退院

 11時すぎに病院へ行くと、すでににょらの採血は終わって検査中のようだった。結果が出るまで入院室でにょらを見ていたが、30分ほど待つと、「きょう退院!」と先生が入ってこられた。やった!

 にょらの点滴がはずされ、診察室へ連れていかれた。そこでレーザーをしていただきながら説明を受ける。にょらはなんだか見違えるほど元気そうになり、きょろきょろとあたりを見回したりしている。腎臓の数値は正常値をやや上回ってはいるものの、3日前よりだいぶ下がっていた。しかしこれからは薬で腎臓の機能を助けなければならない。たぶん一生、薬は欠かせなくなるだろうとのこと。

 入院中、ごはんは食べなかったようだ。これから食欲は出てくるはずだが、もし食べない場合には強制給餌をするようにと、高カロリーのペースト状の缶詰と注射器をわたされた。注射器に詰めて喉に流し込むらしい。

 家に帰りキャリーから出してやると、すぐに階段をのぼろうとしたが、のぼれないようだ。抱いて2階まで連れていってやると、トイレに直行しておしっこをたっぷりした。病院ではその場でしていたのに、ちゃんと自分でトイレに行くなんて、なんておりこうさんなんでしょ。しばらくトイレは無理だろうと思ってペットシーツを買っておいたのに。

 ごはんはやはり食べないので強制給餌。膝に乗せて口をこじ開けようとすると、両手でわたしの手を押し戻す。何度もそれをやられたので断念。今度は口の横から注射器の先をさしこんで注入すると、びっくりした顔をしながらももぐもぐして食べ始めた。なんか楽しい〜♪

 しかし1回に注射器1本分だと何度も何度もやらないといけないことに気づいた。う〜ん、けっこうたいへんかも。それに、2度目、3度目ともなると抵抗するようになってきたし。自分でちゃんと食べる日はくるんだろうか。



2003年09月23日(火)
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