外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
DiaryINDEXpastwill


2004年03月19日(金) 「イラク戦争、米英に『だまされた』 ポーランドが初めて批判」←同意。大量破壊兵器はどこにあるんだよ?

◆記事1:米英に「だまされた」ポーランドが初めて批判

【ベルリン18日共同】ポーランドのクワシニエフスキ大統領は18日、イラクの大量破壊兵器問題で「わが国はだまされてきた」と述べ、名指しを避けながらも、旧フセイン政権下の大量破壊兵器の存在をイラク戦争の大義名分として各国に支持を呼び掛けた米英両国を批判した。

 フランス公共ラジオなどのインタビューで語った。米国の求めに応じて参戦し、積極的に軍事支援したポーランドの初めての対米英批判となる。

 同じ親米派のスペインは総選挙で政権交代し、次期首相のサパテロ社会労働党書記長がイラク駐留軍の撤退方針を示唆。中米ホンジュラスも6月末で部隊を撤退させる意向を表明するなど、親米各国のイラク政策が連鎖的に揺らぎ始めている。

 インタビューで大統領は「大量破壊兵器についてわれわれはだまされた。まんまと乗せられてしまった」と言明した。


◆記事2:「脅威なかった」確実に イラク大量破壊兵器 CIA顧問ケイ氏語る(1月の記事)

 【ワシントン24日共同】イラクで8カ月にわたり大量破壊兵器を捜索した米調査団のデービッド・ケイ団長=中央情報局(CIA)特別顧問=自らが23日、同兵器が「存在するとは思えない」と言明したことで、イラク戦争の大義に掲げたフセイン旧政権の大量破壊兵器による差し迫った脅威がなかったことがほぼ確実となった。

ブッシュ政権の信頼性をあらためて損なう展開だが、外交上の焦点は既にイラクの治安問題、復興プロセスに移っており、内政的にも米国世論の関心は薄れ大統領選の争点になっていない。英国のブレア首相が政権存続の危機にさらされているのとは対照的だ。

昨年6月から捜索にあたっていたケイ団長は23日、辞任に際し「1990年代半ば以降、大量の生物化学兵器の備蓄が存在していたとは思えない」と述べ、昨年3月の対イラク開戦時に存在しなかったことを事実上、認めた。(共同通信)[1月24日18時14分更新]


◆記事3:「大量破壊兵器がないわけがない」福田官房長官(本日の記事)←バカ

福田官房長官は、20日でイラク戦争開戦から1年がたつことに関して、今こそ、国際社会が連携してイラクを支援することが重要だとの考えを述べた。午前の定例会見で述べた。
イラク国民がこの1年間で1万人死亡したと伝えられているが、との質問に対しては、「不幸なことだとは思うが、では何もしなくてよかったのか。他に選択肢があったのか」として、旧フセイン政権が続いていればさらに死者が増えていた可能性がある、との考えを述べた。

一方、イラク開戦の大義となった大量破壊兵器が1年経った現時点でも明らかになっていないが、国連でもイラクが大量破壊兵器を保有していると報告されていたので、現在でも存在すると思っているという。また、今後、「(大量破壊兵器が)見つかる可能性はまだある。ないわけない」と語った。(ロイター)[3月19日11時54分更新]


◆コメント:皆、アメリカに騙されたと怒っているのに、騙されていない、と言い張る、世界でも稀有な国、其れが日本。

一年前、アメリカは大量破壊兵器の破壊こそ、イラク戦争の目的だといっていた。しかし、いつまでたっても、見つからない。大量破壊兵器捜索の第一線にいた、CIA顧問のケイ氏は、今年1月、イラク戦争開戦時に、大量破壊兵器は存在しなかったと言い切っている。(記事2)

最早、状況は明らかだ。ポーランドのクワシニエフスキ大統領が述べた「わが国は騙されていた」というのは、世界中の国がアメリカに対して抱いている怒りである。


◆イラク戦争の「大義」など、はじめから存在しない。

一つ、書いておきたい。新聞でしばしば見かける、「イラク戦争の大義」という言葉があるけれども、そもそも、そんなものは存在しないのである。仮に、イラクが大量破壊兵器を開発・保有していたとしても、国連憲章の規定による武力攻撃の正当化事由には、該当しない。

国連憲章第51条は「武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置を取るまでの間、個別的または集団的自衛の固有の権利を害するものではない」と規定している。

まず、自分の国が攻撃されなければ、自衛権は行使できない。攻撃される恐れがある、といって、自衛のためという理由で(イラク戦争のアメリカの言い分は正にこれに当たる)、先制攻撃をすることは国際法上、許されていないのである。

アメリカと日本の政府やマスコミは、このような、国際法のイロハも理解していない、と嘲笑されても仕方が無い。しかし、笑い事ではない。この戦争のために1万人のイラク人が亡くなっている。ブッシュは戦争犯罪人だ。

それでも、小泉純一郎内閣総理大臣はアメリカをまだ支持するという。福田官房長官は大量破壊兵器が「無いわけがない」という。根拠を示して欲しいという気力もうせるほど、馬鹿馬鹿しい。

これほど、情けない国は無い.。いい加減に、アメ公に尻尾を振るのを辞めろ。日本人はアメリカ人の奴隷か?いつまでも、機嫌を取っているから、相手は何処までも付け込んでくる。


小泉の腰抜け。たまには、啖呵を切ってみろ「よくも、だましやがったな!」と。安保でアメリカに守ってもらっているから、そんなことはいえないだと?だからナメられるんだよ。在日米軍、出て行けるものなら、出て行きやがれ。極東の他の何処に、これほど、豪華な基地を作り、その膨大な維持費を負担してくれる国がある?さあ、出て行け。


2003年03月19日(水) アメリカの行動は明らかに国際法違反である。その法的根拠。

JIRO |HomePage

My追加