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JIROの独断的日記
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2006年11月27日(月) 全国知事会 安倍首相、「志を捨てたのか」←郵政造反組に「志を変え」るように強要したのは誰かな?

◆記事1:全国知事会 安倍首相、「熱意捨てたのか」

閣僚と知事が意見交換する政府主催の全国知事会議が24日、首相官邸で開かれ、

安倍晋三首相は相次ぐ地方自治体での不祥事に対して、

「地方自治の信頼の回復を図るためにも襟を正して改革の炎を燃やし続け、果断に行動してもらうことが重要だ」と述べ、

知事側の自助努力を強く求めた。

会議の冒頭、安倍首相は知事による汚職事件について「最近明るみに出た一連の不祥事が事実ならば、

知事自身が民意に背き、地方自治への熱意や志を捨ててしまったのではないか」と厳しく批判した。

(産経新聞) - 11月25日8時1分更新


◆記事2:造反11人復党、首相が手続き指示=「責任持って決断」−時期尚早と反対論・自民

安倍晋三首相は27日夕の自民党役員会で、郵政民営化に反対し、同党を離党した無所属衆院議員12人から復党願が提出されたことについて

「(平沼赳夫元経済産業相を除く)11人の復党審査手続きに党紀委員会で入ってもらいたい」と指示した。

誓約書を出さなかった平沼氏は、審査対象から外した。

党内では新人議員らから反対論や慎重論が相次いだが、同党は早ければ月内にも党紀委員会を開き、復党を正式決定する運びだ。

首相は同日夜、首相官邸で記者団に「総裁として責任をもって決断した。古い自民党に戻ることはない」と言明。

復党条件に関しては「郵政民営化是か非かをあいまいにしてはならないと考えた」と国民の理解を求めた。

また、復党問題での衆院解散を否定した。 (時事通信) - 11月27日21時0分更新


◆コメント:「矛盾」とはこの時のために存在した言葉ではないだろうか。

昔々、中国の「楚」という国で矛(ほこ)と盾(たて)を売り歩いている男がいた。

男は「この矛はどんな盾をも貫くことができ、この盾はどんな矛でも防ぐことができる」と云った。

それを聞いていたひとりが、「それでは、その矛でその盾を突いたら、どうなるのか?」と訊ねた。

男は答えられなかった。バカである。



しかし、安倍政権はこの男を笑えない。

安倍晋三内閣総理大臣は知事会で「政治家としての志を忘れたのか」と責めた。

郵政民営化に反対し、自民党を除名されたが、当選して無所属の状態にある元自民党議員12人に対しては、安倍内閣は、

「郵政民営化に反対」という政治家としての志を捨てる旨を書いた誓約書を提出せよ。と迫った。

これを「矛盾」と云わずして、何というのか?


◆「政治家ニュース」は「政治ニュース」ではない。

ある法案に反対してある政党を除名された国会議員が、元の政党に戻るかどうかは、国をどうするかという「政治」ではなくて、

単なる政治家の私事(無論、各議員には当選時の公約があるから、完全に私的とは云えないが)である。

最近のゴタゴタで、自民党の政治家はこのようなことばかりしている。

本来の政治家としての仕事をしていなくても、国会議員には一日40万円のコストがかかる。無論税金で賄われている。

はやく、真面目に仕事をしろ、馬鹿野郎。

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2005年11月27日(日) 「悪者探しは景気悪化招く 耐震偽造問題で武部氏」←感動的なバカさ加減。
2004年11月27日(土) 人を感動させる音を出す楽器を作ることは、人を殺す武器を作るよりも遙かに難しい。
2003年11月27日(木) 「高速道9342キロ全線整備・国交省方針」←小泉さん、何も改革されていないのですが・・・。
2002年11月27日(水) 心の病は身体の病である。

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