しい…


2009年06月21日(日)



 日本、広し。

某大学のサイドコーチ、無事に終了。
打ち合わせから、プレワークショップからあーでもないこーでもないと呑んだくれた(?)二ヶ月余り、
終わってみれば、一人ではなかなかに出来ないことが、一つの目的をシンプルに持った人間達が集まって出口を見つけようと切磋琢磨することで、
色々なものが見えてくる。当たり前のようで、当たり前にできないこと。いや、いいチームでした。
そしてそれを受け取った人たちの変化で、ぼくらもまた良い意味で変化する。これって正にコミュニケーション。
よい経験をさせてもらいました。
また水曜日あたりが来ると、池袋に足を進めてしまいそうな…

なんてことを思って、来週を思う…
修学旅行の旅の旅先(だから日本語が変)へ行くことになっているので、
←来週は秋田辺り、朝十時が一発目の開演だから、流石に朝一で向かうのは不可能だから前日乗り込みして、
一応確認…なんて思って、乗り換え案内を検索してみる。
火曜日に稽古を終えて、十九時に東京を出ると…
七時半に、現地到着。

ん?

三十分?

ではないな、

十九時に東京を出ると、次の日の七時半に現地。

んなあほな、
みたいな似非関西弁で突っ込んでみて、連続三回調べなおししたものの、結果は変わらない。

つまるところ、その時間に東京を出ると、寝台列車でしか行けない。
ということなのだが、寝台列車なんか乗ったら、そのテンションで眠れるわけもないだろうし。

まさか、今の日本でこんなことがあるとは…
ちなみに十六時にしてみても、結果は同じ。
文明人、文明の利器を利用した結果、思考停止。

恐るべし、日本。
日本は、何気に、広い。

なにか手段を講じるか、手立てを考えなければ…


2009年06月18日(木)



 菜の花。

養成所、なかなかあと一歩二歩の書き直しがままならず(ま、作家でないので当然といえば当然なのだが)、基礎となる部分が見えなくなっている印象。ここにはまり込むと、なかなか出口が見えないもの。
キャスティング等々、決めたいところだが、ぐっと我慢して…。

今日は青年劇場さんの「菜の花らぷそでぃ」ツアーファイナルを吉祥寺は前進座で観劇。なんだか、キンダーの原田さんと並んで観る(笑)。
よーくブラッシュアップされた作品。完成度高いす。
客席は始終沸いて、心地の良い物語が展開。
最初、どうしても農業問題とか、テーマがあるので、その説明と、人物の説明に終始するので「んー」と思ったのだが、そこはそういう作品、物語が動き始めたところから、休憩を挟んで二時間五十分弱。テーマより「人間喜劇」として気持ちよく観劇。
なるほど〜、青年劇場。という感じ。
青木力也さん、いいです。
また、どこかでご一緒したいなぁ(去年の一月、新劇人会議のリーディングでご一緒させてもらいました)

終焉後、出演の清原くん、他、去年りばいぶに客演してくれた高安「お姉さま」、吉村氏、音響ことKさんらと、「あーでもないこーでもない」しながらちょっと一杯。終電前にはしっかりと駅のホームまでたどり着くものの、なにやら電車が十五分以上来ない事情も手伝って、「じゃあ三十分だけ」とまた赤い提灯に吸い込まれたのでした。無論、激論になり、始発までの時間を過ごすことに(阿呆です)。高安「お姉さま」と呑むと、いつもこうなる。←楽しい(笑)


2009年06月16日(火)



 魅せられる人。

ノアの三沢光晴が亡くなった、試合中。
受身の名手が、バックドロップで…。

昨晩、日之出清からのメールで知る。
絶句。
プロレスを知らない方にはなんのこっちゃでしょうが、

わたしは(わたし世代は完全に親日ストロングスタイル派が多い中←アントニオ猪木の方ね)昔から、どちらも見ていたが、日テレの全日本プロレスリング好き(←ジャイアント馬場の方)で、よーく見ていた。
一時期は、鶴田最強説、から、鶴田も早いうちから体を壊してしまったので、その後、世の同世代が闘魂三銃士(武藤、蝶野、橋本←故人)!と言っている中、三沢、小橋、川田だったし、節目節目の試合は、ほんとよく見たな、で、魅せられた。二代目タイガーマスクとしてもそう、マスクをとって、鶴田に勝ったときもそう、川田との対決もそう、小橋との壮絶な試合の数々もそう、まぁ、ようやるわぁというのを通り越して、出来レースだろうがなんだろうが、「魅せる」ということにかけては、確実に一番だった。何度、泣かされたことか。。。

