マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 【愛猫エッセイ】我が家の台風娘へ 


4月 2日 火曜日

始めまして〜。マキュキュで〜す。
このたび縁あってこちらのコーナーを利用させていただく事になりました。
文章を書き始めたばかりなので、読み苦しい点もあるとは思いますが、出来る限り書き続けたいと思っています。
何卒ヨロシクネ〜★。

m(。_。;))m ペコペコ…

本日は、取り合えず、私の作品、【エッセイ】を読んでみて下さいね。



【我が家の台風娘へ】 (黒猫のミュウーへ)
 
 ミュウー、七才のお誕生日、おめでとう。
貴女を人間の年齢に換算すると、もう、立派な行かず後家だわね。 
(ウップップッ!)

 貴女が我が家にやって来てから、早くも七年かぁ。その間、色々有ったよねぇ〜。
 当事(中二)だった息子が、よその雨樋で動けなくなっていた貴女を助け、家に連れ帰った時は、まだ、貴女ったら、、、目が開くか開かないかの赤ちゃん猫だったんだ。
全身真っ黒けで、手の平に乗る程小っちゃくて、その身体を思い切り震わせながら『ミュウーミュウー! ミュウーミュウー!』不安げに鳴きじゃくっていたっけね・・・・・・。
実は、それが貴女の名前の由来なのよ。

 やんちゃ盛りの頃の貴女は、スーパーのビニール袋が大好きだった。
サイドテーブルの端に掛けられたその袋でジャレ付いてる内に、首吊り状態になって失神していた時には、正直言って、もう・・・、ダメかと思ったわ。
そんな自殺未遂事件が有ったなんて、貴女とっくに忘れてるでしょうね。(苦笑)

 そんな幼児期を過ぎ、貴女はツンとすました箱入り娘へと成長して行った。
 気位が高く、高飛車で、わがまま放題の貴女は、世の中全てが自分だけの為に在ると思ってる。
 
(一体、誰に似ちゃったのかしら・・・・・・? 不思議・・・・・・)

でも、大天才の所は、私にそっくり!

主人が貴女に、『芸を仕込む!』って、息巻いていた時、私、『まさか! 覚えるわけないっしょ! 犬じゃぁ有るまいし・・・』だなんて、チョット小馬鹿にしてたんだけど、何と貴女は、『お座り』『お手』『おかわり』『待て』は勿論の事。『ボール拾い』や、『綱渡り』等も、あっという間に覚えてしまったんですものね。
そんな貴女のお陰で、テレビに出られた事も有ったっ けね。
チョット恥かしかったけど、あれも又、良き想いでの一つだわね。

 やがて、私が『癌』に掛かって落ち込んだ時も、貴女のお陰で早く病気を克服する事が出来たんだって、本気で感謝しているのよ。 
こんなに臆病者の私が、入院中、大手術も抗癌剤も、『優等生患者』って言われる程、前向きに頑張れたのは、一日でも早く元気になって、貴女に会いたいと願ったからだもの・・・。

 それから二年が過ぎて、この家に越して来た三日目の夜。チョコッとだけ開けた窓から、全く世間を知らない貴女が外に飛び出てしまった時には、それこそ、この世の終わりだと思ったわよ。

 いくら名前を呼んでも、何処をどう探し歩いても、とうとうその晩、貴女は帰ってこなかった・・・・・・。
一日が過ぎ、二日が過ぎ、三日が過ぎ・・・・・・、毎日主人と、気が狂ったように探し続けたわ。

 私なんか、仕事も何も手に付かず、毎日泣いてばかりいたんだから。

 日数が経つに連れ、(大丈夫。あんなに利巧なミュウーだもの。きっと帰ってくるわ!)そう、信じる気持ちと、(あぁ、もう事故にでも遭って、きっと何処かで死んじゃってるのかも知れない・・・・・・)と言う、絶望的な不安とが、私の中を交錯していた。

