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■ 庄司 健一君のコト
彼はショーケンと呼ばれている。 誰が何と言おうと、ショーケンと呼ばれている。 その呼び名を初めて人から聞いた時、はっきり言って、私は、ひいた。
だってショーケンですよ、ショーケン。 びっくりするでしょー?ひくでしょー?
ショーケンって言ったら萩原ショーケンであって、キムタクばりに固有名詞なワケですよ。しかもスターじゃん。
彼が人にそう呼ばせたのか、はたまた人がそう呼ぶことを、彼が否定しなかったのか、今はもはやどちらでもよい。
衝撃的な第一印象を、私に与えたのであります。
そんな彼は。
一見ちょっとコワイのね。でも一瞬ね。 話しかけると笑顔で答えてくれます。 ひとりぼっちの人を見ると話しかけに行きます。優しいのね。
彼の事を天才と言う人がいます。 私には天才というものが何なのかよくわからないけれど、 普通の人にはできない、というレベルじゃなく、 誰にもできない級のコトをしでかす彼は、やはり天才なのかも。
って言うとすごく変な人みたいだけれど、そんなことはありません。 いつもはいたってフツーの青年。 心優しき。おだやかな。腰の低い。意外としっかりしている。
だがある時、そう、テンパッた時に、それは現れる。 xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
言語で表すことは不可能なのでやめますが、 そんな時は誰もがみな、感嘆。驚嘆。驚愕。 「ショーケンすげぇ」の雨あられ。 もうもう、ゾッコンショーケン、ブラボーショーケン、首ったけショーケン、なわけですよ。 当の本人はというと、テンパッているので何をしでかしたのかよくわかっておらず。 天才発作がようやくフェイドアウトしてきた頃、 「あれ、僕なにかしちゃった?」とでもいいたげに、いたずらっこの様にニヤリとしてみせるくらいのもので。
そんな彼は。
今ではもう、ショーケンよりショーケンらしく。 ショーケンといえばショーケンでしょ。 という偉大なる地位を獲得し、日々走り回っている。
こんな日が来るコトを、あの日の私は、想像だにしなかった。
遊子
2004年04月23日(金)
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