しそ摘み日記
akajiso



 恐ろしき影響力

 母が親戚の相次ぐ不幸のため、
ストレスで高血圧となり、
今、自宅で静かに療養中だ。
 いつも元気な母が病気になると、
私はものすごく心が不安定になってしまった。
 で、落ち込んで、子供たちにもつらく当たったりしていた。

 が、母が薬のおかげで少し安定したら、
私も少し落ち着いてきた。
 こんないい歳になっても、
まだ親の影響受けてる私。
 依存心強すぎだよなあ。

 で、
「ガミガミをやめれば子供は伸びる」
なんて本を読んだりして反省し、
子供たち相手に「よき友人」として理性的に接してみたりしている。
 すると子供たちは、
ニコニコと友好的な母親に突然心を許し、
ガミガミ言わなくてもよく言うことを聞くのだった。
 
 要するに、子は親に影響を受ける、
いい意味でも悪い意味でも、
ダイレクトに影響される、ということなのか?

あな、恐ろしき影響力。

 私も支配的な母親をとっととやめて、
よき友人として認めてもらえるようにつとめようっと。
 息子たちを「好青年」に育てるのさっ!

(私の理想の男は「ザ・好青年」って感じの人!)
(子供の頃は三浦友和が好きで、今はトキオの山口くん)
(でも、結婚したのは「ザ・怪青年」だった・・・)

2003年04月28日(月)



 今年もPTAなのだ

 今日、長男(小5)のクラス役員を引き受けた。
 「ひとりの子供につき一回は役員を」
という決まりがあるので、
卒業関係でものすごく大変な6年生で嫌々引き受けるよりも、
今のうちに、というのもある。 
 それに、次男の役員を引き受けたときに、長男に
「お母さんなんで僕のクラスの役員全然やってくれないの」
と言われていたし。
 それからまた、今年の担任の体育主任の口の悪さというか、厳しさに
長男がびびりまくっているので、
私がいっちょフォローしたろう、
と思ったのだ。
 去年、次男が学校で問題を起こしたときも、
役員で一生懸命やっているのを先生が見ていたから、
次男がちゃんと面倒を見てもらえた、
というのもある。

 そうそう、問題児の次男だが、
今年もまた、学年主任のクラスに入った。
 結構トラブルを抱えている子達がわんさかいたぞ。
 今年こそ、もうちょっと人間の文化を身につけような、次男よ!

2003年04月23日(水)



 やばいっす

 ホント、最近の私はやばいっす。
 ウツのヤツに乗り移られて
子供らに暴言吐くのをやめられません。

 ああ、静かにひとりで
山のような家事から解放されて
じっと歌でも聴いていたら治りそうなのに、
「反抗期幼児」と「新学期×3人分」のばたばたが
私を追い詰めていきます。

 疲れ果てているのです。
 大好きなばあちゃんを亡くしました。
 私の心棒が一瞬で抜かれてしまい、
心に力が入りません。

 やばいっす。
 ああ、やばいっす。

 なんでばあちゃんの葬式で泣いておかなかったんだろう。
 涙が悲しみが、
胃で発酵した数時間前のにんにくのゲップみたいに
私に何度も何度もいつまでも
痛い喪失感を思い出させるのです。

 くだらないことではすぐ泣くくせに
本当に悲しいときには全然泣けない、バカヤロー。
 溜まっていくこの悲しみを
どうしてくれよう。
 

2003年04月22日(火)



 ドリフに泣く

 今日、昔のドリフのシングル集のCDを聴いていたのだが、不覚にも泣いてしまった。
 はじめは、ミュージシャンとしてのセンスの良さに感動し、次にコメディアンとしてのセンスに感動した。
 でも、思わず泣いてしまったのは、
子供の頃、なによりドリフが大好きで、
「ドリフ最高!」
なんて言って、
これからする苦労なんて全然知らないで
ゲラゲラ笑ってた自分がいたんだなあ、って思って、
何だかそういう無垢な小さい頃の自分に泣けてきてしまったのだ。

 ニンニキニキニキ、ニンニキニキニキ♪

 なんて聴いて、涙どおどお流している姿は
さぞかし怪しかっただろうなあ・・・

 テレビにかじりついて
「シムラ―、後ろ後ろーーーっ!」
って叫んでたあの頃・・・
私、子供なりにいろいろあったけど、
夢も希望もあったよなあ、って思って・・・

 ちなみに・・・
 
 うちのダンナは大学時代、
バイトで全員集合のセットを組んでいたという。
 ずるいぞー!
 まじでうらやましいぞー!
 つーか、私が「シムラ―」って言ってたのに
お前はそのセット組むバイトしてた、って!
 一体ホントはいくつなんだ、お前(夫)は!
 