なるほど、今の今まで新日と全日で「なぜ全日?」の理由はよくわからなかったのだが、あーなるほど、「魅せる」だったのか…

鶴田が死に、馬場が死に、全日を離脱してノア立ち上げてからも姿勢は変わらず、しかし、ファイトは確実に「えげつない」方向になっていた気もするが、それは、見る側の欲求と、見せる側の供給をしっかり測っていたからだろうし、プロレス最強(今やそんなことを本気で言う人はいないだろうが)を謳い、そういう「魅せる」存在であることを大事にし、他の団体が他流試合に出て痛手を被る中、地面を固め続けていた。←プロレス自体が存亡の危機にあることに変わりはないのだが…(地上波はこの四月で放送もなくなったし)

そんな中、
とてつもない損失だ…

「魅せられる」人がいなくなるのは辛い…

「魅せられる」人の訃報が続く…

ご冥福をお祈りします。

2009年06月14日(日)



 悲しいの詩

なぜだろう、毎年のことなのに
なぜだろう、4月、還付金が戻った時点でも思っているのに
なぜだろう、4月にやはり、車両税が来るときに思い出しているのに

嗚呼なぜだろう、毎年のことなのに
嗚呼なぜだろう、4月、還付金が戻った時点でも思っているのに
嗚呼なぜだろう、4月にやはり、車両税が来るときに思い出しているのに

今は六月
(コーラス)今は六月
二週目
(コーラス)二週目

あれだけ、還付金は、この日の為にと思っていたのに
(コーラス)思っていたのに

あれだけ、還付金は、この日の為なんだと思いきかせていたのに
(コーラス)嗚呼思い聞かせていたのに

あれは4月
(コーラス)あれは4月
幾週目
(コーラス)幾週目

やってきました住民税
(コーラス)都民税に市民税
やってきました住民税
(コーラス)忘れた頃に
やってきました住民税
(コーラス)都民税に市民税
やってきました住民税
(コーラス)あてを考えていないところに

嗚呼、あれだけ、還付金は、この日の為なんだと思いきかせていたのに
(コーラス)いつのことだか思い出してごらん
嗚呼、なぜに手元にないのだろう
(コーラス)あんなこと、こんなこと、あったでしょう
……。嗚呼、こんなことなら、日本酒呑んだり、へぎ蕎麦食べたりしているうちに、ブルーレイディスクプレイヤーでも買っておくんだった
(コーラス)嬉しかったこと、楽しかったこと
思い出せば出すほど、冷や汗がでてくるのは何故、嗚呼、忘れたい
(コーラス)いつになっても忘れない

もうすぐ国民健康保険〜
(コーラス)嗚呼、忘れたい



……合掌。
って、なんの詩だよ…

2009年06月13日(土)



 日常ってのは。

中間発表の外枠構成台本、朝まで掛かってざっくりと出す。
これにそれぞれのチームが向き合っているホン(まだ完成をみず(笑))が入ってきて、たたき台となる(ここまでも時間がかかるが、芝居としては、できあがってから、また時間がかかるのだが)。
これはこれでなかなかに楽しい作業(苦しい作業ともいう)なのだが、都合、4月から二ヶ月近くの間に提出してもらった宿題をズラーッと並べて、←提出してもらっているのは、台本だけではない。且つ今年は「嬉しい―悲しい」と考えるシチュエーションが二つなので、単純に考えても総数が倍。
その中から、誰もしらなかった、このクラスならではの、結論、だったり、総括だったりを見つけないといけないので、(こういう企画上、なるべくわたしの手のみでセリフなどをいじらないようにしつつ←そうなると余り意味がない)編集作業にがっつりと時間をとられる。どういう切り口でいくか…とか。
ま、今年の場合、今週月曜日にわたし発信ではなく、生徒の方からあるキャラクターが生まれてきたので、シャアシャアと拝借することに(爆)

元々は、「悲しい」をテーマに「山のように」というワードを全体に使って、なんて始まる前は思っていたのだが、そこはそこ、全然違うことになっている(?)。

一度、外枠だけ読んで、
その後、全体(未完成の台本をいれて)で読み合わせ。キャスティングはまだ。全体の時間を知り、「なるほどこうなるのか」と思ってもらった上で、本日、題名まで決める予定。

