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JIROの独断的日記
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2013年09月23日(月) 「半沢直樹」の最終回に激怒する人が多いとは、本当ですかね。

◆あまりにも「上」の顔色ばかりを観る会社員が多いのは困りものですが

これは今にはじまったことではないし、銀行特有の現象でもないとおもいます。

私が会社員になってしばらくして、親切で、割となんでも話してくれる先輩が、

本当に「部下思いの上司」なんて、100人中2人か3人いればいい方だよ。

といいました。そのころは、社会人になって数年目ですから、あまり関心がなかったのですが、

30年近くサラリーマンを続けてきて、その先輩の言葉が正しかったことがわかりました。

何も、部下を貶めようという上司はいませんけれど、たとえ係長であっても人の上に立つためにはそれなりの「徳」がひつようですが、

会社の人事異動や、昇格は、そのようなことを勘案しません。その結果能力的に自分のことで、精一杯になってしまう「上司」が非常に

多いのです。「部下」を「思う」ためには、当然、自分のことは余裕でこなせるぐらいでなければなりません。

だから、あの中間管理職というのは気の毒なのですが、何十年も観ていて思うのは、あまりにも上を見すぎている。


「上を見る」とは上司やさらにその上、担当役員の顔色ばかりを気にしていて、本来自分の会社が社会で果たすべき役割は何なのか?

という、大袈裟に言えば「哲学的・倫理的考察」が全くないのです。

上ばかりを見て、アタフタと毎日を過ごしているひとは、はっきり言って滑稽ですが、そういう人がとても多いのです。


◆それにしても(劇中の)半沢直樹は、あり得ません。

17年前に死んだ父が実際に銀行員で、銀行員にしては、歯に衣着せぬ言葉をお客さんや上司に向けるので、

かなり、「有名人」だったらしいです。私は遅い子供で、父は大正14年生まれで、何しろ学徒動員で

にわか、海軍少尉になった人間です。出征前に祖父母と撮った写真があります。「凛々しい」いい顔と言えばそうなのですが、

出征するということは、死ぬ覚悟をするのですから、あまりいいものでもありません。


それはさておき、要するに戦争に行って、死ぬかも知れないという体験をした父は、元来の気の強さも作用して、

死の恐怖に比べれば、会社で少々上司に楯突いたり、我が儘なお客とケンカして問題になったとしても

それが、どうした?

という開き直りがあったことは、容易に想像できますが、それにしても組織人としての最低限の常識があります。

ヒラが、役員に大勢の前で「土下座しろ」(半沢直樹でそういうのありましたよね?)などと云うこと自体、

事情がどうであれ、言語道断(恨みは恨みを買うだけなのです)。最終回で出向は当たり前ですし、別に出向=悪いことではありません。

メディアは騒いでいますが、普通の勤め人を長く続けている人で、

あの結末に本当に「がっかり」したり「驚いた」人がいたとしたら、

私はむしろ、その事実に驚きます。今まで、勤め人を長い事やって、何を観てきたの?といいたいです。

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2012年09月23日(日) 国語力に続いて、英語学習に関する体験的雑感。
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2010年09月23日(木) 【暫定版・音楽】毎年恒例の Fly Me To The Moon なのですが、明日追加します。
2008年09月23日(火) 「<自民総裁選>麻生氏を新総裁に選出…351票獲得」←自民党を勝たせてはならない。
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