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| 2011年07月16日(土) |
【音楽】7月16日はカラヤン(1908-1989)の命日です。 |
◆亡くなってから22年も経つのですねえ。
カラヤンは言うまでもなく、30年もベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督だった人ですが、
私たちの年代は私などは生まれてから29年間同じ時代に、同じ地球上に生きていたわけですが、
考えて見ると、カラヤンが亡くなった年に生まれた赤ん坊が今年22歳で、日本で音楽家を目指しているならば、
音大の4年生ですか。もうプロとして通用するぐらい上手くなっている子たちって、「生カラヤン」を
聴いたことがないのですね(私も遂に聴けなかったですが、コンサートの中継は必ずFMで聴けました)。
時間が経つということはそういうことで、当たり前なのですが、
私としては、何だか不思議です。
クラシックファンに限らず、どんな道楽の世界でも、一番、人気の或る人とか有名な人には、
一応ケチをつけるのが「通」である、と勘違いしているバカがおりまして(笑)、
「カラヤンなんて・・・・」という奴がいますが、専門家ほど、カラヤンを評価するのです。
◆カラヤン・イン・ザルツブルクというDVDをまたお薦めします。
カラヤンがベルリン・フィルやウィーン・フィルを指揮する映像はDVD化されて
色々出ていますが、あれだけ観ると、なんだかやたら格好ばかり気にしているナルシスト
と勘違いされます。多くのアンチ・カラヤンもああいうのを観て、一層その気持が強まる。
しかし、ドキュメント カラヤン・イン・ザルツブルクを観ると、
カラヤンは、何よりも「まず、音楽ありき」だったことが大変よく分かります。
ほんの少しだけですけど、観て下さい。
これはバッハのロ短調ミサのソリストに稽古を付けているのですが、当時はまだ新人に近い
韓国のスミ・ジョーの才能が非常に気に入るのですね。カラヤンは。
BachMassHmoll.BWV 232
「気に入った!」と、いうカラヤンの目の輝かせ方。優れた才能を見出したという嬉しさ。
ちょっと話が逸れますが、ピアノで伴奏している人、すごいでしょ?
「バッハのロ短調ミサ」の伴奏をしていたのですよ?
それが、話の成り行きから、スミ・ジョーがモーツァルトの「魔笛」の「夜の女王」を演ると言ったら、
カラヤンが「今、聴かせてくれ」と。そしたら、すぐに伴奏弾けちゃうんですね。
多分暗譜です。暗譜じゃなくても要するに、大抵のオペラのスコアは覚えている。
こういう人、ヨーロッパのオペラハウスに必ずいる「コレペティトゥーア」という専門職です。
昔のヨーロッパの指揮者は、まず、このコレペティで歌手に稽古を付ける、「師範代」みたいな
下積みを演ってから、漸く指揮者になれるわけ。ここでは、もう、カラヤンは偉いから
自分では伴奏せずに、多分信頼しているコレペティを呼んだのでしょう。地味ですが、
本当のプロです。
さて、話をもどします。
カラヤンほど、大成功した(はっきり言って、大金持ちになった)クラシックの音楽家はいませんので
嫉みそねみはつきものですが、このDVDをみるとカラヤンにとっては、
まず、音楽ありき、だったことがよく分かります。
Amazonでこの商品について、1件しかレビューがなくて、
内容が的外れなので、私が新たに書いておきました。
画質云々は、この場合、問題ではありません。
◆カラヤンのベートーヴェン。
ベートーヴェンの交響曲を全集で買うのが良いかどうかわかりませんけど、
全集で買う前にどれか気に入った一曲(「運命」でも「第九」でも「英雄」でも何でも良いです)を、
何人かの指揮者で聴き比べてみるといいですね。所謂、クラシックマニアには
あまり、アドヴァイスを受けない方が良いかも知れません。ひどく冷たく扱われるか
(そんなのは、自分で聴いて決めることだよとか、まあ、そうなんだけどさ・・・)
やたらウンチクを披露されて辟易する危険が高いのです。
結局好みです。大昔なら、フルトヴェングラーかトスカニーニか、で済んだんですが、
最近は、色々ありすぎます。私はカラヤンのベートーヴェンは良いと思います。
今日は「運命」の第3楽章と第4楽章、7番の第二楽章、第四楽章です。
引用元は、ベートーヴェン:交響曲第5番&第7番 カラヤン(ヘルベルト・フォン)です。
ベートーヴェン 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」 第三楽章と第四楽章
Beethoven Symphony No.5 �� & ��
CDから取り込むと第3楽章と第4楽章、2つのトラックに分かれてしまうので、これを繋げました。繋ぎ目でちょっとノイズが
入ってます。すみません。
続いて7番です。私の嫌いな「のだめカンタービレ」で、クラシックを知らない人にも良く知られるようになった
ということは、承知してますが、そーゆう人は、第二楽章なんて知らないでしょう。荘重な葬送行進曲になってますが、
最初の長い音のあと、メロディーがはじまりますが、なんと最初の12個は音程が変わりません。
ベートーヴェン 交響曲 第7番 イ長調 作品92 第二楽章
Beethoven Symphony No.7 2nd Movment Allegretto
最後は怒濤の第四楽章。クラシックでは珍しくアクセントが後に来る。
ポップスやジャズのそれと同じではないけど、謂わば「後打ち」なのですね。
それから、聴けばおわかりの通り、同じ音型を、
これでもか、これでもか、これでもか、これでもか、これでもか!
と繰り返しながら爆発的なクライマックスに持って行く。ベートヴェンの真骨頂です。
ベートーヴェン 交響曲 第7番 イ長調 作品92 第四楽章
Beethoven Symphony No.7 Finale Allegro con brio
私は、名演だと思います。生で聴きたかったですね。
それでは。
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