 毎日が長く、毎日が辛く、本当に貴女への恋しさで、胸がはちきれそうだった。

そして、貴女が居なくなってから十日も経ったあの晩・・・・・・。

「何閉めてんのよ! さっさと開けなさいよね!」と、文句タラタラのような鳴き声をあげながら、窓を引っ掻いている貴女の姿を見付けた瞬間、私と主人は思わず、放心状態になってしまったわ。
もう、二人とも放尿寸前よ!(笑)

貴女は二回りも、小さくはなってはいたけれど、全くの無傷で帰って来た。

 普段、食事の催促の時にだけ、ほんのお愛想程度にすり寄ってくる貴女も、さすがにあの夜ばかりは、私達のそば傍に、ぴったりと寄り添っていたっけね・・・・・・。
可愛かったなぁ〜。
愛しかったなぁ〜。
あの時、どれほど心配だったか解るか! この不良娘が!


ホント・・・、憎たらしいったらありゃしない・・・・・・。
そして・・・、シャクだけど、なんて、なんて、愛しいんだろう・・・・・・。

ミュウー?

あんなに小ちゃかった貴女が、私達の年齢にだんだん近付いて来て、やがては、私達を追越して、年老いてしまうんだね・・・・・。

それは、とても切ない事だけれど、だからこそ貴女と共有する日々が、掛け替えの無い愛しいものだって気がするの。

ミュウー、これからもよろしくねっ!

仲良く喧嘩しながら、お互いに精一杯、長生きをしましょうねっ! 
そして、何時までも私達の傍にいて、どうぞ、我がまま振りを発揮してちょうだい。

但し! 貼ったそばから、障子を破き回るクセだけは勘弁して頂戴!

ン? ナニナニ? 
そんな下手くそな文章書いてる暇有ったら、今直ぐ餌をよこしなさいよ! ですって?

 (ムッカッ!)

お願いよ・・・、もうチョイだから待っててよ。

ハイハイ・・・。後5分で終わるから、もうチョット・・・・・・。

だぁ〜かぁ〜らぁ〜、今さぁ、オメェの事を書いてるんだろ〜がよ!、オメェの事をさぁ・・・・・・。
イテテッ! こらっ! 齧るなって! アイタタタっ・・・(泪)

あ゛〜、もう、うっさいなぁ! 解ったわよ、やりゃあいいんでしょうが、やりゃぁー。
ったくぅもう・・・・・・。
折角良い所だったのにさぁ・・・・・・。

                         (おわり)


2002年04月02日(火)


 【皆様始めまして】ご挨拶が遅れました m(。_。;))m ペコペコ…


ご挨拶が遅れて申しわけございません。
昨日は分けわからずに 、いきなり作品から入ってしまいました。
本日改めて、自己紹介を(ご挨拶)申し上げます。(^^ゞ

始めまして〜 マキュキュです。
松本市に住んでいる、四六歳の不良主婦です。(*^_^*)
3年前に癌の手術を受け、今はとても元気に働いています。

が・・・・・・

もしもの再発に備えて、何かを書き残しておけたらなぁ・・・・・・
なぁ〜んて、少々センチメンタルな思いから、機械超ド音痴の私が、PCを購入して一年半。

 不慣れなPCと格闘しつつ、私なりのエッセイや童話などを制作しては、応募する毎日を過ごしています。

しかし、どれもこれもボツばかり・・・・・・(ノ_<。)ビェェン

 タイプ練習の為・・・と、チャットを始めて半年目、つい先日、縁あって(有ったんだよネェ?)リカさんという、天使のごとく愛くるしく、聖母マリアのごとく慈愛に満ち、イエスキリストのごとく心の広い(誉めすぎ???)素晴らしき女性と知り合え、ここに私のコーナーを作って頂く事に相成りました。

クルクル(・_・)(_・)()(・_)v(゚∇^*)⌒☆ブイブイッ!