ほぼ予定通りの時間。
足りない部分と、試したい部分はやって、
その後、題名まで。
題名も、一人三つずつ候補を出してもらったところから(都合十九人×3)
絞り込んで、
最終五候補くらいのところで、多数決ではなく、話し合い(笑)
まあ、白熱する。
「初めて聞く側にとって」とか、「自分達はこうしたい」とか「自分達の楽しさは伝えたい」とか「シンプルに」とか「長いほうにかぎる」とか「全体を表す言葉が欲しい」とか、色んな角度から話がされる。
で、巡り巡って、

「日常ってのはこんなもんです」

に決まる。
「日常ってのはこんなもんです」全体が来週には決まるといいな(キャスト含め)。←もう後一ヶ月に迫る…

某大臣が辞任した。
方や、正義を貫く人物として、
方や、商売をしたことのない無知な人物として、
さて、どちら、でしょうねぇ…

こういうゴタゴタはどうでもいいわたし。




2009年06月12日(金)



 下準備。

なんやかや、七月に書かせる中間発表、+十月の台本などなど、
テキレジを含め、未完の台本がカバンの中に溢れている。。。
一個一個整理していかなくては…
とりあえず、中の一本について、近々で打ち合わせをすることを提案。
近日中に第一回目の打合せをすることに。


そんな中、今年後半のスケジュールを確認する。
今年はパッと八月なーんにもなく、焦るのだが(笑)
十月十一月とそこだけ集中で、カバンの中と同じ有様。
上手く整理できるとよいのだが…
改めて、確認したり、確認されたりして青くなっている(爆)
どこに行っても、きっちりできるようにしておかなければ…
下準備が大事な六月であるのに、
なんだか気分は勝手に八月三十一日である。

2009年06月10日(水)



 気分。

また新しい一週間のはじまり。。。
今週は、金曜日までに、中間発表の形をやんわりとでも作らねばなので、結構にバタバタとしている。
そんな中、稽古後、「今勧進帳」を観にサンモールスタジオへ。
毛皮族でもあり、わたしの先輩でもある柿丸姉さんのお誘いで。
前半から中盤まで、空間のつかみ方と、話の持って行き方で、非常に興味深く面白く観る。また、清水宏さんの芝居、しかも小劇場でみるのなんて、一体何年ぶり…というくらいで、正に怪演。←こういう方はなかなかいません
しかし、ハナシが確信に迫り、中盤〜後半にかけては、ウェットにウェットが重なって、まあ、状況的にそうなるのはわからんでもないのだが(背負っているものが夫々重いので)、泣こうとする芝居だったり、情感だけでいかれると、情感から脱せない人たちが、脱していくお話、だとすると、辛い。「勧進帳」(※本当は書かれていない手紙をその場で即興で読む)のシーンも際立たなくて、そこだけ観ると確かにすごいんだけどやっぱり、、、決して救いのある話ではないのだけど、そういうことでもなくて、なんだかモヤモヤする腑に落ちなさで、なんか呑みにいく気分でもなく、でもそのまま帰宅するのもなんで、丁度新宿への帰り道、バルト9があるので立ち寄り、たまたま時間があったので「がまの油」を観る。
これがまあ、似たような(勿論話は全然違うのだけれど)設定というか、お話、というか裏に流れているものの映画。ま、人が背負う十字架(十字架を背負った人の)のお話です。
役所広司初監督作品、くらいしか情報を知らなかったのだが、すっかり摑まれ(ま、今日のその状態というのが大きくあったことは否めないが)しかし、暗い気分にさせられる訳ではなく、温かい人間を見る目線が時に冷たく、だからこそ温かく感じられた。いい巡りあわせだなぁ。
ま、ネタばれになるので内容はあれだけど、
よく考えると、あれが、役所広司じゃなくて、大地康雄だったら全く成立しない話だな。とか思えてかなり可笑しい。(別に大地康雄が悪いとか言うわけじゃなく、見栄えです、見栄え。←完全なロリコンおじさんに見えるでしょう、きっと。全く感情移入できなかったりして…)
そして、ほぼ主役でいる澤屋敷(K−1戦士)が
まあ、素人っぽくていい空気だしてるんだけど、
本職の方はどうなったのさ!?
と突っ込みたくもなるわけで。
そんなことを言っているわたしの気分はすっかり落ち着いたようで。。。

2009年06月08日(月)



 日本代表。

祝、日本代表、ワールドカップ出場。
しかし、相変わらずのヒヤヒヤ試合。。。

トップで出場を決めたのだから、あと一年かけて、まあ、いうところのベスト4は無理だとしても、せめてアウェイの地で一勝をあげて欲しい、というのは欲が少なすぎ?

