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JIROの独断的日記
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2007年12月05日(水) 12月5日は、モーツァルトの命日です。

◆あの世へいっても、モーツァルトに会うことなど、私は出来ない。

モーツァルトに関して書こうと思ったのですが、どうしても過去に書いた文章と同じになってしまいそうなのです。

特に、昨年書いた文章と今の心境は

殆ど変わっていません。無精をするつもりではないのですが、お読みいただければ幸いです。

いつかは、皆あの世にいくわけですけど、仮にあの世でモーツァルトに会えるとしても、私はとても恐ろしくて、

面と向かって会う勇気などありません。もしも、会ってしまったら、私はモーツァルトから、

「君は、何だか音楽について分かったようなことを書いていたけど、要するにみんな受け売りだろ?

君自身は、音楽のことなど、何もわかっていないな。」

と言われるのが、ほぼ確実。

それは、私にとって死刑判決に等しいのですが、「あの世」にいるということは、既に死んでいるのですから、

それ以上どうすりゃいいっていうんだ(「地獄へ堕ちるのさ」などという誰でも思いつくツッコミはしないで下さいね)!


◆「モーツァルト頌」から一言ずつ。そして楽しく美しい曲をご堪能下さい。

去年書いたのですが、ご存じない方が多いと思いますので、ちょっとだけ、能書きを垂れます。
モーツァルトに対する賛辞を集めた、モーツァルト頌という一冊の分厚い本があります。

よくぞ、これだけ集めたものですが、とにかく古今のあらゆる芸術家、思想家、科学者までもがモーツァルトへの思いを言葉に残しています。

人類史上、これほど多くの、しかも自らが天才と呼ばれている人から、最大級の評価を得た人間はモーツァルトぐらいではないかと思います。

あんな大天才が死んだなんて、本当に残念だ。しかし、こちらは大助かりだ。あんな天才に長生きされたら、我々の作曲にビタ一文払う者は、いなくなってしまうだろう(サリエリ)

ディベルティメント17番 K.334から、メヌエット。典雅の極み。何たる品の良さ。

ウィーン・フィルのコンサートマスター、登山中に滑落死した、故・ゲアハルト・ヘッツェル氏のソロが素晴らしい。

亡くなられたのは随分前ですが、いまだに残念です。


ダウンロード MozartDivertimentMinuet.mp3 (6206.9K)


私は神に誓って申し上げますが、ご令息は、私の知る限り最も偉大な作曲家です。(ヨーゼフ・ハイドンが、モーツァルトの父に向かって云った言葉)

クラリネット五重奏曲 K.581より、第一楽章。自らの寿命が尽きつつあることを知っている人がこんな穏やかな曲を書いた奇跡。



ダウンロード ClarinetQuintet1stmov.mp3 (12860.6K)



モーツァルトの肖像を贈呈します。この大家中の大家を前に、私もそうしているように、あなたも帽子を脱いで敬礼したまえ(ロッシーニ)

ホルン協奏曲第4番、K.495。第一楽章。今のホルンですら、難しいのに、

当時のバルブのないホルンで吹いたロイトゲーブというモーツァルトと仲の良かったホルン吹きは、底知れぬ天才だったのでしょう



ダウンロード HornConcertoNo4First.mp3 (7504.5K)



モーツァルトのピアノ協奏曲のような「本当の」音楽の素晴らしさは誰にでも分かる訳ではない。私たちごときの作曲がもてはやされるのは、そのおかげです(ブラームス)

ピアノ協奏曲第27番 K.595。終楽章。あまりの美しさに気が遠くなりそうです。



ダウンロード PianoConcerto27Finale.mp3 (8389.8K)



お薦めCDは、次の通りです。

ディベルティメント17番 ウィーン室内合奏団

クラリネット五重奏曲 カール・ライスター ウィーン弦楽四重奏団

ホルン協奏曲全集 デニス・ブレイン(ホルン)カラヤン=フィルハーモニア管弦楽団

ピアノ協奏曲 23番、27番 アシュケナージ(独奏・指揮)、フィルハーモニア管弦楽団



勿論、一度に買うことはありませんが、いずれも非常な名演です。

それでは、失礼します。

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2005年12月05日(月) 最近の世論の不思議な傾向。「耐震強度の偽装問題 」、「東武鉄道と東西線」
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2002年12月05日(木) 曾我ひとみさん達の笑顔を見ることが増えてきたね。

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