まだPCの事も、ここの利用法も、何も解らない赤ちゃんの私ですが、私の作品を一人でも多くの皆様に読んでもらって、辛口の批評を受ける事が、唯一の、物書き志望(プロと言う意味では無く、ちゃんと読めるものを書けるように成りたい・・・、と言う意味でございます)の私にとっての励みになりそうです。

これからも、できる限り、ひまな時間を縫って、作品(と呼べるのかなぁ・・・?)を掲載させていただきますので、読んでくださいね〜。

('-'*)ヨロシク♪m(。_。;))m ペコペコ…
                       (BY マキュキュ)


2002年04月03日(水)


 【シヨートエッセイ】泣きたい香り 


今日は、昔のエッセイを引っ張り出して見ました〜〜〜★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★。、::。.::・'゜
今日、友達と、仕事の合間にお茶を飲んでいて、ナニゲに「香り」についての話になッたのです。
そこで・・・、私が文章を書き始めた、初期の頃のエッセイを思い出し、ここに掲載してみたいと思います。
当事の私の苦労なりを、皆様にお察しいただけたら幸いです。
        
                        マキュキュ


『泣きたい香り』

『香りの想い出』で、真っ先に思い浮かぶのが、あの、大輪の『カサブランカ』という花である。
上品でエレガントなその花に、私はずっと以前から強く憧れていた。
その理由は、単純なのだが、プレゼントとか、求愛の印とか、一度として、誰からも頂いた事が無かったせいなのかも知れない。

 なのに・・・・・・あぁ・・・それなのに・・・・・・。

 私は昨年、子宮癌を拗らせて(?)半年ほど入院生活を送っていた。手術が終わり、いよいよ恐怖だった抗癌剤治療が始まって、二・三日が過ぎた頃、日頃大変お世話になっている知人の女性が、1万円は下らないであろうと思われる、我が憧れの『カサブランカ』の花束を持って、わざわざ見舞いに来てくれたのだ。

 やっと憧れの花束を手にしたというのに、それは私に、かつて無い程の地獄の苦しみをもたらせたのだ。

 抗癌剤治療の最中は、ほんの僅かな匂いでも、急激な吐き気を催すものである。
高価な花束を下さった御婦人には、大変に申し訳ないが、あの、何とも言えない甘ッタル〜イようなドギツイ匂いは、容赦無く私の胃袋をモミクチャにし、幸い個室だった為、他の癌患者達には、そんな思いをさせずには済んだものの、その婦人が帰るまでの一時間余りの間、(まさか、その人の前で吐きまくる訳にも行かず)幾度と無く、こみ上げてくる物と、私は必死で戦った。

 涙目の私に、(よっぽど感激しているのねぇ・・・)と、思い込んだ婦人は、しきりに、「ねぇ、安いんだから、そんなに気になさらないでよ、オッホッホッホッ・・・」と、四回繰り返していた・・・・・・。

そして、さらに、こうも付け加えた。

「それに・・・この花って、結構、日持ちするのよ」

 3kは有ると思われる、その花束を入れるような大きな花瓶も無く、ベッドの足元に置かれた巨大な花束を、私は只々、途方に暮れながら半分恨めし気に見詰めていた。

(まっ、イイヤ・・・、しょうがないから今夜、ダンナにでも、家に持ち帰って貰おうっと・・・・・・)

そう思った矢先、婦人は満足げに満面の笑顔で帰って行ったのだ。

 しかも・・・・・・極め付けに、
「あさって辺り又顔出すわ」と、一言、いい残して・・・・・・。
    
                      by マキュキュ



2002年04月04日(木)


 【ミニミニエッセイ】最期の桜 【初めての受賞作】


今日も良い天気ダァ〜〜松本は桜が満開なりィ~(*^_^*)
6(o ̄O ̄o)∂オッ!\(o ̄∇ ̄o)/ ハッーーー♪

今、私が住んでいる松本は、正に桜の花が満開です。
夕方、ダンナが帰ってきたら、ワイン一本ぶら下げて、松本城にでも、夜桜見物と、洒落込んで見ようかなっ・・・なぁ〜んて思ってまぁ〜ス。 

桜の季節になると、平成三年にこの世を去った、母の事を、良く思い浮かべるのです。
桜が大好きで、一般行事なんかには、全然疎かった母も、桜の季節になると、毎年、花見だけは欠かさずに行っていました。

一昨年、そんな母を偲んで書いた、『桜文大賞』と言う公募に、募集し、生まれて初めて賞金(五千円ダケド・・・・・(^^;; ヒヤアセ)を頂いた作品を今日は載せてみようかと思います。
400文字以内と言う指定の付いた、桜にまつわる想い出の手紙文・・・と言う内容の物です。


