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■ (日記) 電話のシンクロニシティ
昨日、数年ぶりに昔からの友人に電話してみた。そういえば彼女もイニシャルは【M】だ。 私の取り巻きに【M】と言う頭文字が多いのは愛読者の皆さんならご存知だと思う。
彼女は私が松本に来立ての頃、クラブでアルバイトをしていた時の同僚で、互いの彼との4人で旅行をしたり、互いの家にも行き来をし、何でも悩みを言い合える一番の仲良しだった。 私よりも8つばかり年上で、もう直ぐ還暦になるんだなぁ・・・・・・。 当時の彼女はホステスと言えど、性格は物静かで、中々エキゾチックで東洋的な大人の女の魅力が有った。
先日店に来てくれた諏訪方面の気功の先生【I】と私と【M】とが、そのクラブ上がりの同窓生として、今でも時折行き来をしている唯一の仲間だ。
2年ほど前に蓼科で3人で食事をしたり、【I】の家で気功を受けたり、当時はちょくちょく会う機会もあったのだが、皆家もバラバラ、仕事もバラバラと言う事でこの2年ほど【M】とは連絡を途絶えていた。
彼女は数年前に最愛の夫を癌で亡くし、子供にも恵まれなかった彼女は、孤独と無力感と今後の不安感に耐えながら、サービスエリアで働き、経済面では差ほどではないだろうが、精神的には何とかかろうじて生きていると言う感じだった。
彼女は夫を失った喪失感から鬱病になり、元気を無くし、仕事以外では家に引きこもっていると言う状態が長く続いている。 そんな彼女を見るのも辛く、又、彼女も人と会うのが苦痛なのではないかとも勝手に思い、輪を掛け、私自身が経済的に苦しかったことも有り、長い間連絡をしてなかったのだ。
フト彼女の事が急に胸に浮かび、そんな彼女の声が無性に聞きたくなり、昨日電話してみたのだ。
『元気?』と言ったら「それが元気じゃないのよ・・・」と相変わらずのネガティブな声。 『病気でもしてるの?』と聞いたら 「鬱が酷くなってきててさ・・・・・・」と彼女。
それでも私の電話がとても嬉しかったらしく、次第に声は急に↑上がりになる。 「寂しさと不安感でもうどうしようもない気分なの・・・・・・」 彼女はそう言い、素直に自分の弱味を見せた。
彼女がお酒を飲めるなら、タダでも良いから顔を出して欲しいくらいなのだが、彼女はお酒はたしなまない。 でも、店を始めた事を知らせ、コーヒーも有るし食事も出来るからいつでも顔を見に来て欲しいと告げたら彼女は驚き、何で知らせてくれなかったかと店の開店日を聞かれた。 『今年の3月9日なのよ』と言ったら、何と彼女の旦那さんの命日らしい。
それからしばし旦那さんの話になり、私も旦那さんとは仲良くさせてもらっていたので少しばかりしんみりしながら話し込んでいた。
店の開店日と旦那さんの命日が同じだったとは・・・・・・!
何かこの偶然は、彼女の旦那さんが彼女の身を案じ、私を使って電話をさせたような気がしてならなかった。 【アイツ・・・ずっと落ち込みっぱなしでサ・・・。何とかマキちゃん、電話でもして、アイツを慰めてやってくれよ・・・】 そう囁いた様な気がした。
これで彼女とは又繋がった。 そしてやはり、彼女が人を避けたがっているわけではなく、人の温もりを心から必要としている事も解った。 彼女との交流が又始まるだろう・・・・・・。 私はそんな人たちを慰める役目をしたい・・・。 心に希望を失い、元気をなくしている人に元気を与えるような、そんな役割を果たしながら今の店を維持して行きたい。 ただ飲んで食べて歌うだけの店ではなく、来てくれた人に元気を与えて帰すような店にしたい。
そんなアイデアを今、考え中だ。
2005年09月09日(金)
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