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■ 【愛猫エッセイ】 私の名カウンセラー
ミュウーこそが私の一番のカウンセラーのような気がする。 誰よりも何よりもミュウーの存在は、私の心を癒しなだめてくれる。 何の不満も憎さもマイナス要因も無い関係。 ただただ愛しさのみの関係と言う物は、親子と言えども夫婦と言えども味わう事の出来ない関係だ。 一切私の気持ちを逆撫でる要素の無い存在とは、ペットだけではないかなと思う・・・。 ミュウーは憎まれ口も皮肉も文句も言わないもの。(それらしき鳴き声はさせるが)
最近ミュウーは、私の傍に寄り添っている事が多くなった。 もしかしたら徐々に別れが近づいているのかな・・・なんて感じてしまう。 ミュウはこの秋で12歳を迎えた。 例えば猫の平均寿命が15歳だとしたら、ミュウーと居られるのは長くても後3〜5年だろう・・・・・・。 そう考えると日々のミュウーとの暮らしの営みが愛しい。
以前の癌宣告は、確実に医者の誤診だってことが解り、あれ以来ミュウーは医者知らずの健康体だ。 あの時ミュウーの事を神に真剣に祈り、かなり悲しく苦しく辛い思いをした。 その祈りが通じ、ぐうたら神が私からミュウーを取り上げるのを思い留まってくれたのだと思う。
ミュウーとの別れを想像すると、それだけで気が重い。 果たして私はそれに耐えられるだろうか・・・・・・。
実はとても悲しい事があったのだ。
昨日久々に親友である【M】と電話で話した。 火事で家を無くし、今は市営住宅に住んでるあの【M】だ。
その【M】が飼っているバーニーズマウンテンのパンがリンパの癌になってしまったと【M】が声を詰まらせていた。 首に出来てしまったその癌は手術不能だと言う。 パンは私の大親友でも有る。パンと私はひときわ仲良しなのだ。 おとといその見解を聞いたばかりだと言う・・・・・・。 嫌だ!! 絶対に嫌だ!!
今は抗生物質で様子を見ているようだが10日くらい先に詳しい診断結果が出るそうなのだが、医者は99%癌に間違いないとむごい宣告をしたそうだ。
【M】は今どんな気持ちなのだろうか・・・・・・。 火事のショックからも、まだ完全にはぬけ切れては居ないと言うのに・・・・・・。
私も過去、ボスと言う名の愛しかった愛犬と愛猫との辛い別れを経験している。 いまだに思い出せば自然に涙が出てくる。 だからこそ、ペットとの別れが差し迫っていると言う現実的なショックや苦しみが痛いほどよく解る。
火事だけでもやりきれない悲しみを背負ったばかりだと言うのに、パンまでが・・・・・・。 私は一緒に電話口で泣いた。 その辛さや悲しさを共感する事以外、他に何が出来ると言うのだろう。
いつも思うのだが・・・、どうしてこれでもかこれでもかと言うほどに、神は同じ人間ばかりに追い討ちを掛けるのだろうか・・・・・・。 何か、全ての事が虚しく感じられてしまって意気消沈だ・・・・・・。 今日の私はまるで抜け殻になってしまったようだ・・・・・・。
いつかそんな日が私にも来る。 それもそう遠くはない、近い将来、ミュウーと別れなければならない日は確実にやってくるのだ・・・・・・。 そのとき私はどうなるのだろうか・・・・・・。
今度パンと【M】とドライブに行って来る。 パンとの想い出を作るための、パンをこの胸の奥に焼き付けて置く為の悲しい悲しいドライブだ・・・。 でも、思い切り遊んでこようと思う。後悔しないために・・・・・・。
ミュウーは今日も元気に私とジャレ、ソファーに座る私のお尻に寄りかかり眠っていた。 こんなに人にくっついている事はつい最近からだ。 それだけに漠然とした不安が頭をよぎる。
或る一人暮らしの老婆が、一匹のペットの死に、後追い自殺を図ったと言う悲しい事件を昔聞いたことがある。 たかがペットが死んだくらいで・・・・・と、その話をしてくれた人は言っていたが、私にはなんだかその老婆の悲しみと寂しさが良く解るのだ・・・・・・。
愛して止まないペットとの別れを体験した人でなければ解らぬ、大きな大きなブラックホールのような空洞の怖さを・・・・・・。
2005年10月08日(土)
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