            『最後の桜』

『後何回、私は桜の花を観られるのかな・・・』

ポツリと呟く貴女に、「何度でも見られるわよ・・・・・・」と、私は、とても不器用な笑顔を作る。

 貴女と行った、最後の花見での会話。

 結局、翌年の平成三年二月八日、貴女は桜が開くのを待たずして、この世から去って行った。

 花弁の様な雪が舞う中を・・・・・・。

 哲朗(息子)と三人で、よく松本城に桜を観に行ったよね。あの頃八歳だった哲朗が十九になったのよ? 
最近じゃ、私を置いて、彼女と花見に行ってるわ(苦笑)

 ねぇ・・・、又、貴女と一緒に桜を観たいよ・・・・・・。

 昔みたいに小さな小さな御座を敷いてサ、貴女は珈琲、私は缶ビールで、二人で乾杯してサ。

 色々な事を語り合いたいのよ。
 優しい優しい桜の下で。

 去年ね、貴女と同じ『癌』になったの。
 私は、そう簡単にはリタイアしないけどね。
 貴女に抱きしめて、慰めてもら貰いたいのよ。

「ねぇ、私は後何回、桜が観られるの?」

貴女に教えて欲しいの。
 ・・・・・・ねぇ、おかあさん。

                     by マキュキュ


2002年04月05日(金)


 【童話】五色のクレヨン


寝不足気味で、夢心地のマキュキュで〜す。ヽ(^○^)ノファーーァ!

昨夜、愛(=^・^=)(猫)の ミュウーが、突如騒ぎ出し、やっと心地よい睡眠に入ったばかりの私をたたき起こしたのでした。
ん? w(^_^)ンー?ナニナニ。どした? とばかりに目覚めた私は、「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」と、失禁寸前。
な・な・な・・・・・・なんと!! ミュウーは、20センチものゲジゲジと、格闘してたのだ。後の騒ぎはご想像にお任せするとして、そないなわけで、今日は早めに眠るとします。
今日の出し物は・・・・・、初めての童話です。(出来はよくないかも・・)


『5色のクレヨン』

「これ、ちょっとしかのこってないけど、あげるよ。5才のたんじょうび、おめでとうね」
 てつろうは、おたんじょうびに、だいすきなおにいちゃんから、クレヨンをもらいました。

「わっ! すごーい。うれしいなぁ、うれしいなぁ、ありがとう、おにいちゃん」
てつろうは、ものすごいよろこびようです。
「そんなにおおげさに、よろこぶなよ。テレるじゃん。ほんとうに、ちょこっとなんだから・・・・・・。ゆるせな? てつろう!」 
 おにいちゃんはそういうと、あたまをポリポリかきながら、へやをでていきました。

 でも、てつろうは、おにいちゃんのおふるとはいえ、はじめて手にしたクレヨンが、うれしくてうれしくて、しかたありません。
 さっそく、おえかきちょうと、クレヨンをならべて、にらめっこ。

「さてと・・・、なにをかこうかなぁー」
 てつろうはワクワクしながら、クレヨンのふたをあけてみました。

でも、クレヨンは、たったの5ほんしか、はいっていません。
「なーんだ、たったこれだけ・・・・・・?」
 てつろうは、ちょっとがっかりです。
 しかも、みーんな、つかいかけ。