 

2003年04月20日(日)



 現在ウツ入ってます

 先週ぐらいから、
風邪も治っているというのに体が重く、
家事の合い間にすぐに横になってしまう状態。
 ばあちゃんの葬式から帰ってきてからは、
なおいっそう、だらだらとしている。
 何があってもどんなに具合が悪くても
食べるのは大好きで食欲だけはあったのに、
今は、なにも食べる気が起きず・・・・・・。

 これは完全に、
季節の変わり目特有の
自律神経失調症だろう。

 しかし、しかしかし!

 子らは絶えず飯を食い、
汚れた食器は毎度毎度山のようにたまり、
さっき頑張って掃除したのに
もう恐ろしく散らかっている。

 ただじっと休んで元気になりたいけれど、
状況がそれを許さず。
 ピカピカの一年生のお迎えも
さぼるわけにはいかないし・・・・・・。

 こういうときには、
じたばたしても始まらない。
 あせらず、ウツの波が行ってしまうのを
ぼけ〜っとして待つしかないかな、と。

 もういい加減大人なんだから
そろそろこういう
「ホルモンバランスの崩れ」
みたいのとうまく付き合えるようにならなくちゃ。

 って言っていたら、
佐川急便のお兄さんが来た!
 注文してたノートパソコンが届いたぜい!

 いえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜いっ(^○^)
 
 時、満たれり〜〜〜っ!
 

2003年04月17日(木)



 立川のおばあちゃんが死にました

 今日、午後2時22分、
かねてから入院していた父方の祖母が
眠るように永眠しました。
 いたずらっ子のおばあちゃんらしく、
最後のお茶目で「222」のぞろ目で亡くなったわけです。
 在野の芸術家とも呼べるおばあちゃんは、
アーティスト人生を静かに閉じました。
 見事にアートな生活でした。
 おばあちゃんの人生は、
花と草と歌と句と面白い話で満ちていました。
 最後の最後まで、アートでした。

 面白い人でした。
 私の大好きな人です。

2003年04月11日(金)



 三男入学式

長男の入園までは死ぬほど長かったが、
そこから先は、あっという間だった。
 いつの間にか次男も幼稚園に入って出て、
三男も入って出ていた。

 そして、今日、三男の入学式。

 何だか加速ついてるんですけど!

2003年04月09日(水)



 リフォーム三昧

 最近、「自分が本当に心地よく感じる生き方ってどんなものだろう?」とあらためて考えるようになった。

 仕事に生きる、というのも違う。
 子供が生き甲斐、でもない。
 忙しいのは苦手だ。
 暇すぎると病気になってしまう。

 そんな折、必要に迫られて連日築25年の我が家をDIYでリフォームしていて、ふと、「たのしい・・・」と思っている自分に気付いた。
 子供の頃から図画工作は大好きだった。
 この家は、でっかい箱なんだ、と考えれば、あとは好きなだけ思いきり工作できる。こんなにでかい工作なんて楽しいではないか、と。
 また、実際、生活で使うのだから、メーカーで売ってる「一般的なもの」でなく、うちの家族仕様の、オリジナルのものを作ればいいのだ。
 人から見たら、なんだそりゃ、というものでも、使う者が心地よい、ということを追求すればいいのだから、変な心のツカエも取れる。

 作って作って作りまくり、
直して直して直しまくり、
そのたび、心地よい暮らしに近づいていく。
 難しいことはできないけれど、
工夫して、少しづつ、やったことがないことを
やってみていく。
 
 人とうまくやっていくことばかりに心をくだいてきたけれど、自分の好きなことを追求していくことで、突破できる問題もあるのかもしれない。
 常に我慢をして、欲求不満の状態で、
人とうまくやっていこうとしても、
どこかに無理がくるだけで、ちっとも進展していないのだ。
 
 今まで、居心地の悪いところばかりを選んで進んできたけれど、ここいらで、ちょっと自分を休ませてみようか、と思う。
 いくら人生修行だと言ったって、365日24時間滝に打たれていたら死んでしまうもの。 
 
 黙々とペンキを塗り、
釘を打ち、ネジを締め、
木を切り、針金を切るとき、
生きている喜びが静かに湧き上がってくる。

 誰かに認められたくてやっているのではない。
 やりたくてやっている。
 
 今こうした生活に没頭していることが、
次に進むために必ず必要な経過なのだと、
実感できる幸せをありがたく思う。

2003年04月01日(火)
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