しかし、四大会連続、当たり前になってきましたなぁ。出場は。
嘗ては夢のまた夢といわれていたのに。
ドーハの悲劇で日本中がため息をついてから、早十六年程、変われば変わるもんですね。ジョホールバルの奇跡から早十二年。一回りしてみたら、日本人、出場くらいじゃあ満足いかなくなりました。
そりゃあ、まあ、そうだよなあ、今の二十代の子達は物心ついたときにはJリーグもあって、なりたいものも野球選手<サッカー選手って時だもんなあ。


出場することに意義がある。
オリンピックだったのももう、今は昔、
結果を残さなきゃ、来た意味がないオリンピック、
みたいになっているし、

かたや野球は規模は全然小さいとはいえ、
二大会連続で結果を出しているわけだし、

野茂がドジャースに行って、活躍して、興奮してたら、もうイチローは当たり前のように記録を塗り替える選手になってるし、だから、ちょっと日本人が活躍しても、まあ…みたいな感じだし、
カズがイタリア行って、活躍はできなかったけど、中田が行って、活躍して、その後、どんどん出て行くし、それが当たり前になってるし、
今のスポーツニュースで、大リーグと海外サッカー、当たり前に取り上げられるようになりましたからね、かたやお膝元のプロ野球や、サッカーの方が小さく扱われてれている、、、

人の欲と慣れというものは侮れない。
世界が当たり前に同じ地平として捉えられるようになったのか、
足元を見失ったのか…
かく言うわたしとて、フランスワールドカップ出場決定!の時は、酒飲みながら、岡野が蹴りこんだゴールを「見ていただろう」人間に電話かけまくって喜びを共有していた記憶があるし、日本代表の試合の日程は完璧に頭に入っていたと思うのだが、、、
変化は変化として、よしとして、次のことへ向かうべきなのだろうか…
もっともっと手に汗を握りたい!という欲求に、素直になれということなのか。

ま、ま、でもこのご時勢、よいニュースは嬉しい。

2009年06月06日(土)



 なにかが。

岡山県で、引ったくり犯を頑強な高校生が捕まえたそうな、
表彰されまっせ、この高校生。感心感心。って、そんな話じゃなくて、
捕まえてみると、相手は警官で。
とんでもないな、警察。慢心慢心って、そんなよくある話じゃなくて、
その警官は「強行犯」係で、
つまり、「強盗」を「捕まえる」側の且つ、その専門とも言える人間なわけでした。
高校生をして
「世も末だ」
と一言、言ったとか言わなかったとか…
逆に、あえて今、斬新斬新。


しかし、
「捕まえる側の人間が捕まるなんて信じられない」はいいとして、
 世も末とは「この世もお終いである。救い難(がた)い世の中である。末法思想(仏教における一種の歴史観)からの言葉。」 だそうで、
世も末だと思った…
と、マスコミに囲まれて言った彼のこの後の事を思う。(←余計なお世話)
どっかの番組で、「県警は彼を表彰じゃなくて、彼に頭下げて県警に入ってもらえばいいんじゃない?」的なことをコメンテーターが言っていた(皮肉でしょうが)。

わたしを含めて(斬新とか言ってるし)、大人が面白がっている節がある(爆)
クローズアップすべきは、英雄である青年が「世も末だ」と言ったことではなく、あくまで「警察がひったくりをした」ということではないか。
←もう目新しさはないから…というのもわからんではないが。
善行は勿論この場合、賞賛されるべきことだけど。

正義の心を持った純真な青年が、この世を憂いテイル。

…なにかが、違う気がする。

2009年06月05日(金)



