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JIROの独断的日記
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2011年10月31日(月) 【音楽】ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 第一楽章聴き比べ。

◆疲れました。時事問題書けません。

今朝の日経朝刊に、世論調査結果が載っていて、TPP賛成と答えた人が45%で反対32%を

上回った、と、ありました。今後別の世論調査結果を見なければ分かりませんが、私は

郵政民営化反対と1ヶ月必死で書いたけれども無駄だった2005年9月11日を思い出しました。

「TPP絶対ダメ」は2回しか書いていませんが、書いてもどうせ無駄でしょうから、

今日は止めます。最近なんだか、全身脱力感というか、所詮、何を書いても無駄、

という無力感に襲われます。時事問題に関する日記・ブログなどを書き始めたことを後悔しております。

なおかつ、プライベートで少々取り込みがありまして、最近、イライラすることが多いのです。

私事であって、読者の皆様には、勿論、何も関係がないのですが、天下国家を論じる気力がありません。

だから、音楽にします。


◆特に理由はありません。昔から好きなだけです。

10月31日とハイドンやハイドンのトランペット協奏曲とは何の関連もありません。

ただ、聴きたくなっただけです。

まず、「神様」モーリスアンドレ。



モーリス・アンドレ(Maurice Andre,)



Haydn_ Trumpet Concerto In E♭ Major 1st Movment by Maurice Andre



このカデンツァは、最初皆をアッと言わせたものです。初めて聞いたのは中学生の頃。

懐かしいです。


次は、アンドレの弟子で、私は、アンドレの次に上手いと思う、アメリカの奏者、

元、ボストン交響楽団副首席で、その後、エンパイア・ブラスという金管アンサンブルを

主宰した、ロルフ・スメドヴィック(Rolf Smedvig)。



ロルフ・スメドヴィック(Rolf Smedvig)



Haydn_ Trumpet Concerto In E♭ Major 1st Movment by Rolf Smedvig



カデンツァは、明らかにモーリス・アンドレを意識しています。

この人はものすごくタンギングが良いのです。発音が極めて明瞭で、かつ

楽器が鳴りきっている。非常に気持が良いトランペットだと思います。



次は、今や指揮者になり、それなりに成功していますが、

私は「ラッパ吹き続けていた方が良かったのではないの?」と言いたい、

元・ニューヨーク・フィルハーモニック副首席、

ジェラード・シュワルツ(Gerard Schwarz)です。

カデンツァを注意深く聴くとわかりますが、タンギングを微妙に使い分けていて、

あたかもヴァイオリンのボウイングのような繊細さでアーティキュレーションに気を配ってます。


ジェラード・シュワルツ(Gerard Schwarz)



Haydn_ Trumpet Concerto In E♭ Major 1st Movment by Gerard Schwarz



次は、ノルウェーの女性トランペット奏者、

ティーネ・シング・ヘルセス(Tine Thing Helseth)です。

この人は一昨年の1月、記事にしました。

【音楽】新しい才能の発見。女性トランペット奏者、Tine Thing Helseth(ティーネ・シング・ヘルセス)。

この後、どうなったか分かりませんが、確かにトランペットを演奏する

天性に恵まれている人だとおもいます。1987年生まれ。まだ24歳ですね。

レコーディング時は二十歳かそこら。


ティーネ・シング・ヘルセス(Tine Thing Helseth)



Haydn_ Trumpet Concerto In E♭ Major 1st Movment by Tine Thing Helseth



次は、モーリスアンドレの再来、と言われている、

ガボール・ボルドツキ(Gabor Boldoczki)

確かに相当上手い。天才的と言っていい。生で聴きたいです。


ガボール・ボルドツキ(Gabor Boldoczki)



Haydn_ Trumpet Concerto In E♭ Major 1st Movment by Gabor Boldoczki



今日はこの辺にします。

本来、クラシック・ソロ・トランペット奏者などというものは「食える」商売ではありません。

トランペット協奏曲を生で聴いたことがある方、トランペットマニア以外でいらっしゃいますか?

いませんね?つまり、どのオーケストラのプログラムにも載らない。従って、ソリストの需要がないのです。

それでも、こういう人達がいるのは、モーリス・アンドレがピッコロ・トランペットでバロック音楽を吹く、

という方法によって、ソロ・トランペット演奏の魅力を世界に知らしめたおかげです。

普通、クラシック・ファンですら、「ラッパなんか」興味ありません。

それでも注目せざるを得ないほど、モーリス・アンドレがとくにその全盛期においては、

信じられないほど上手かったおかげです。それまで、ラッパで細かい音符をパラパラ吹けるということすら、

認識されていなかったのです。私たちラッパを愛する者は、好き嫌いにかかわらず、

モーリス・アンドレに感謝しなければなりません。

殆どの方にとっては、全く興味のない話だと思います。

お付き合いいただき、有難うございました。

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