 いちばんながいのは、はいいろで、それだけはほとんど、つかわれていませんでした。
 あとは、はんぶんくらいになった、オレンジ色と、むらさき色の2本。

 そして、それよりも、もうすこしみじかくなった、みず色が一本。
 そして、いちばんチビッコの、ピンクが一本。

「チエッ! ぼくがほしかった、青や、赤や、みどりが、ぜんぜんないじゃん・・・・・・」
 てつろうは、チョッピリ、かなしくなってしまいました。
 
 せっかく、はりきっていたのに、おえかきちょうは、まっしろなまんまです。

「こんな色だけで、かけるものなんか、ちっともみつからないよ」

 てつろうは、あたりをみまわしては、ためいきをつくばかり。
じかんは、どんどんすぎていきます。

「もう、いやだ! ぼく、なんにもかかないっ!」
 とうとうてつろうは、おえかきちょうを、ほうりだすと、大声で、泣きだしてしまいました。

 ―すると―

「ねぇ・・・、きみ。お空でもかけば?」

 と、どこからか、小さな、小さなこえが聞こえてきました。

「えっ・・・・・・?」

 てつろうは、びっくりして、あたりをキョロキョロみまわしました。

「ぼくだよ、ぼく!」

 よーくみ見ると、はい色のクレヨンが、ピクピクと、うごいています。
「ボクさ、人気がないみたいで、君のおにいちゃんに、ほとんどつかってもらえなかったんだ・・・・・・。まるで、出番ナシさ・・・・・・。ねぇ、たまにはボクの事もつかってよ〜」

 すると、こんどは、

「きゃはは、わたしは、人気者だったから、こんなにみじかくなっちゃったけど、はい色さんたらいつも、はこの中でさみしそうに、出番が来るのをじぃーっと待ってたのよね?」
 ピンクのクレヨンが、わらいながらゆれています。

「こらこら! そんなことをいっては、はい色さんにしつれいよ? いますぐあやまりなさいっ!」
 オレンジ色のクレヨンが、コツンと、ピンクにあたりました。

「あいたたっ! オレンジねえさんに、しかられちゃったわ。はい色さん、ごめんなさーい」
 ピンクは、そういうと、ペロリと、したをだしました。

「ふわ〜ぁっ! もう、うるさいなぁー、せっかくきもちよくねむってたのにぃ・・・・・・。あれれ? クレヨンのもちぬしがかわってる」
 みず色のクレヨンが、大あくびをしながら、そういいました。

 それにつられて、むらさき色のクレヨンも、ながいねむりから、めざめたみたいです。

 「いやー、みんな、ひさしぶりー。ふたがあいたのなんて、なんかげつぶりだろう・・・・・・。もう、ずっと、あかないんじゃないかって、チョットしんぱいしたよ。あ〜ぁ、まぶしいったらありゃしない」
 むらさきは、目をしばたいています。
「あいたたたっ! あんまりにも、ながいあいだねむってたから、こしがいたいや」
 むらさきが、おおきく、のびをしながらいいました。

「きゃはは、いやだぁー、むらさきさんったら、まるで、おじいさんみたいっ!」
 ピンクが、いたずらっぽくわらいます。

「これっ! いいかげんになさい!」
 オレンジは、ピンクをにらみつけました。

「やーい、またおこられたー。プププッ!」
 水色は、おなかをかかえて、わらいころげています。

「あっかんべーだ! プン!」ピンクが水色をにらみつけました。
 なにやらクレヨンたちは、おおさわぎ。

「シーッ! ちょっとみんな。けんかしているばあいじゃないんだってば・・・・・・」
 はい色の、そのひとことで、クレヨンたちは、ようやくしずかになりました。

「この子、5本だけじゃ色がたりなくて、えがかけないって、さっきからないてるんだよ・・・・・・」
 はい色は、みんなにたすけをもとめます。

「ほほー。ぼくたちだけでは、ふまんかな?」
 むらさきが、いいました。

「だってサ・・・、ぼくサ・・・、せっかくクレヨンもらったのにサ・・・、これっぽっちじゃサ・・・、なにをかいていいのかサ・・・、ぜんぜんわかんないんだもーん・・・・・・、ウェ〜〜〜〜〜ン!」

 てつろうはまた、おおごえで、なきだしました。

「だから、ぼくが、お空をかけば? っていったんだけど・・・・・・」

「でも、ぼく・・・お空なんか、かいたことがないもん、それに青だってないしサ・・・・・・」
 てつろうは、まだごきげんななめ。

「だいじょうぶ。みんなでちからをかしてあげるから、ね、ね、かいてみよう?」
 オレンジのクレヨンにそういわれて、てつろうはしかたなく、そっとうなずきました。

「じゃ、さいしょにぼくをもってごらん?」
 てつろうは、いわれるままに、みず色のクレヨンをもちました。
 すると、どうでしょう・・・・・・。
 てつろうの手が かってに動き出して、すこしずつおえかきちょうをいろどりはじめました。