 大学。

大学の講義のサイドコーチ、
演劇ワークショップを使って、コミュニケーション能力を上げる。
全四回の四回目(全体を二つに分けているので、もう1チームは後二回)、アップから始まって、先週の振り返りから発展形までして、
今日は、「ワンワード」
説明が長くなるので端的に…
十人ぐらいで一文節(今日は、天気が、いい、ので、散歩に、行った)
、を繋いでいき、まるで一人が喋っているかのように、話を展開させる。
お題があって、それについて、「今」起きていることのように話すこと。
考えすぎず、流れを「受け入れて」いく。

わたしはよく、もっと長いバージョンの「作り話」を何人かでまわしていくやつや、文節は短く、且つ、しりとりの要素を使って、なんて複雑バージョンをやっていて、基本形は本当に久しぶり。
で、これが、われわれには、なんだかんだで考えすぎて、難しくなる。(別に奇をてらうつもりもないのだが、どこかでおもろいこと言わなきゃだったり、まとめないと、だったり、本筋に戻さなきゃだったり…)

たとえば、「桃太郎その後」
桃太郎は、鬼が島から、帰ると、成田空港に、行って、アメリカに、行った。
(もっと長くなる)
たとえば、「屋上にて」
遊戯で、遊んでいると、子どもが、やってきて、弁慶の泣き所を、蹴られた、しばらくして、わたしは、その子どもが、アイスを、食べて、いるのを、見て、近づいて、アイスを、奪って、弁慶の泣き所を、冷やした。(素晴らしいおち)

コツは、なるべく前の発想を否定しないこと、と、
物語を進めること、
ハナシはどこまで展開しても構わない。

「初めてのデート」なんてことをやると、「デートに向かう」までのその人物の葛藤ばかりがクローズアップされて、「デート自体」が進まなかったり、、、(目的はデートが進むこと)

で、全体(七十名弱)を六チームにわけて、各チームごとにコーチが一人ずつついて、実際にやってみる。
出ました、わたしが担当のチーム。

お題「大学」

R大学に、今日、スーパーマンが、やってくる、はずだったが、来れなくなり、バットマンが、代講で、来たので、私は、困った。

お見事。
いずれ、アメコミヒーローが来るのだろうが、日本人としては、これはこれで困るわけで、あとスパイダーマンとかだろうが…
目の前にその光景が広がるから不思議なもんである。
こういうのを打ち合わせなしで、物語を紡いでいけると、至極おかしい。
人が何を言っていて、話の全体を理解しつつ、展開させる。
わたしらなんかより、学生の方が、素直で上手(笑)

なんでも、基本は大事なのだ。

2009年06月03日(水)



 場所。

養成所の後、
人形劇団プークさんのアトリエ(兼稽古場)にお邪魔。
ちょいと打合せを兼ね…

花小金井と田無の間、正に線路沿い。
狭い路地に運搬用のトラックが3台、見事に停めてある。
これはもう職人技。

建物に入って、1階部分は工房。
色んな人形やら、道具やらが散存していて、
モノが作られる、作られてきた「匂い」に満ちている。
必然か、テンションがあがる。←子どもと同じ

二階部分が稽古場で、充分な広さ。
ここにも現在回しているのだろう演目の道具やら、衣装(というべきか?)、人形やら。
かねてより、某企画の為に打ち合わせをしているのだが(まだ雲を摑むようなハナシ)、なかなか具体的にならず(わたしの頭が=人形劇は不勉強)、美術家さんから、「一度見てみてください」ということで、やってきたわけだ。

その二階で、様々な人形を見せてもらいつつ(大きいものから、小さいものまで)、実際に動かしてみてもらいつつ、
企画について、あーでもないこーでもないする二時間余り。
その場の空気だからかもしらないが、グッと想像は広がらせてもらった感。

色んな場所でもちろん、稽古をしているわけだが(普段)
やはり、ものがつくられてきた「稽古場」と、
公の施設のようなそうでない「場所」と、
「稽古場」と銘打っているけど、何の?という「稽古場」と
やる場所によって、芝居作りでこだわれる所が大きく違う。
やはり、ものがつくられてきた「稽古場」(思いの積み重なった場所かな)がいいのは当然で、

「匂い」「空気」その場にしみこんだ「雰囲気」が全然違うのだ。

「想像をめぐらせられる場所」
そんな場に出くわすと、嬉しくなる。(単純)

その後、中華をちょっとつまみに行く。
何かいい案が出そうな気がする。(気で終わらないように…)


浮かされた気かなぁ(笑)


2009年06月02日(火)
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