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■ 病院通い・その4
歯石取りが無事終了。きょうは下の歯なので動く恐れがあるということで、AHT(Animal Health Technician 動物看護士)のかたが保定してくださっていた。にょらは前足をきちんとそろえ、とてもおとなしい。両ききの先生は器具を右手、左手と持ち替え、なかなかあざやかな手さばきだ。ところが時間がたつにつれ、にょらは文句をいうようになった。口を押さえられているため、出るのはうなり声だが、それにしても低〜いものすごい声だ。 「ちょっとばかしおとなしくしてたらいい気になって〜。やめぇ〜い。離せ〜。いいかげんにしろ〜〜〜〜〜」という感じか。
とにかく、歯がきれいになってよかったよかった。 「もう一生歯石取る必要はないでしょう。15年間でこの程度だったからね」と先生。(せんせ、そこで「あとどうせ2〜3年しか生きないしな」とか思いませんでした? まだ10年は生きてもらうつもりなんですからね〜♪)
問題の食欲のほうは、前回処方していただいた薬のおかげか、少し食べるようにはなった。ほったらかし作戦はまだ使えそうにないが、日に何度か運んでやると、けっこう食べる。それでも1日の給与量の4割ほどだが。そしてきょうもあと8日分の薬とビタミン剤をいただいた。
ビタミン剤はやや大きめなので、はじめのうちは何度か失敗した。口をこじあけてのどの奥に薬を落とすのだが、落としどころをまちがえるとたいへんだ。すぐにペッと吐き出せたときはいいが、どこかにひっかかってなかなか出ないときは、ぶくぶくと泡をふく。相当にがいらしいのだ。暴れたはずみに、歯石が取れて鋭くなった歯で指をざっくりやられることもある。
しかしここ数日で薬の飲ませかたもだいぶうまくなった。以前はにょらをひざに置いたりしてやっていたのだが、これだと暴れる確率が高い。あるときふと思いついて、ソファのすみなどににょらをすわらせ、わたしがにょらの横にすわってみた。するとにょらは動けなくなり、暴れなくなった。口のあけかたは、以前は右手で下あごを下からつかんでこじあけていたのだが、これだと薬をつまんでいる親指と人差し指の自由がききにくい。そこで中指を下の牙と牙のあいだに置いてあごを押し下げるようにすると、ねらったところに薬を落とせるようになった。にょらは何が起こったのかわからず、きょとんとしている。もう錠剤は完全にマスターしたぞ。
あとはもっと食べてくれるようになるのを待つばかりだ。
2002年08月13日(火)
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