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JIROの独断的日記
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2007年04月15日(日) 日記を書き始めて、今日(15日)で満五年になります。ご愛読ありがとうございます。

◆昨年、「満4年」と書いてしまったのですが・・・・。

昨年の今日も同じようなことを書いています。昨年が4年なら、今年で5年になるのは当たり前で、

どうせなら、キリがいい五年目で書けば良かったですね。


ただ、実を言うと、昨年の今頃は、まだ小泉純一郎が首相だったわけで、あのニヤケた無責任な宰相と、

その悪政に気付かない世論にいい加減嫌気がさしておりまして、

「もう、いい加減、(日記・ブログ共に)止めようかな」

などと思っておりました。

だとすると、最後の「○周年記念日」になるかも知れない、と考えて、四年目という中途半端なタイミングで

ご挨拶したのです。


◆エンピツで書き始めた理由

エンピツに登録したのが、2002年4月15日(月)です。

この当時は「ブログ」という言葉は殆ど知られておりませんでした。

またそういうサービスもなかったのです。

多くの、マメな方は、自分のサイトを持ち、その一部としてこのようなレンタル日記サービス、レンタル掲示板サービスを用いていました。

生来ずぼらな私は、HTMLタグを覚えたりするのはまっぴらご免で、日記だけで充分でした。

最初は特に書きたい事があったわけではない。

「ちょっと試しにやってみるか」、という、好奇心だけでした。

日記だけでも、この愛嬌のないデザイン(と言うほどじゃない。「配色」ですな)を変えていません。面倒くさいからです。

日記だけでも、といっても、2002年4月から9月までは全然、何を書いたらよいか分からず、一ヶ月に四回か五回しか書いていません。


◆小柴、田中両氏のノーベル賞から、何故か俄然、書き始めたのです。

2002年10月8日に小柴先生がノーベル物理学賞、2日後、なんとサラリーマン研究者で博士号すらもっていない田中耕一さんがノーベル化学賞を

受賞して、すっかり私は興奮しました。しかし、同時にテレビがご両人を報ずる姿勢に「優れた人、仕事にたいする畏敬の念」が無いことに、

義憤を覚えました。その辺りからです。真面目に書き始めたのは。


◆「あること」(Sein=ザイン)ではなく「あるべきこと」(Sollen=ゾレン)を書く。

ドイツ語です。英語だとそれぞれ、“be"と“ought to”というそうです。

大学で教わったのをたまたま覚えているだけなんです。

私は法学部でしたが、あるとき、ある教授が、

「法律を学ぶのは、条文を覚える事じゃない。世の中はどうある『べき』か、を考えるのだ」

と言われたのです。教授は、
「どうすれば世の中から、少しでも不幸な人が減り、幸せな人が増えるのか、それをいつも考えろ」

とも言われました。生来単純な私は、こういう言葉にすぐに感動してしまいます。

しかし、今から考えても教授の言葉は正しい。

「何だか自民党が大勝しそうだね。うんそうだね。どうなるんだろうね。やれやれ。」

と物事ありのままを書くのが「Sein」。

私はそれでは、嫌なのです。

「小泉に勝たせるべきではない(勿論、きちんとした論理的な理由の下に)」、という書き方をしてきました。

「Sollen」ですね。

「どうあるべきか」を明確に書く、という点においては、全国紙の社説よりよほどはっきり書いているつもりです。


◆内容に一貫性を持たせる。

一貫性を持たせる、というのも変ですね。

要するに私の基本的思想が一貫しているならば、文章も一貫性を持つでしょう。

長い間お付き合いいただいている方にはお分かり頂けるのではないかと思いますが、

たとえば、憲法9条に関係する事柄を例に挙げると、私はずーっと、

イラク戦争は、国際法上違法である。

それを支持した小泉政権は間違っている。

イラクへの自衛隊派遣は集団的自衛権の行使であり違憲である。

これらのことをやってしまった小泉元首相。及び彼を支持した有権者は間違っている。

それに付随することとして、憲法9条を「改悪」してはならぬ。

集団的自衛権は絶対認めるべきではない。

という意見を変えておりません。

先日もちょっと愚痴っぽく書きましたが、2005年9月11日衆議院選挙(郵政民営化選挙ですよ)。

私はそのまえ、ずっと小泉首相の主張、行動の何処が間違っているか、を書き続けていましたが、

その間に反論のメールはただの一通もなかったのです。

ところが、開票結果が小泉率いる自民党の大勝でした。

こういうときに、数に圧倒されて、思想が変わるようでは、思想とは言えません。

私は、「自民党に投票した有権者の判断は間違っている」と書きました。


そうしたら、それまで何も言っていなかった、多くの方から嫌がらせメール、コメントの書き込みがありました。

あれは、卑怯ですよね。結果だけみて、勝った方に付く、というのは。

人間、思考の柔軟性も必要ですが、こういうときにフラフラ考えが変わるのは思想がないことだと思います。

私は今でも、あの時の小泉氏の衆院解散は間違っているし、刺客を送ったことも、間違っているし、

そういう小泉を支持した有権者は間違っていたと思います。


◆何度でも書く。

私は、同じ事を何十回も書いています。

イラク戦争が国際法上、違法行為であること。

集団的j自衛権とは何か。何故、それを許してはいけないのか。

同じ事を書くのだから、簡単だろうと思われるかも知れませんが、結構しんどいものです。

何故、繰り返すかというと、そうしなければ読んで下さる方々の記憶に残らないからです。

私は、何十回も書いていますので、寝言でもいえますが、世の人々はそういうことにさほど関心がないのですから、

一回ちらりと読んだだけではわすれてしまいます。

勿論、その方が再びこの日記を読みに来て下さるかどうかは分かりません。

しかし、毎日、「初めて」の読者もいらっしゃる。出来るだけ多くの人に自分の思想を訴えたかったら、

繰り返さないと、ダメだと思っています。愚直の一念ですね。(笑)



駄文ばかりではございますが、今後ともよろしくお付き合いのほど、

お願い申し上げます。


◆初めてブログに載せた音楽を。

日記でもブログ(2004年11月開始)でも音楽のことは、随分いろいろ書き、お薦めCDも数多く挙げて来ましたが、

やはり、音楽ですから、聴いていただくのが一番、ということで、昨年、突如やり方が分かり、ブログで短めの曲を

御紹介しています。

これは、「JIROの独断的日記」では比較的最近始まったことですが、

今日は、一番最初に聴いていただいた、

「マスカーニ作曲、歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲」をもう一度。


ダウンロード CavalleriaRusticana.mp3 (3147.5K)


私は、一体この曲を何百回聴いたか全然分からないほどなのですが、それでも、聴くと胸が締め付けられるような思いがします。

「美しさ」とはこういうものだな、と、いつも思います。

それでは。

【読者の皆様にお願い】

駄文をお読みになり、お気に召した場合、エンピツの投票ボタンをクリックしていただけると、幸甚です。

画面の右下にボタンがあります。

よろしく御願いいたします。


2006年04月15日(土) 「<中教審方針>英語必修化に教師が尻込み 混乱や動揺も?」←文部科学省は何故これほど馬鹿なんだ?
2005年04月15日(金) 「歴史歪曲」訴え偽善/アジアの強国誇示 各国メディア、中国批判大勢」 どの国も戦争中は人殺ししたんじゃないの?
2004年04月15日(木) 「蘇生40分、外傷性心停止から生還 滋賀医大 後遺症なく退院」医療過誤だけではなく、成功例も伝えなければ。
2003年04月15日(火) 犯罪の被害者を非難する人間の心理
2002年04月15日(月) 登録しちゃった

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