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JIROの独断的日記
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2004年12月15日(水) 北朝鮮日本人拉致問題、「経済制裁、レベル5で一気に解決も手だ」(安倍晋三氏) 総理は黙っていないで何とかしろ。

◆記事1:<安倍晋三氏>経済制裁、「レベル5で一気に解決も手だ」

 自民党拉致対策本部の安倍晋三本部長は15日収録された朝日ニュースターの番組で、北朝鮮への経済制裁について「(同本部がまとめた制裁シミュレーションの)レベル5を発動し、一気に解決させるというのも手だ」と述べた。レベル5は貨客船の万景峰号など北朝鮮船舶の全面入港禁止で、最も厳しい。(毎日新聞) - 12月15日19時53分更新


◆記事2:横田めぐみさんは「日本語教えた相手と結婚」=帰国被害者が証言

 

 北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失跡当時(13)=の夫について、帰国した拉致被害者が「めぐみさんが日本語を教えた工作員だった」と話していることが14日、分かった。(時事通信) - 12月15日0時0分更新


◆記事3:「待ち伏せ」とめぐみさん 自分の拉致、曽我さんに

 

 拉致被害者横田めぐみさん=失跡当時(13)=が北朝鮮で、自分が拉致された状況について「待ち伏せされた」と曽我ひとみさん(45)に話していたことが14日、関係者の話で分かった。(共同通信) - 12月14日21時47分更新


◆記事4:「日本に帰りたい」横田めぐみさん、盛んに訴える


 北朝鮮による拉致被害者で、安否不明の横田めぐみさんと田口八重子さんの拉致後の様子について、帰国した蓮池薫さん(47)や地村富貴恵さん(49)らが、「横田さんと田口さんは1984年から86年まで同居していた」「90年代に入り、横田さんは『日本に帰りたい』と盛んに周囲に訴えていた」などと証言していることが、13日わかった。(読売新聞) - 12月13日14時39分更新


◆記事5:読者の制裁要求7割超す=小泉メルマガ

 

 拉致被害者、横田めぐみさんのものとして北朝鮮から提供された遺骨が別人のものと判明したことに対し12日までに、小泉内閣メールマガジンには拉致問題に関する読者からのメールが約300通寄せられたことが14日分かった。そのうち7、8割が経済制裁の発動を求める内容だったという。(時事通信) - 12月14日21時1分更新


◆コメント:小泉さん。横田めぐみさんは、今この瞬間も北朝鮮で、日本に帰りたがっているのですよ。

 

記事2〜4で、予想していたことながら、既に帰国した拉致被害者たちは、横田めぐみさんの消息を知っていたことが分かった。

もっとも、11月24日にも書いたが、安明進(アン・ミョンジュン)という脱北した元北朝鮮工作員が北朝鮮拉致工作員という本の中で、横田めぐみさんを見た、と書いたのは、7年も前、1997年のことである。

北朝鮮の諜報機関、対外工作機関は、「北朝鮮労働党三号庁舎」という。無論建物の名称だが、この三号庁舎が拉致を含む対外工作の中心である。

拉致工作員は、全員「三号庁舎」の管理下にある、「金正日政治軍事大学」と名のつくスパイ養成学校を「卒業」している。

ソウルオリンピックの成功を何としても、阻止せよとの金正日の命令で、大韓航空機爆破事件を実行した金賢姫(キムヒョンヒ)もこの学校を出ている。

安明進氏によれば、「金正日政治軍事大学」は平壌市兄弟山(ヒョンジェサン)区域鶴山里(ハクサンリ)に存在する。北朝鮮の一般市民は、勿論、この組織の存在自体を知らされていない。

それはさておき、安明進が横田めぐみさんを見かけたのはこの「学校」の中でのことである(一部の報道によれば、工作員の他に、金正日の息子に日本語を教えたという)。

横田めぐみさんはきっと頭脳明晰な優秀な人なのであろう。だからこそ、教師などが務まるのだが、その結果、北朝鮮が工作員を養成する過程、最高機密に属することを知ってしまっているが為に、金正日の野郎は、彼女を日本に帰そうとしないのだろう。

しかし、兎に角、引用した記事と、安明進氏の証言から、ごく自然に見えてくる事実がある。それは、



  • 横田めぐみさんは計画的に北朝鮮に拉致され、
  • 北朝鮮の対外工作員や金正日の子供に日本語を教えている。( そのため、多分、非常に厚遇されている)それは、主に金正日政治軍事大学で行われている。場所も分かっている。
  • 要するに、今、この瞬間も横田めぐみさんは殆ど確実に、平壌で生存している。
  • そして、日本に帰りたがっている。


ということだ。


◆コメント:小泉さんは拉致被害者家族にロクに会おうともしませんね。

 

会ったら、拉致問題が解決するか? しませんよ。そんなことは分かっているけどさ。横田めぐみさんのご両親の胸中を想像してみろよ。

四半世紀以上、日本という国家は、さらわれた同胞を見殺しにしてきたのだ。人ひとりの人生を台無しにしたのである。

もう少し親身になりなさいよ。いくら難でも、よく、あそこまで、無関心でいられるものだ。ひどすぎる。

平壌宣言を締結して、国交正常化を樹立して、ノーベル平和賞というのが、小泉首相の狙いであることは永田町は皆知っている。

だから、経済制裁→交渉決裂という流れに消極的なのだ。

  ふざけるな。 他人の不幸を私欲の実現に利用する気か。

面倒なことは全部安倍晋三に丸投げにして、自分は家族に会うのが怖いのだろうね。それは、怖いだろうさ。後ろめたいことがある人は、怖いのだよ。

尤も、 家族がどれほど苦しいか、子供を育てたことのない小泉首相には分からないかな・・・。
だが、無視されているのは、 拉致被害者の家族だけではない。首相は国民の意向をも、無視し続けている。

 イラク派兵期間延長しかり。拉致問題しかり。

色々な世論調査は全て、国民の過半数は、イラクへの自衛隊派遣期間延長に反対していたし、今回は経済制裁発動を期待しているというのに、イラク派遣期間延長は国会が閉幕してから、勝手に閣議決定してしまうし、横田めぐみさんのものといわれていた骨が偽物だと分かってからも、何もしない。

 週末は森喜朗と仲直りのために、扇千景も交えてタカラヅカを観てから、食事に行ったりして、遊んでばかりじゃないか。

骨休めをしてはいけないとはいわないが、時期、状況をよく見ろ。今はそんな場合ではないのだ。

 「状況をよく見極めて、判断する」というのが、貴方の口癖でしょう。小泉さん。


◆リンク

昨日の日記aozoraさんが「トリッチ・トラッチ」(J.シュトラウスのポルカの題名ですね)で取り上げて下さいました。

ありがとうございました。


2003年12月15日(月) フセインより、ブッシュを拘束して欲しいよ。
2002年12月15日(日) 田中耕一さん帰国、ワドル船長慰霊碑に献花、韓国の反米運動、精神障害者の犯罪。

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