外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
DiaryINDEXpastwill


2006年03月22日(水) 「大人の能力開発・脳の活性化」関連の話題、サイト紹介

◆ATOK presents 全国一斉!日本語テストまだ出来ます。

2月25日にジャストシステム、日本語のレベルがわかる「全国一斉!日本語テスト」←面白いですよ。という記事を書きました。

そのとき、このテストは2月28日までということだったのですが、これは正式に成績を記録して3月中旬に全国順位を発表するための締め切りでした。

テストそのものは、今(2006年03月22日(水)23時31分)でも、同じテストを受けられます

自分の国語力がどの程度か知ることも、たまには、いいのではないでしょうか。


◆近ごろ、「能力開発」ばやりですね。

大人の能力開発とか脳を活性化する、という目的のドリルやソフト(ニンテンドーDSまで参入していますね)。

私が知る限り、一番最初は東北大の川島隆太氏が「音読」すれば頭がよくなる―一日二〇分!能力はここまでアップするという本でした。

要するに1日10分(標題は20分になってますが、別に20分じゃなくてもいいそうです)、新聞でも何でも良いから音読しろ、それから、1桁の加減乗除のようなかんたんな計算を毎日やれ、と言うことだけです。

川島氏はこれによって、認知症(痴呆)が改善した、という実績に基づき、それなら、健康な人(まだ呆けていない人)がやれば、脳の回転が速くなるのではないか、という仮説を立てている訳です。



だから、本当は、高いソフトやハードはおろか、書店に平積みになっている大人のための計算ドリルも要らない。新聞が有ればいい。

計算ですが、リンクを貼ると悪いので止めておきますが、「連続暗算」という極めて軽い、勿論レジストリなどいじらないフリーソフトがあるので、それで充分だと思います。

「窓の杜」でもYahoo!コンピュータのソフトウェア(要するにVector)から検索してもすぐに見付かります。


◆「速聴」はNHKで簡単にできますよ。

速聴・速読も「脳の活性化」に役立つと言われているのですが、最近言われ始めたわけでしょう?

本当に効果が有るのかどうかは、他の条件をほぼ同じにした2つの被験者グループを作り、片方には、毎日「速聴・速読」をさせ、他方にはさせない。

そして、何十年後かのボケ出現率がどれぐらい違うか?を見なければ効果は立証できないのではないでしょうか?

素人考えなので細かいところ(或いは根本的に)間違っているのかも知れませんが・・・。



それでも「速」という文字には人を惹きつける力がありますね。

だから色々な商品が随分売れるのでしょうが、まず、「速聴」に関しては、ネットのNHKラジオニュースのページにアクセスしてください。

スピード選択出来るでしょう?「はやい」を選ぶと、音程は変化せずに、スピードが約1.4倍になります。

更に早く聴きたい時のやり方は、NHKラジオニュースで「ばい速聴き」というページで詳しく説明します。

要するにストリーミング配信されている動画、音声をダウンロードするGetASFStreamと言うソフト(フリーソフト)を使って「はやい」をダウンロードするのです。

そして、それをWindows Media Playerで再生するときに、速度調節が出来るので、ここで2倍速にすれば、ただでさえ1.4倍速なのですから、更にその倍速に出来るわけです。

やろうと思えば4倍速も可能ですが、ちょっと滑稽です。

また、聴くという行為はパッシヴ(受動的)ですから、余程神経を集中させていないと、「聴く」のではなく「聞く」になります。


◆速読もインターネットで可能。

本は早く読めばいいというものではないですが、是非ともトライしてみたい方は、高いソフトを買う前に、

速読訓練ができる「無料で速読トレーニング」というサイトで十分です。


◆一つだけ私が断言できること。聞いているだけで英語が話せるようになることはない。

人間の「記憶」という項目で百科事典や、インターネットを調べると、ヒット数が多すぎて、情報の渦に飲み込まれそうになります。

頭の悪い私がかろうじて理解出来た言葉を並べると、

記憶には頭で覚えるもの(試験勉強みたいなもの)、と身体で覚えるもの(楽器の演奏、スポーツ、自動車の運転、自転車に乗る、タッチタイピングをするなどなど。)の二種類に分けられる。

勿論、身体の記憶も脳を使っているわけだが、身体を実際に動かさないと、覚えられないところが特徴である。

言葉を話すのも、動作記憶の部分が大きい。或る言語特有の舌、顎、唇の動かし方があるからだ。

従って、英語を話せるようになるためには、自分でも声に出してみることが絶対に必要なのは自明である。



英語を聞いているだけで話せるようになる、という説を信じかけている人、考えてみてください。

荒川静香選手の演技をDVDに録画して何十回も見れば、「イナバウアー」が出来るようになりますか?

夏のオリンピック、陸上競技男子100M決勝の映像を何度も見れば、全く自分で走らなくても100m10秒で走れるようになりますか?



そしてなにより、日本語を考えてください。

日本中でテレビが見られます。NHKは全国で見られます。日本中の人が毎日、あの訓練されたアナウンサーの日本語を聴いています。

聴いているだけで、英語が話せるようになるならば、今頃、日本中の人がNHKのニュースアナウンサーと同じぐらい明瞭な滑舌で、発音出来ているはずです。

現実はどうでしょう?言うまでもないですね。

これで、「聴いているだけで語学を習得するのは不可能である」ことが証明されたと結論づけるのは、どこか間違っているのでしょうか?


2005年03月22日(火) <ニート調査>02年推計で約85万人 内閣府←NEETなんて云うからつけあがる。「穀潰し」というんだ。
2004年03月22日(月) 1914年3月20日、100年に一人の天才ピアニストが生まれた。名をスヴャトスラフ・リヒテルといった。
2003年03月22日(土) 「精密誘導兵器」「ピンポイント攻撃」というアメリカの言葉に惑わされてはいけない。市民の死者が出ている。

JIRO |HomePage

My追加