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| 2008年02月15日(金) |
「バッハ、同じ曲を異なる楽器」シリーズ/ピアノ曲の管弦楽編曲版 |
◆久しぶりに取り出したCDで気が付いたのです。
一昨日、「お祝いの音楽」を集めているときに、久しぶりにトランペット・ヴォランタリーというCDを見て、
忘れていたことを思い出しました。このCDは全て名演でお薦めですが、それはさておき、かなり大胆なことをしています。
5曲(トラック)目の「カンタータ第68番「かくも神は世を愛したまえり」~アリア「信じ待つわが心よ」(J.S.バッハ)」の原曲はこうなのです。
ダウンロード BWV68MyFaithfulHeart.mp3 (3356.8K)
非常に美しい、しかし、しっとりと落ちついた音楽ですね。これをアンドレとオルガンの演奏でお聴き下さい。
ダウンロード BWV68MyFaithfulHeartTrumpet.mp3 (3586.5K)
何と華やかな、音楽になることでしょう。しかし、確かにバッハの音のままなのです。
もう一曲だけ。「トランペット・ボランタリー」の12曲目、「チェロ組曲第4番変ホ長調~ブーレ」の原曲です。
ダウンロード BWV1011BoureeThedeen.mp3 (5342.8K)
これに、モーリス・アンドレが目を付けたのは、演奏を聴くと分かる気がします。
ダウンロード BWV1011BoureeTrumpet.mp3 (4561.5K)
本当はこの「ブーレ」は�気鉢兇�ら出来上がっているのですが、ブーレ�兇禄轍察憤貪戮諒�数の音を出す)奏法が要求され、
ラッパではそれは無理なので、アンドレは「ブーレ�機廚世韻如△泙箸瓩討い泙后�
しかし、これ聴きようによっては、トランペットの方がオリジナルじゃないか、と言うぐらい良く馴染んでいます。
面白いものです。
◆もう1曲バッハ無伴奏チェロ組曲第1番よりクーラントをチェロ、リコーダー、ホルンでどうぞ。
バッハの無伴奏にはヴァイオリンソナタ・パルティータってのもありますが、先ほど書いた重音奏法が多いのです。
無伴奏チェロ組曲では、比較的、重音が少ない。だから、管楽器の奏者も吹いて見たくなるようです。
これからお聴きいただくのは無伴奏チェロ組曲から「クーラント」という一曲です。
最初にオリジナルのチェロをどうぞ。
ダウンロード BWV1007CouranteCello.mp3 (2282.4K)
音がストンストンと低音に急降下したかと思うと、すぐに上に戻らなくてはいけない。
跳躍と言いますけど、難しいのですね。これをリコーダーで吹いた人がいます。
ダウンロード BWV1007CouranteRecorder.mp3 (3534.2K)
これは、フランス・ブリュッヘンという、リコーダーの神様みたいな人です。
最後はホルンで吹いたすごい人がいます。どうぞ。
ダウンロード BWV1007CouranteHorn.mp3 (2573.8K)
簡単そうに聞こえるのが、名人の証しです。これは、ラデク・バボラークという人です。ベルリン・フィルの首席ホルン奏者です。さすが、音のコントロールが驚異的です。
◆全然、別の話です。ピアノ曲を管弦楽曲に編曲したもの。メンドクサイ曲じゃないです。
世の中には、編曲という技術がありまして、色々な編曲のパターンがありますが、
今日は、ピアノ曲をオーケストラ用に編曲したものを、二曲、ピアノとオーケストラ両方並べました。
ピアノ→オーケストラの最高傑作は、多分「展覧会の絵」(ムソルグスキー作曲、ラベル編曲)ですが、
あれは、独立して取りあげないともったい無いぐらい、話題の宝庫ですので、今日は止めておきます。
今日は、もっとお馴染みの、古くから「泰西名曲」として親しまれてきたものです。
1曲目。シューベルトのピアノ連弾曲「軍隊行進曲」。ホントは3曲あるのですが、一番有名な曲にしました。
まず、ピアノでどうぞ。
ダウンロード MilitaryMarchPiano.mp3 (4872.5K)
ピアノの「おさらい会」などで弾いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
元気よく始まりますが、中間部は、何ともの悲しいのでしょう。
これを、オーケストラでどうぞ、テンポ速めです。これもいいな、と思いました。
ダウンロード MilitaryMarchOrchestra.mp3 (5022.7K)
書き忘れましたが、この曲誰が、管弦楽版に編曲したのでしたっけ?調べたけど分かりませんでした。スイマセン。
今日の最後です。これも皆さんお聴きになったことがあると思います。
ウェーバーの「舞踏への勧誘」。まず、ピアノで。
ダウンロード InvitationtoDancePiano.mp3 (8395.0K)
これはこれで見事な作品ですが、これをベルリオーズがオーケストラ版に編曲しました。
ダウンロード InvitationtoDanceOrchestra.mp3 (8947.6K)
いいですねえ。華やかな踊りになるまえ、チェロとクラリネットの掛け合いがあります。
チェロが男性で、クラリネットが女性です。
「お嬢さん、私と踊っていただけませんか」
とチェロが訊くと、
クラリネットのお嬢さんは、最初、はにかんで断るわけです。
そこで諦めずに再び「舞踏へのお誘い」をし、女性も遂に応じる。華やかな舞踏が始まる。
最後は再びチェロとクラリネットの会話があります。
「お嬢さん、ありがとうございました。楽しかったです。」
「いいえ、どういたしまして。私もです」
というわけです。私の想像じゃないのです。この曲の常識。
ピアノだと、男性も女性もはっきりしないけど、オーケストラで演ると非常に明らかですね。
色々、載せましたが、気が向いたらお聴きいただければ幸いです。
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