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JIROの独断的日記
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2003年12月12日(金) 「「武装兵士輸送」を記載=イラク派遣実施要項−防衛庁」←シビリアン・コントロール不在



◆記事1:「武装兵士輸送」を記載=イラク派遣実施要項−防衛庁

イラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊のイラク派遣で、防衛庁は12日、派遣任務の詳細を規定する実施要項で、「兵士の個人携行武器・弾薬を除き、武器・弾薬は輸送しない」と記載する方針を固めた。小泉純一郎首相は、9日の記者会見で「自衛隊の活動から武器・弾薬の輸送を除外する」と発言しているが、武装兵士の輸送を認めることで、軍事色はより強まることになる。防衛庁は実施要項を来週策定し、航空自衛隊に派遣命令を出す。空自先遣隊20〜30人が今月下旬に民間航空機でクウェート、カタールに出発する。




◆防衛庁がイラク復興支援特別措置法をどんどん拡大解釈している

軍隊(自衛隊は軍隊ではない事になっているが、実際は誰が見ても軍隊ですね)の指揮権を文民(軍人ではない人)が掌握する事を「文民統制=シビリアン・コントロール」というわけです。これを確実にするために、日本国憲法第66条では、「内閣総理大臣その他の国務大臣は文民でなければならない」と規定しています。さらに、自衛隊法第7条は、「内閣総理大臣は、内閣を代表して自衛隊の最高の指揮権を有する」となっています。

しかし、自衛隊派遣方針が決まってからというもの、防衛庁が、内閣の定めた基本方針を無視する傾向にあるのです。まず、

1.「非戦闘地域」の拡大解釈

イラク復興支援特別措置法では、「対応措置については、我が国領域及び現に戦闘行為(国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷 し又は物を破壊する行為をいう。以下同じ。)が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる次に掲げる地域において実施するものとする。」と定めている。しかし、次の記事を読んでください。


◆記事2:<自衛隊派遣>活動区域にバグダッド加える方針 防衛庁

防衛庁は10日、自衛隊のイラク派遣に向けて策定する実施要項の中で、自衛隊の活動実施区域にバグダッドを加える方針を固めた。バグダッドにある米英占領軍司令部に自衛官を連絡官として派遣する必要があるため。これにより実施要項はテロや襲撃事件が頻発するバグダッドを「非戦闘地域」と認定しなければならなくなる。(毎日新聞)[12月10日21時36分更新]


バグダッドが「非戦闘地域」なら、世界中が非戦闘地域ということになりますね。これに対して、文民であり、自衛隊の最高司令官、小泉内閣総理大臣はなんらとがめるようすがありません。

2.「武器弾薬輸送を行う」

先日、小泉内閣総理大臣が記者会見の席上、「武器・弾薬の輸送はしない」と発言したのを、私ははっきりと記憶しています。しかし、記事1によれば、武装兵士を輸送する。武装兵士とは「武器を携帯」した兵士。約束と違うじゃないか!


軍人は大きく分けて現場で戦う兵隊と、命令を出して、自分は安全なところにいるキャリアが構成する司令部があるわけです。司令部は自分は血を流さないから、なんでも計画できる。はっきり言えば、ゲーム感覚になりやすい。特に今の自衛官たちは、本当の戦闘行為を行ったことがない。

一連のニュースを見ると、最初は小泉首相が一番自衛隊派遣に熱心だったのが、だんだん、制服組の方がやる気になっている。完全に人道支援だけを考えていないのは明らかです。こういうのを押えるのがシビリアンコントロールじゃないか!


日本がどんどん危険な世界に巻き込まれていく気がします。これは、本当に、東京中心部がテロリストにやられるかもね。

私の仕事場は丸の内にある。遺書を書いておいた方が良さそうだ。


2002年12月12日(木) 1.業務上横領は懲役14年。逮捕監禁致傷の佐藤被告人には懲役11年。 2. 少子化が進む中、若い女性の性病感染が増加

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