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■09車。
2005年10月25日(火)
娘・R(2才)を自転車に乗せてサイクリングやっほーしていたら、
向かい側から霊柩車がやって来たので

「親指を隠せー!」

と慌ててハンドルから親指のみを離して猿手握りにして隠したのだが、
Rは当然そんなことは分からず

「わっしょい!」

いや、お神輿じゃないから。

霊柩車を見たら親指を隠さないと親の死に目に会えない、という迷信は
昔、魔物は親指の爪から侵入してくるという俗信があり、その名残で
あるらしい。(「親指と霊柩車〜まじないの民俗〜」)

Rは親指を隠さなかったから僕の死に目に会えない。いや、所詮迷信。
ウダウダと悩む必要はない。しかし元がネガティブシンキングな僕は
どうしても暗い方に考えが行ってしまう。そこで僕はいろいろな受け
止め方を考えてみた。

1.ネガティブな親:

親の死に目に会えないということは、まさかRが僕より先に…。

(考えただけで縁起が悪いのですぐさま打ち消した)

2.ニュートラルな親:

そりゃ子供達に見守られて旅立つのがベストだけどなあ…。

(これぐらいの受け止め方にしておけば精神衛生上よろしい)

3.ポジティブな親:

なーに迷信迷信!地方によっては縁起がいいってとこもあるよ!

(とは言いつつもそこまで全肯定出来ない)

4.バカな親:

うはwwてことはRとずっと一緒にいれば、俺死ななくてよくね?
俺、クレヴァー!

(バカ)

はあ…いくら考えても根が田舎者なので、土着的な迷信を頭から否定
することが出来ない。おおそうじゃ。

神よ、Rはまだちっちゃくて分からないのでノーカウントってことで
お願いします。

よし…こう祈っておけばとりあえず大丈夫…ということにしとくか。

これを霊柩処置といいます。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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