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JIROの独断的日記
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2006年02月08日(水) ホテルニュージャパン

◆1982年2月8日、9日と立て続けに大事件・事故が起きました。

 

 私と同じ年代(1960年代)か、それよりも上の年代の方は、正確な日付はさておき、これらの事件のことを、よく覚えておられると思う。



 今から24年前、2月8日の未明、午前3時24分、東京赤坂のホテルニュージャパンというホテルで火災が発生した。

 以前から防火対策が不十分だと消防署から指摘されていたが、ケチな社長の横井英樹は何ら対策を講じておらず、前代未聞の大火災となった。



 あまりにも火のまわりが早い大火災で、救助を待ちきれない宿泊客が9階から飛び降りるなど、

 悲惨な光景が映像に映し出され、日本国中、茫然となった。

 消防庁は、超緊急事態と判断し、消防総監自らが指揮を執る、「第四出動」を発令した

 23区ほぼ全ての消防車が赤坂に急行したのである。

 あまりにも特異な大火災なので、消防庁の資料、「特異火災事例:ホテルニュージャパン」

 としてネット上でも公開されているし、

 NHKのプロジェクトXでも取り上げられ、本にもなっている。


◆ニュージャパンの翌日、羽田沖で日航機が墜落した。

 

 ホテルニュージャパンの騒ぎで、マスコミ各社は当然のことながら、戦場のような騒ぎになっていたが、 何ということであろう。

 翌日、2月9日朝、7時25分福岡空港発、東京国際空港(羽田空港)行の日本航空350便(DC-8)が、

 着陸直前に機長が逆噴射をするという異常な操作をしたために、失速墜落。

 乗客・乗員174名中、24名が死亡する惨事が起きた。

 たった一日前に未曾有の大火災で33人が死亡したばかりだというのに、

 2日続けてこのような大惨事が起きたことは、他に記憶に無い。


◆「月の魔力」という本がある。

 

ホテルニュージャパンの火災は英国人宿泊客の寝たばこが原因で、

 羽田沖墜落事故は、機長がその後の調べで、統合失調症であったことが明らかになった。

 これだけを見ると、全く共通点はない。
 唐突だが、昔から、犯罪や、事故、大惨事が起きるのは、満月か新月が多いと云われる。

 これほどの大惨事ではなくても、月に関することなら何でも分かる、超有名サイト、

 The Moon Age Calendarでは、交通事故と月相(月齢によって変化する、月の光る部分の状態。

 満月とか上弦、下弦、新月などなど)の関係を詳しく調べた結果が載っている(但し、その分析が統計学的に妥当なのかどうかは私には分からぬ)。



 このサイトではご親切にフリーソフトウェアを提供している。

 このうち、Planetary Motionという簡単ではあるが、大変便利なソフトがあるので、これを用いて、

 ここ10年ほどの大災害、大事故、大犯罪が起きた日の月相をおもいつくままに調べたら、

 驚くほど、満月や新月と一致、または±3日以内におきていることが多いことが分かった。

 


  •  1995年1月17日、阪神・淡路大震災の日は満月。

  •  同年、オウム真理教が「地下鉄サリン事件」を実行した、3月20日は満月。

  •  2003年2月1日、スペースシャトルコロンビア号が着陸寸前に空中分解した日は新月。

  •  2003年3月20日、イラク戦争をアメリカが始めた日は満月。

  •  2004年12月26日、スマトラ島沖地震が起きた日は満月。

  •  未来の話だが、2019年2月1日、直径2キロメートルのかなり「大きな小惑星」が地球をかすめると言われているが、この日は新月の3日前。


 他にもあるだろうが、私の知る範囲でもこれだけある。



 恐らく、多くの科学者は「偶然だ」と一笑に付すだろうが、

 中には真剣に研究した人もいて、アメリカの精神学者が書いた、月の魔力という本がある。

 これに関しては、以前にも何度か書いたので、この記事などをご参照頂けると有難い。


◆余談だが、「月の魔力を翻訳したのは」「国家の品格」の著者、藤原正彦氏である。

 

 藤原正彦氏については、1月14日に「国家の品格」の著者、藤原正彦氏に関する補足的知識という文章を載せた。

 「国家の品格」を読んだ若い人は、「武士道」とか「惻隠の情」などと古くさいことをいう変な人だと思うようだが、人間、そう単純ではない。

 数学者なのに、「月の魔力」を読んだら夢中になり、翻訳を引き受けたとは、如何にも藤原さんらしい。



 また、最近、大変「ロマンティックな」映画として評価している「博士の愛した数式」は、周知のとおり、

 小川洋子氏の同名の小説が原作である。

 この本には数学の専門的な話題が随所に出てくるが、小川氏がこれらを習ったのは藤原正彦氏であり、

 この二人が対談した、世にも美しい数学入門 という本は面白い。

 藤原氏が、「数学でもっとも大切なのは『美と感動』である」と断言し、

 数学を、殆ど芸術に等しい「美的な存在」としてとらえていることに新鮮な「感動」を覚える。

 話が逸れたが、本日は思いつくままに綴らせていただきました。

 最後までお付き合いいただき、誠に、有難うございました。


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