入院3日目

 朝10時頃から面会。やはり元気がない。呼びかけてもさわってもほとんど反応がなく、眠りっぱなしだ。わたしはただひたすらにょらの頭をなで、にょらが眠っている姿を見守る。お昼前までずっとそうしていた。

 午後は4時半すぎから面会。朝よりは少し元気になった様子で、なでているとかすかに喉をごろごろ鳴らしていた。

 しばらくして先生が入ってきて注射しようとすると、にょらは「シャー!」といって猫パンチをくらわした。そして奥のほうに逃げようとしたときに、しりもちをついて足を上げ(お尻をなめるときのような格好)、お尻が丸出しになってしまった。その瞬間、なんとおしっこ攻撃! けっこう勢いよく飛んでいた。女の子なのに、はずかし〜。でも先生は慣れている様子で、おしっこが止まるのを待ってからシーツを替えてくださった。そのときに、どこかからうんちがぽろっと出てきた。ちゃっかり隠してあったらしい。ごはんを食べていないのに、出るものは出るんだなぁ。元気なおしっことうんちを見て、少しほっとした。

 あすはもう一度血液検査をして、その結果次第で退院できるかもしれない。この調子だと数値は絶対に下がっているはず、と先生に太鼓判を押された。

 いつも面会の帰りは泣きながら運転していたのだが、はじめて泣かずに帰れた。



2003年09月22日(月)
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