夕飯も食べ終わり、くつろぎモード。 おっさんは残業。 三人でそれぞれ過ごしていると・・・。 『何かいた!!』と、ムスメ。 すかさずソファに避難する私。 ムスコも遠巻きに見る。 何がいたの? 『分からないけど、多分ゴキ・・・』
ぎゃーーー!!なんとかして、何とかしてーー!! おいムスコ、お前何とかしろよ! 『クモが俺な!ゴキはムスメ!!』 お前男の子!!小6!! 『母ちゃんがやればいい!』 母ちゃんは無理ーー。 とりあえず二人とも、ティッシュを片手に臨戦態勢に入るのだ!!
素直に従う二人。 ティッシュて。 新聞紙とかさ、何か攻撃力があって攻撃範囲が広いものにしなよ。 何でティッシュよ。 命令したの、私だ。
まずはムスコが、命令する。 『おい、ムスメ。座布団をどけろ』 『なんで』 『そこにいそう』 『ゴミ箱のとこだったよ』 『移動したはず』
びびりな会話を、ソファの上で明後日の方向を見ながら聞く私。 一番びびり。 ムスコ、発見。 取り逃がした!! 『ムスメ、任せた!』 任せちゃうのかよ!! 『わかった!あっ!逃げた!えい!!』
捕獲!! 見事にティッシュで捕獲!! ・・・良かった・・・お前を産んでよかった・・・!! 今日から君はゴキ係だ!! ちっとも嬉しくないであろう係を拝命されたムスメさん。 褒め倒して、少しでもこの係が名誉ある係である事を刷り込んでいこう。
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