「ほーら、つぎは、わたしをもつのよ?」
 オレンジが、やさしくいいました。
 てつろうは、なんだかウキウキしてきて、だんだんと、目をかがやかせはじめました。

オレンジは、3びょうしで、お絵かきちょうのうえで、ワルツをおどります。
オレンジのゆうがなダンスがおわると、
つぎは、むらさきのばんです。

 むらさきは、『ヨッコラショ!』と、きあいをいれると、そっと、こごえでいいました。
「ぼくは、こしが痛いから、ちょこっとだけにしとくよ!」
 てつろうは、クスリとわらってしまいました。

「まってました。いよいよぼくのでばんだ! この日をどれだけまっていたことか・・・・・・」
 そういうと、はい色のクレヨンは、てつろうの手の中に、いきおいよくとびのりました。
 はい色は、この時とばかり、おもうぞんぶん、おえかきちょうの上をはしりまわります。
 はい色はまんぞくげに、てつろうの手をはなれると、
ピンクのクレヨンにむかっていいました。
「ほれっ! チビスケ、最後はおまえの番だ! きれいに、きれいに、しあげるんだぞ!」

「まかしとけって!」
 ピンクのクレヨンは、てつろうの手の中で、あっちに行ったり、こっちにきたりと、おおいそがし。

「ハ〜イ、いっちょうあがり! どんなもんだい!」
 ピンクが、じまんそうにいいました。

 すると・・・、おえかきちょうには、とってもうつくしい、ゆうやけの空が、がようしいっぱいに、えがかれていました。

「す・・・すごいや・・・・・・」

 てつろうは、目をパチクリしています。

「みんな、ありがとう・・・・・・。たった5本ぽっちのクレヨンでも、こんなにきれいな絵がかけるんだね? ぼく、おにいちゃんに、この絵、みせてくるよ!」
 

∞    ∞   ∞   ∞   ∞


「あれれ? ぼく、いつのまに、ねむってしまったんだろう・・・・・・?」
 てつろうは、目をこすりながらいいました。

 さっき、泣きつかれて、つくえによりかかったまま、どうやら、いねむりをしてしまったようです。

「あ〜ぁ、なぁーんだ・・・・・・ユメだったのか・・・・・・」
 てつろうは、ためいきをつきました。

(それにしても、すごく楽しいゆめだったなぁ〜)

 てつろうのあたまの中には、まだ、クレヨンたちのはなしごえが、ハッキリと、のこっているのでした。

(そうか・・・・・・、お空をかけばいいんだネ)

 てつろうは、さっき、ほうりなげてしまったおえかきちょうを、あわててひろいにいきました。
 バラバラになったページをめくってみると、あ〜らふしぎ・・・・・・。

 そこには、きれいな、きれいな、ゆうやけの空が、ちゃんと、かかれているではありませんか・・・・・・。

(・・・・・・!)

 てつろうは、おもわず、クレヨンの箱に、目をやりました。

 でも、クレヨンたちは、しらんぷりをして、スヤスヤとねむっているのでした。

                               (おわり)

                     BUY  マキュキュ

追伸   ( ̄○ ̄)お( ̄◇ ̄)や( ̄ο ̄)す( ̄ー ̄)ノ~~~み〜♪・:*:・゜★,。・:*:・゜☆


2002年04月06日(土)


 (日記)抜き差しならない理由 part機 福陰◆院─法!


