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JIROの独断的日記
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2011年03月15日(火) 福島第一原発、東電記者会見の記者の態度。

◆福島第1原子力発電所2号機事故後の記者会見

既に散々報道されているので、記事は省略するが、

朝早く、爆発音がして、「一体何があったのか?」をメディアが知りたがるのは

分かるけれども、あのヒゲを剃る暇も無い、憔悴しきった東電の担当者の記者会見で

新聞やテレビの記者が、8時半から始まった記者会見で、

東電は「まだ、何が会ったか分からない」と答えた。

分からないものは何度聞いても分からないだろうに、

語気を荒げて、同じような質問を、繰り返す新聞やテレビの記者の態度をみて

不愉快だったのは私だけでは無いだろう。


何が会ったか分からない、ということは爆発音の正体が不明だということで、

従って、それが何らかの事故なのか、事故だとしても不可抗力なのか

東京電力の保守・点検・整備に問題があったのか分からない、

ということだ。


それを何度も同じ質問をぶつけて、東電担当者を吊し上げても

仕方が無いだろう。


2005年4月25日のJR西日本福知山線が尼崎のカーブで脱線、横転し、

100名を超える犠牲者が出た時を思い出した。

あの時私は、

2005年04月27日(水) 「尼崎事故、特異な「転覆脱線」か」 今、冷静に考え、客観的に言えることは、「原因はまだ不明」ということだ。ココログ

と書いた。分かっていたのは福知山線の快速電車が脱線して横転し、

その結果、死者が出た、ということだけで、事故の原因は、すぐには分からなかった。

原因が分からない、ということは誰かの責任なのか否か、も分からないのであるが、

あの時の記者会見もひどく、最初からJRを罪人扱いし、某新聞社の某記者の言葉づかいと

態度があまりにも悪く、ネット上でも非難ごうごうだったし、

その新聞社には良識或る人々から広義の電話が殺到した。

ついには、「チンピラ記者」が社会部長と共にJR西日本へ行って

謝罪したのだった。


メディアの連中は、僅か五年前のことをもう、忘れたのであろうか。


マス・メディアの役目はまず、
何が、起きたのかを正確に把握し、一般の国民に分かるように報道する。

ことであり、「仮想責任者」を勝手に創り出し、その人物(たち)を

「吊し上げる」ことなど、我々は欲していない。

「真実を知る」ためには、乱暴で無礼な言葉遣いや態度が正当化される

理由は、存在しない。

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