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JIROの独断的日記
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2007年08月27日(月) 内閣改造じゃなくて、安倍首相が辞めるべきなのです。

◆参院選で「私と小沢さんとどちらが首相に相応しいか?」と言ったのは、総理自身でしたね?

参議院選挙の投開票日は、7月29日だった。

まだ一ヶ月経っていないが、みんな肝心な点を忘れかけているから、リマインドしたい。

肝心な点とは、

何故、安倍首相はいまだに辞めないのだ?


ということである。

マスコミ、「有識者」、一般人、皆、安倍首相が辞めないのはおかしいと思っている。

当然である。



参院選の演説で安倍首相は幾度となく、
「私と、(民主党の)小沢代表のどちらが、総理として相応しいかを問う選挙だ」


と大きな声で発言した。

結果は今更いうまでもない。

与党が参議院で過半数割れ。自民党単独では30議席台という、「歴史的大敗」を喫した。

安倍首相の言葉をそのまま当てはめると、有権者は小沢代表が100点満点ではないにしろ、

「安倍首相よりは小沢代表の方がマシだ」


という、明確な意思表示をしたことになる。

別の言い方をするならば、有権者は
「安倍首相は、首相として不適格である」


と、引導を渡したのである。選挙結果を見れば誰も否定出来ない。

しかし、何ということだ。安倍首相はいまだに辞めない。この人物の頭の中はどうなっているのだ?

とりわけ、開いた口が塞がらなかったのは、選挙後の記者会見で安倍首相は、
「基本的な(経済)改革路線については、国民の理解を得られていると思う」

と述べ、流石におどろいた新聞記者が、
「何故、国民の理解を得られていると思うのか」

根拠を示せ、と詰め寄った。すると安倍首相は、
「街頭演説における、聴衆の反応で分かった」

という。

それでは、一体、あの選挙は何だったんだよ?

と誰しもあきれてものが言えなかった。しかし、日本人の悪い癖で10日もすると忘れてしまう。

だから、本稿にてリマインド(思い出させる)している。


◆国民から「首相として不適格」と判断された人物が、内閣改造などして良いのか

内閣改造後の安倍首相記者会見を聞いた。

いつものことだが、この人の話は常に具体性に欠け、徒に言語を連ねるばかりだ。言語はあるが、思想が無い。

私は安倍首相に、

「要するにあんたは何をするの?国民はあんたに辞めろといっているのに、居残って憲法改正する気か?」

と、問い質したい。

改造内閣の一覧は、Yahoo!みんなの政治 - 安倍内閣閣僚名簿等 - 内閣閣僚名簿

で見ることが出来る。ここから各人のホームページ(全員ではない)へのリンクが貼られている。

政治家のホームページなど、自分に都合の良いことしか書いていないが、ボチボチ読んで見ると面白い事もある。

新官房長官・与謝野馨氏は、与謝野鉄幹・与謝野晶子の孫である。直系だ。

政治家としての経験は豊富だろうが、食道癌の手術を受け、4ヶ月前に退院した人である。

そういう人を、官房長官にして、激務に耐えられるのか(本人が生きているウチになりたかったのかもしれないが)。

こういうことは、一事が万事で、安倍首相の鈍さ、気の利かなさが、非常に端的に表れている。

それはさておき、国民から首相として不適格と判断された人物が、なお宰相の座に座り続け、

内閣の閣僚を交替させることで、何とか誤魔化そうというのが、今回の内閣改造だ。

根本的に間違っているのである。

しかし、どいつもこいつも俗物だね。それほど「大臣」になりたいのかね?

舛添要一の嬉しそうな顔。こいつが、年金問題の責任者になるのですからね。やれやれ・・・。

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2006年08月27日(日) 政治家が、自分が書いた本の通りに政治を行うと思っている人はかなり、おめでたい。
2005年08月27日(土) 道路公団民営化のいい加減さを見ると、郵政改革が真面目に検討されているとは思えない。
2004年08月27日(金) 「ここ一番」で実力を発揮する、ということの厳しさ。
2003年08月27日(水) 今頃になって、「火星大接近!」なんて騒がなくても・・・。といいつつ、リンク集。

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