病院通い・その3

 きょうも歯石取り&食欲不振の相談に行った。にょらがいかに食べないかを説明すると、先生もさすがにそこまでとは思っていなかったらしく、ちょっと困った様子になった。体重はまた少し減ったが、どう見ても具合が悪そうには見えないのに、と。

 とりあえず、食欲増進効果のある薬を飲ませてみることにした。点滴で強制的に体内に栄養を送りこむという方法もあるが、目に見えて衰弱しているのならともかく、これだけ元気そうならまだ必要ないだろう。4日間薬を飲ませてみて、それでだめなら考えようということになった。

 きょうの歯石取りでは、にょらは前回よりおとなしくしていた。「伏せ」のかっこうで、文句もいわずじっとしていた。ただ最初から最後まで、しがしがとあごを上下に動かしていて、それが妙におかしかった。わたしが薬を飲ませるときなどに口をこじあけようとするとすごく抵抗するくせに、先生だとどうしてこんなにおとなしくなるのか。ほかにだれかが押さえているわけではなく、先生ひとりでにょらの頭を右手で上からつかみ、指で口のはしをめくり、左手に持った器具で作業をする。にょらもえらいけど先生もすごい。うらやましいような、くやしいような。

 帰ってさっそく薬を飲ませてみた。どのくらいで効果があるのかわからないが、自分で食べにいこうとしないのは変わらない。しかし手にのせて食べさせる方法では、今まで1日1回の成功率だったのが、夜までに3回成功した。少しは効果が出てきたのかも。




2002年08月09日(金)
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