         『抜き差しなら無い理由・・・・・・』

これは、張本人に取ってみたら、涙ぐましい程、切実な理由でも、他人(特に職場の先輩等)に取ってみれば、「フン! な〜にゅよ〜! それくらいの事で・・・・・・」と言うようなものが多い気がする。

例えば・・・・・・、遅刻の理由。

朝、出勤間際に、4〜5日間、腸に、溜まりに溜まっていた物が、やっとの事で
出産できる気配が起こったとする。

(あ〜〜ぁ・・・・・・、何で今なの? もう時間がないってのにぃ・・・・・・。でも、この機械を逃したら、今度は何時になる事やら・・・・・・)

今ここで我慢をしたら、腸の中で、又、巨大化して、明日から益々辛くなる。

でも、時計を見れば、刻々と、出勤時間が迫っている・・・・・・。しかし・・・・・・。あぁ・・・・・・、もうダメ・・・・・・。

意を決して、トイレに立て篭もる事10分。

 しかし、急いでいる時に限って、すんなりとは行ってはくれない。
「ぎゃ〜〜っ!! どうしよう・・・・・・遅刻する〜〜〜〜っ!!」
そう思いつつも、もう、既にアタマが出かかっている。(お食事中の方、失礼)
後一踏ん張り・・・って言う所で、まるで意志でも有るかのように、頑なに引っかかっている。テコデモ動いてくれない。
ど、ど、どうしよう・・・・・・。
頼む! 無事に出産してくれ〜〜〜〜〜っ!!

油汗は出るは、苦しいやらで、もうどうにでもなれ〜〜〜っ!!
と、半ばヤケクソになった所で、無事出産。
『ふぅ〜〜〜〜〜〜っ!!」

出勤時間から、何と、35分が経過。

「やばっ!!」

余りの安堵感と、爽快感に、放心状態になっている間もなく、家を飛び出す。

中間辺りまで車を走らせた所で、(あれれ? 玄関の鍵・・・閉めたっけ・・・・・・)
このような胸騒ぎが起こり始める。

(さっき、慌てて飛び出したからなぁ・・・・・・多分閉め忘れてるに違いない!)
確信的な不安になる。
もう少しで職場! と言う所迄行って、その胸騒ぎは、究極になる。
泣きたい気分で、家へと引き返す。

「な、なによ〜。ちゃんと・・・・・・閉まってるじゃん。(・・,)グスン
(こういう時は、大抵、カギはちやんと、閉まっているものだ。)

この時点で、すでに50分の遅刻。

そんなやこんなで、結局、1時間を大幅に送れて、職場に着く。

でも・・・本当に抜き差しなら無い理由なのに、本当の理由が言えないのが、抜き差しなら無い理由なんだと、気が付くのである。
このような時は、どうごまかせば良いのだろうか・・・・・・。

ハテ・・・・・・、皆さまは、こんな時、どんな理由を付けるのでしょうか・・・・・・。
是非ご一報を。
                     BUY  マキュキュ




2002年04月08日(月)


 【詩】トパーズの指輪 


 昨日の日記は、私と致しましては、少々過激でございました・・・・・\(__ )
誤解なさらないで欲しいのですが、昨日の日記は架空の話でございまして、決して私がモデルではございませんことよ。

実は、私・・・・・・、
本来は、ギャグ系、ドタバタ系が、読むのも書くのも好きなのです。
でも・・・、私生活は、品行法制を、絵に描いたようなものでございます。
あしからず。おほほほほ・・・・・

汚名挽回と申しましょうか・・・・・・口直しと申しましょうか・・・・・・、
本日は、うって変わって、真面目な物をご紹介いたします。
 これは、詩なのですが、これも佳作に選ばれ、何処かのラジオ局で、放送されたみたいです。
 あいにく、私の住んでる町には流れなかったので、聞いては居りませんが、思いで深い作品でございます。



『トパーズの指輪』 〜天国の母へ〜

あなたがこの世を去ってから

もう 十年になろうとしてますね・・・・・・

私 あなたに謝りたいことがあって・・・・・・

覚えてますか? 私の17才の誕生日の日のこと―

『お金がなくて、プレゼントが買えないからこれをあげるわ』と言って

自分のはめていた(トパーズ)の指輪を抜き取って、あなたが私に渡してくれた時

『こんなババ臭い指輪いやだ!』 

と、投げ返してしまった日の事

ごめんね・・・・・・

本当に ごめんね・・・・・・

今も あの指輪は右手の子指に光っているよ

そしてとても似あっているよ


あの頃の あなたと 同じ年になりました

                       BY マキュキュ


2002年04月09日(火)

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