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JIROの独断的日記
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2012年03月04日(日) 2月28日 東電・政府発表の言葉のウソ「除染はできません(小出助教 毎日放送「たね蒔きジャーナル」)

◆地震があったことを覚えていますか?

さきほど、

NHKスペシャル「映像記録 3.11〜あの日を忘れない〜」

を観ました。内容についての感想は、簡単に書けないので、今は止めますが、

番組のタイトルに「3.11〜あの日を忘れない〜」という文字を観たとき、

私は、「忘れるバカがいるわけないだろう!」と思ったのですが、その後

ちょっと考えたら、そら、東日本大震災があったことを丸々忘れている人はいないでしょうが、

日常的には、忘れていた方が楽なので、意識的・無意識的に、あの地震のことを考えていない人が

多いのではないでしょうか。

以前、小出裕章京都大学原子炉実験所助教が、実験所は大阪にありますが、

特に西日本の人は、地震のことなど、あたかも他人事(ひとごと)と思っているように

見えるが、福島第一原発で起きていることは、或る意味で戦争よりも悲惨なのであって、

暢気に構えている場合ではない、という意味のことをおっしゃっていたのを覚えています。

その小出助教に、ほぼ毎日、電話でインタビューし続けている、大阪の毎日放送、

ラジオ報道部の「たね蒔きジャーナル」には、あたまが下がります。


◆「『除染』はできません。」(小出助教)

人間は放射線を無効化する技術を持たないので、除染といってもそれは、例えば、

地表の放射性物質を吸着する物質に移してそれを何処かに運ぶだけです。

ですから、以前、私は

2011.10.02 放射線を無効化する技術が開発されない限り、世界は滅亡する。

の中で、
「除染」は「移染」に過ぎない。

と書きました。

奇しくも、2月29日放送のたね蒔きジャーナルで、偶然ですが、

小出助教が全く同じ「移染」という表現を使っておられます。

文字起こしを転載することはできますが、それでは私が内容を改竄していない

ということを証明できませんから、実際の音声で聴いて頂いた方が良いでしょう。

この日は「たね蒔きジャーナル」にビデオニュース・ドットコムの神保哲生氏がゲスト出演し、

経産省や東電が事実を何となく誤魔化すために使う、妙な日本語。

マスコミの間で皮肉の意味を込めて「霞ヶ関文学」と呼んでいる

言葉遣いをすることに触れています。

小出助教が一番、気になる言葉が「除染」だそうです。

「除染」は結局「移染」なんだ、と、再生開始後5分あたりで言っておられます。

全体で11分ぐらいですから、お聴きになっては如何でしょうか。



20120229 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章





福島第1原発の事故の後に拡散した放射性物質そのものに加え、今も本当は何処にあるかわからない

元来原子炉圧力容器に密閉されていて、今は外に出てしまっている核燃料を冷やす為にずっと水を

かけて冷やし続けているのですが、その水は、核燃料に一度触れたら「汚染水」になり、その汚染は

除去できないので、放射性物質を含んだ、どこにもすてることができない水が増える一方なのです。

それを考えると、私は、超長期的には、人類は滅亡するしかないのではないか、という結論に達します。

世の中の人々が暢気なのは、
自分が生きている間は、まあ、とりあえず何とか保つだろう。その後は知ったことではない。

と考えているから、ではないでしょうか。

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